2020/06/14 のログ
ご案内:「無名遺跡」にフォンさんが現れました。
フォン > (異国の遺跡という代物に興味を示した黒髪の飄々とした顔つきの男が怪しい罠が多数仕掛けられている遺跡の中を
自分の身体の回りに符を浮かべ、その符が明かりを灯してくれている中、歩いていて)

「まぁまぁ、よくもこれだけ悪辣な罠ばっかり仕掛けまくっているもんだな。
主に発情を催す傾向の罠が目立つが、その合間合間に命を奪い取らんばかりの殺傷性の高い罠も紛れている。
油断したらこっちもあっさりお陀仏だな」

(手に持った風水盤により、罠自体に染み憑いている悪意の思念を察知し、事前に罠の回避には成功している男だが、
集中を途切れさせれば、あっさり罠に掛かるだろうと己の弛みがちな気持ちに自ら鞭打ちながら遺跡内を歩いていく)

フォン > (風水盤を手に持ちながら、凶悪な罠が仕掛けられまくっている遺跡内を歩いていた男の脚がふと止まって)

「ん? 命ある者の反応あり。
自分と同様にこの遺跡内を散策……おっともとい、探索している者か…それともここに生息している存在か…
どちらにしても避けては通れないようだし、そっちに向かっていくか」

(風水盤に起きた反応を確認し、少なくても命ある者がこの遺跡内に己のみではない事を理解すれば
男は再び風水盤へと視線を落とし、罠に警戒しつつ生命を持つ者が居るであろう方へと歩みを進めていく)

フォン > (命の反応がある方へと歩みを進めていけば、そこには4体の狼のような形状をした獣と
その餌食になったらしき2つの肉塊……食い荒らされて生前の姿すらもう分からない人の死体がある状態で)

「おっと、食事中にお邪魔しちゃったか。
こっちは邪魔するつもりはないからここを通してもらうよ」

(まるで食堂のテーブルの横を通り抜ける時に話し掛けるような言葉を掛けながら獣の傍を抜けようとするが、
もちろんそのような言葉が通じる獣ではなく、追加の料理が来たかのように食い掛けの肉塊を放置して男に向かってくるのを見て)

「暴飲暴食は身を滅ぼすぞ。
それ以前に相手の力量を見極められない時点で破滅しているんだがな……」

(男はそう告げ、遺跡内を灯していた符の明かりを消し、この場にいる者たちが暗黒の中へと姿を消していく。

その暗闇の中から出てくる足音はただ一つ……それが誰だったのかは語る者はいないだろう……)

ご案内:「無名遺跡」からフォンさんが去りました。