2020/08/27 のログ
ご案内:「無名遺跡」にフォンさんが現れました。
■フォン > (手の上に奇妙な板……風水盤を乗っけて遺跡の中を歩いている締まりのない顔つきをしている黒髪の男。
凶悪な罠があちこちに点在している遺跡の中でその罠に引っ掛からず普通に歩いていて)
「盤の反応がひっきりなしだな……どれだけ罠を仕掛けまくってるんだろうな。
罠の見本市といった感じだよ……まぁ、引っ掛かってやらないとどんな罠かは分からないが、
自分が引っ掛かって体験するつもりもないし、引っ掛かるのは俺が出た後、後から来た人に任せるとしよう」
(危険を察知するように風水盤に念を込めて作動させているため、罠に引っ掛からず遺跡をまるで散歩の如く移動する男。
もし傍目から見る者が居たとするなら、この遺跡には罠がまったくないと勘違いしそうなくらい普通に男は歩いていた)
■フォン > (風水盤の導きの元、遺跡の奥へと踏み込んでいった男。
行き着く先には宝物が収められている部屋へと行き着くが……そこに収められていた貴金属の意匠は
この男が求めていた新たな細工の発見という目的とはそぐわない……率直に言えばただ煌びやかな物を使った下品な物であって)
「はあぁぁぁ~~~、どうやらここを造った者は見た目だけを重視する者だったらしいな。
それじゃあ、何かその時代が分かるような書物だけ頂いて、この国の事をまた深く学んでいく事にするかね……」
(いくら男の感性からしたら下品な代物だったとはいえ、素材としては高価な物だったのだが、
まったく興味がないとばかりにそれらの宝飾品を完全に無視し、隅っこの方にある書物に手を伸ばし、パラパラと流し見していく男)
■フォン > 「次に向かう事になる遺跡の作成者は芸術性を大いに理解している人間でいると助かるんだけどなぁ~」
(置いてあった書物の内、男の心の琴線を刺激したものだけを背負い袋の中へと収め、
手のひらに付いた埃をパンパンッと打ち払い、落としながら、次に遺跡に向かった時の成果を期待するような言葉を吐いていけば
男はここまで到るまでの行動と同様に風水盤を取り出し、一切解除していない罠だらけの往路を戻るために
風水盤で罠の位置を探知しながら、その姿を消していった)
ご案内:「無名遺跡」からフォンさんが去りました。