2020/05/24 のログ
ご案内:「無名遺跡」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > ローブ一枚のみを身に纏い、何に出くわすとも知れない遺跡の中を今日も今日として一人歩いている人の姿。中に眠っている宝や魔物の素材を求めている訳ではない。誰かを探しているかと言えば少しだけ近いかもしれない。
薄手の衣服越しにも分かる、肉付き豊満な肢体はふらふらと踊る様な、その上で何かを待ち望んでいるのが分かる風に僅かに頬を赤らめさせて、その足取りは更に奥へ、人の手が加えられていない箇所へとごくごく自然に進んでいく……
「……」
やがて彼女が見付けたのは一際重厚な扉。まるで来訪者を招いているかの様に半開きになっている、埃と錆に塗れた如何にも怪しげで危険な雰囲気が漂っていた。
しかし、彼女は生唾を飲み込むと、危険を求めるがまま……誰か自分の欲望を満たしてくれる相手が居る事を不健全に信じて、扉の中へと足を踏み入れ……
荘厳で耳障りな音を立てながら、入り込んだと同時に彼女の背後で扉が自動的に閉じてしまった。
ご案内:「無名遺跡」に虹石の獣さんが現れました。
■虹石の獣 > (その扉が、果たして本来何の目的で造られ
何を招き入れる為のに存在して居たのかを知る者は、もう居ない
ただ、一つ確かなのは、開かれた扉の向こう側に
確かに、「其れ」が、居たと言う事
獅子や虎と見紛うかの巨大な体躯、灰銀色の艶やかなる毛並
部屋の奥、少しばかり段差を上った、まるで舞台の上にて
身体を丸め、横たわって眠って居るのが、女の目に見えた筈だ
そして――其の瞳が、来訪者の気配に、僅かに持ち上がる
其の瞳に、もし、其の場から逃れる事無く、人間の、女の姿が未だ在るのなら
――首が、ゆっくりと持ち上がるだろう
女の姿を、静かに、見据えるかの如く)。
■レフェーリア > ……ッ……(扉が閉じ切ってしまったが中には灯りが存在しているのかその空間を視認する事は十分に出来ていた。その中、玉座の様な一段と高い場所で眠る様にその身体を佇んでいた存在――大柄な姿を備えた、奇妙で初めて目にする魔物と出会う事になる。気付かれない様に身をすくめるのではなく、そこで彼女は緩やかな、遺跡の通路を渡り歩いていた時と同じ様な足取りでその獣へと歩を進めていき――手を伸ばせば触れられ、爪や牙が差し出されたのならば間違いなく引き裂かれる距離にまで縮めてしまった。)
■虹石の獣 > (――其の巨体は、普通ならば恐怖や威圧を与える物だろう。
事実、此れまでに出会った者達は皆、脅威であると言う認識を向けた
逃げ、或いは刃を向け、存在を否定し滅そうとし、捕えようとした
それ故に、きっと、この目前に現れた女の存在は酷く珍しい
恐怖が、無いと言う訳では無いのだろう。
だが、其れでも、淀まぬその歩みが、直ぐ傍まで近付くならば
爪が、牙が、女を拒絶し其の身を切り裂こうと動く事は――無い
眼差しが、女を見据える。
其の額に在る石が、室内の明かりを受けて虹色に淡く煌き
そして――長く、しなやかな尾が、しゅるりと持ち上がり
女の腰元へと、纏わり付く。 その気になれば、其の骨を砕き
胴体より二つに引き裂く事すら出来るだろう、強靭な尾が
其の身体を、己が傍へと、招く様に引き寄せた)。
■レフェーリア > あぁ…ッ……(額に備えている魔石の吸い込まれそうな虹色の輝きを目の当たりにしながら、その鋭い爪、口元から覗いている牙、全てが肉はおろか骨までも容易く引き裂けるだけの力を持っていると、見るだけでも感じ取る事が出来る。本来だったら数人がかりのパーティを組んでも倒せるかどうか怪しい、そんな存在に……絡み付く尻尾によって女性として十分過ぎる程に発達した身体を絡め取られ、僅かに両足を地面より浮き上がらせながら引き寄せられる。身を強張らせる事こそすれ、相手の願望を本能で感じ取ったかの様に――纏っていたローブを脱ぎ去り、くすぐったい程の尻尾の毛並みを地肌で味わい、豊満な雌の色香を淡く漂わせる。)