2020/07/07 のログ
ご案内:「無名遺跡」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 巨大な地下迷宮の中で、男が一人歩いている。
地表の暑さとは打って変わって冷たい空気を感じながら、迷宮の奥の奥へと歩いていく。
その薄暗さなど物ともせず、迷宮の構造をメモ帳に書き写しながら、ずんずんと進んでいく。

「……此処も行き止まり、と。OKOK」

男が、此処まで余裕なのは理由がある。
それは、この迷宮が本来、女性専用の迷宮であるからである。
まあ、つまるところ、男はこの迷宮の罠の対象外であるので、こうして地図など作る余裕もあるのである。

「(最初に落とし穴で落とされた時は死ぬかと思ったけど)」

既に脱出路も用意してあるので、何時でも脱出できる。
それをしないのは、まだ食料と水がバックパックに豊富にあるというのと、此処の地図を作っておけば、後で売ったり、或いは"何か"に役立つだろうという考えからだ。

「(迷い込んだ冒険者を出口に誘導すれば、恩も売れるだろうしね)」

クレス・ローベルク > ――男はそのまま何処かに歩いていった
ご案内:「無名遺跡」からクレス・ローベルクさんが去りました。