2019/12/25 のログ
ご案内:「無名遺跡」にデドロスさんが現れました。
■デドロス > (古代の魔法機械のお宝がある。そう聞いて格安で地図を購入したが。
どう見ても誰かが発掘、もしくは持ち去った後の様に思える遺跡だった。
足元の石畳は割れ、足跡は残され。壁には何かを運び出した時に付いたのだろう傷跡。
使用済みのランタンや、捨てられた保存食の缶詰なども見てきた。
入り口直ぐの広間だけでもこの状態、遺跡の内部に足を勧めるにつれて、その思いは大きく、落胆具合も深くなっていた。)
「ハーズレーってか?
たまには宝石の1個や2個、遺産や財宝でもありゃいいのによぉ。
宿代だって馬鹿にゃなんねぇんだぞ。」
(遺跡の財宝が望めないなら、せめて。
冒険者の行き倒れからの剥ぎ取りや、そういった副収入を捜し求めてしまう。
曲がり角を幾つか曲がり、緩やかな下り坂を降りながら。
探しているのは、そういった痕跡。耳を済ませるのは人の声が聞こえないかどうか。)
■デドロス > (ランタンで足元を照らし、転倒しないようにだけ注意して進む。
魔物がいる可能性もある、あるのだがそこまで一度に注意出来ない。
幸い道幅はそれなりに狭く、高さは十分にあるので逃げる事に不自由はしなさそう、ではあった。
挟み撃ちさえされなければ、だが。
ちらちら、後ろを振り向きながら順調に進んでいる。
順調と言う事は、当然実入りの有る様な物なんてないわけだが。)
「ハズレもハズレ、大ハズレじゃなけりゃいいんだが。
進むだけ進んで、怪物とコンニチハ、なんてしたくもねぇぞ。
引き返すかぁ?」
■デドロス > (そのまま遺跡を降りていく。
先に待ち受けていたのは財宝か、秘宝か。ただの悲報か。
冒険者とは安定しない職業、であった。)
ご案内:「無名遺跡」からデドロスさんが去りました。