2020/03/15 のログ
ご案内:「無名遺跡」にルルーサさんが現れました。
ルルーサ > 「フン、この程度か。」

吐き捨てながらオークから槍を引き抜いて、その血を払う黒髪の女戦士。
長短それぞれの槍を扱い、魔法までも扱うオールマイティーな前衛。
ただ、男性不信の気があり、それでいて気が強いからか、真っ当にパーティを組めずにソロで常に動いているという、協調性に難のある女。

強さだけなら割と認められる腕なのだが………。

「………この遺跡はどうやら、そんなに大きくないみたいね。」

松明を手に廊下を照らす。
罠はあまり無く、住み着いた魔物が闊歩しているだけの単純な遺跡。

こういった遺跡は割と得意だ。
短い槍を構えてゆっくりと先に進む。警戒は怠らず……。

ご案内:「無名遺跡」にネメシスさんが現れました。
ルルーサ > 「甘い。」

振り下ろされた棍棒を紙一重で避けて、ゴブリンを槍の柄で薙ぎ払い。
死ね、と叫ぶこともなく槍で壁に縫い留める。
1人で何でもやれるように努力を重ねた結果、本当に1人で何でもやれるようになった。
槍の師匠には「そのままではお前は死ぬぞ」と警告をされたが。

「………依頼を選べば死ぬわけないでしょ。」

彼女は無謀ではない。
自分一人の能力に見合った仕事しか受けない。

ネメシス > 「へ~、凄いじゃない。」

廊下を歩く槍使いの冒険者の後ろから聞こえる声。
金属の具足の音が響き、その音は次第に大きくなっていく。

「貴女、冒険者よね?
一人で依頼を受けてるなんて強いんだ。」

白銀の鎧に身を包んだ女は、槍使いに笑みを向ける。

彼女は悪名高いバルバロ騎士団所属のネメシス。
余程世情に通じている者なら、その特徴的な鎧で名乗らずとも分かってしまうかもしれない。

そうでなければ、遺跡にやってきた一人の物好きに見えるだろうか。

ルルーサ > 「………………誰かしら。」

槍の穂先は向けぬまま、それでもいつでも薙ぎ払えるように構えて声の方に向き直る。
足音からして重厚な金属音。

「………貴方は貴方で、冒険者ってナリじゃないわね?
 強いかどうかは自分では分からないけど、この小さな遺跡くらいは苦労はしないわね。

 で、騎士団様が何か用かしら。」

1人で生きるためには、当然世の中の情報は集めている。
理解は早いし、判断も早い。

ふわりと殺気を球状に広がるように放って、ここから入るな、を言外に相手に伝えつつ、用を問う。

ネメシス > 「あら、私のこと知ってるのね。」

存在を認識されてなければ、奇襲の機会もあったのだが。
どうやら目の前の冒険者は強いだけでなく、判断力も優れているようだ。

「用というなら、勧誘かしら?
貴女みたいな優秀な人材を騎士団は常に募集しているの。
好待遇で雇うからうちに入らない?」

顔が知られている以上、迂闊に近づくことは危険である。
ゆえに、別のプランを実行することに。

腰に差したロングソードを抜かず、両手を見せて近づく。
むろん。相手が広げたエリアのギリギリ外までだ。

騎士団の評判を知っているのなら、従うものには手厚く、
歯向かうものには無慈悲に凌辱していることも知っているだろうか。

そして、騎士団は常に数で動く。
今も遺跡の壁の向こうでは静かに団員たちが動き回っている。
狙いは反対側に回ることで挟み撃ちにすることである。

今の会話はそのための時間稼ぎでもあった。

ルルーサ > 「噂くらいはね。
 ………私はあんまりつるむのは好きじゃないんだけど。

 じゃあ、後で考えさせてもらうわ?
 少なくともこの薄暗い中で待遇の話も無いでしょ。」

なんて、唇の端を持ち上げながら答えをぼやかす。

ええ、もちろん話は聞いている。
従うにしても、歯向かうにしても、しっかりと練り込まれた作戦であろう。


ならば、その半ばを狙う。
は、っと笑って相手の言葉を蹴っ飛ばすでも受け入れるでもない言い方をして。


「帰ったら考えるから、今は依頼中で忙しいの、わかるでしょ?」

どきなさいよ、と、言わんばかりの行動。
度胸はありそうだ。

ネメシス > 「そりゃ、貴女位強ければそういう考えも出るでしょうけど。
あいにく、皆が皆そうではないから。

だめよ、出会いは全て一期一会なの。
冒険者ならわかるでしょう?」

頭の良さが伺える回答に、表情が険しくなる。

どちらとも取れるし、どちらとも取れない良い返答である。

こういう手合いは苦労する。
何せ頭も切れるし、力もある。

「依頼なら私も手伝うわ。
これならどう?」

度胸もあり、それを裏付ける実力も感じられる。
ネメシスはいまだ到着しない別動隊にいら立ちを感じながらも、
笑みを浮かべて時間稼ぎを続ける。

もうまもなく、挟み撃ちをできる程度に団員たちが集まることだろう。

ルルーサ > 「言ったでしょ、つるむのは基本好きじゃないって。
 依頼は一人で充分。

 ………一期一会なら、そういった落ち着いた場所で出会えなかった運の悪さを受け入れるべきじゃない?
 勧誘をするなら、わかるでしょう?」

フン、と鼻を鳴らして、同じ言葉を引用して返す。
性格に難があるとはよく言ったものだ。ちょっと相手をイラつかせる物言いは自然らしい。

「………どいてくれない?
 私、ここに留まりたくないんだけど。

 ……………それとも、何。 やろうっての?」

目が鋭くなる。 別動隊には気が付かないまま、目の前の相手に意識を集中させ。
殺気が球から槍へと変わり、目の前の騎士に突き刺さるかのよう。

ネメシス > 「ますます魅力的な人ね。
話しているだけで凄さが伝わるわ。

う~ん、確かにその通り。
となると、こっちも腹を括るしかないわね。」

相手の指摘はその通りなので、腹を立てるわけでもなく。
どちらかと言うと自らの中で目の前の冒険者から伝わる魅力が増していく。
こうなった場合、とる手段は一つである。

「そうね、やりましょうか。
こちらの強さを示さないと従わないでしょうし。」

肌を貫くような殺気に触れ、腰の剣を抜き取る。
互いに大降りに振り回せるほどの広さはない。

となると、刺突か遠距離攻撃になるか。

「聖バルバロ騎士団副団長ネメシス、行くわよ。」

細身のロングソードを手に、いわゆる正眼の構えを取るネメシス。
鋼でできた刀身は多少の攻撃なら受け止めるだろう。

ドタドタと響く複数の足音。
ようやく到着した別動隊。
有象無象の団員10名前後が冒険者の背後数メートル後ろと、
ネメシスの背後に半数ずつやってくる。
それぞれが槍や弓、そして鎖状のマジックアイテムを手にしている。

ルルーサ > 「………っ!?」

どたどたと足音が響けば、ぴくりと身体が震えて。
顔には出さずとも動揺は伝わるか。槍の穂先が無造作に揺れる。

そう、一瞬悩んだ。
目の前の騎士に挑むか、背後の数名に一気に切り込むか。
悩んだ結果は、当然。

「……せっ、やぁぁあああああぁっ!!」

裂帛の気合。一気に地面を蹴って、目の前の騎士に槍を突き立てんと向かう。


本来なら。
じっくりと間を詰めて、持久戦のような戦いに持ち込めれば、リーチの差、刺突経験の差で有利だったかもしれないが。

彼女の弱点は、緊急事態においての判断力の低下だった。
一気に接近して、目の前の女を倒そうとする。 生中な冒険者であれば仕留められるかもしれないが。

ネメシス > 遺跡中に響き渡る足音は、冒険者の集中を揺さぶることに成功したようである。
今回連れている団員たちは腕利きも交じっているが、半数は相変わらずの雑兵レベル。

正面切ってこの切れ者冒険者と戦えるレベルではないのだが、数の強みでカバーする。

「…こっちに来るのね。」

ネメシスは口元に笑みを浮かべていた。
作戦が上手く運びそうであると言う喜びと、
下手をすれば命を失うかもしれない怖さに。

それほどにこの冒険者の気合は鬼気迫るものであった。

だが、その槍はネメシスの剣で防ぐ間もなく止まる。

背後から伸びた魔法の鎖が冒険者の四肢を絡めとってしまう。
これで動きが封じられば御の字。
ダメな場合はネメシスが隙をついて接近し、
腹か足を狙っての刺突を繰り出すだろう。

ルルーサ > 槍の刺突を剣で払われ、もう一本の槍を突き出そうとして、左腕が背後からの鎖に絡めとられ。

「ちっ、く、しょ………!!」

それでもからめとられていない右手の槍を使って、目の前の女の喉を狙う。
最後まで抵抗して、最後まで命を刈り取ろうとする獣のような女ではあるが。

「……っ、がっ………っ!!」

それでも、冷静さを失い、右腕の自由まで失えば敵にならない。
左の太腿を刺突で貫かれて、苦悶の悲鳴をあげながらその場に倒れ伏した。

ネメシス > 素早い上に、一撃一撃が鋭かった。
刺突を防げば、もう片方の槍が首元へ。
それもなんとか剣先で防げたのは、タイミングよく鎖が腕を絡めとったこともあるか。
1対1であればひょっとすれば…。

「考えただけでゾっとするわね。」

両腕を拘束し、左の太腿は剣が突き刺さっている。
女を絡めとった鎖は、魔力を一時的に封じ込める力が込められている。
名うての戦士や魔導士を相手にする際に用いる特注品であった。

「ふふ、ようやく大人しくなりそうね。」

今だ闘志を漲らせている女であるが、槍を封じたタイミングで団員たちが新たに鎖を伸ばす。
両足も鎖で絡め取ったのを見計らえば、遺跡の床に俯せにする。

「貴女、とてつもない力を感じるわね。
命は奪わないであげるから、私の子を産んでくれる?」

団員が二人、前後から接近してくる。
一人は女の装備を剥ぎ取り、性行為に邪魔な服までも剥ぎ取る係。

もう一人はネメシスの装備を脱がせる係。

女の足の傷が酷ければ、合間に簡単な治療も施すことだろう。

ルルーサ > 「…………誰がっ! 断るわよっ!」

この、離せ、離しなさいよ! と、喚きながら、暴れて。
治療すら近寄らせないようにしながら、鎖を何度もガチャガチャと鳴らして、今にも噛みつかんばかりの勢いを保つ。

両腕、両足を絡めとられていながらも、新入りの……力の弱い団員であれば、少し気圧されるかもしれない勢い。

とはいえ、装備ははぎ取られる。
チェインメイルははぎ取られ、槍も取り上げられ。
身体にぴったりとはりついたスーツは、鎖で拘束したままキレイに脱がすことはできないまま、地面に転がっている。

ネメシス > 「うちの団員になるのを断った時点で貴女に選択肢はないわ。」

布が切り裂かれる音がする。
脱がせることに断念した団員が、ナイフを取り出しては器用にスーツの一部を裂くことにした。
胸元と、また蔵だけを器用に切り裂く団員。

一部だけが露出した姿は全裸よりもある種、扇情的であった。

女は拘束され、魔力を封じられても強かった。
身じろいだ際に動く四肢で慣れない団員は殴られる。
代わりに、手練れが女を押さえつけ、殴られた団員は更に鎖の量を増やしていく。

大型の魔獣でさえも身動きできなくなるほどに厳重に縛られ、胸元と股座だけが露出する。

「こんな所でこんな大物が掛かるとは思わなかったわ。
今日は随分とついているのね。」

そう上機嫌に答えるのは、一糸纏わぬ姿となったネメシス。ちんぽが目に付くか。
女性らしい白い裸であるが、足の間から生えている極太のふたなり

噛みつかれては困るので、女の背後に回っては、割れ目の中に指を入れていく。
指の根元まで飲み込ませては、濡れ具合を確かめるように指を回して。

ご案内:「無名遺跡」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からルルーサさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にルルーサさんが現れました。