2019/04/28 のログ
黒須 > (向かってくる矢の対処は間に合っていた。
すでに前方から来るのがわかればやる事は簡単。ただ、地面と一緒になるように伏せればよいだけである。
ただ、それを行った瞬間に自分の真上で強烈な熱と衝撃を感じる。
思わず頭を守るように手を当てて防ぐ。)

「…お前、魔術使えたんだな。」

(落ち着いたのちに起き上がり振り返って伝えた。
傭兵であるのは知っていたが、まさま魔術まで使えるまでは知らなかったがために単調な気持ちが起こった。)

「いや…どうやら、ただのトラップみたいだな。
もし、こっちの用事の相手だったら、もっとそれらしい臭いがするはずだしな?」

(仮に自分の調査対象であった魔族の軍であるならば、触った時の手の匂いや足の匂いなどでわかるが、そんな匂いもしないためにこっちの用事の物で無いのがわかった)

カイン > 「使おうと思えばな。あんまり得意じゃないからやりたいわけじゃないが」

燃費も良くないしなと首を鳴らして言いながら、
落ちてる矢を見下ろして肩をすくめて言い返してみせる。
相手の様子に顎に手を当ててしげしげと眺めてこ首を傾け。

「まあ、そういうことならとりあえず気にしても仕方ないか。
 で、調査の目星は付きそうかい?」

黒須 > 「ダメだ。匂いがしねぇ…。
最近のも…それより前もな?」

(道を歩いているがどうにも魔族らしい臭いが見つからない。
もし過去に潜入しているなら、その跡が残っているはずなのにも関わらず、それすら見つからない)

「どうやら、単なる噂だったみたいだな…。こりゃ、調査書書くのもめんどくせぇな…。」

(長い後ろ髪を掻きながら顔を歪めてめんどくさそうにした。
そのまま、再度歩きを続けて道を進む)

「…ん、外の匂いだな。もう外に出れるかもしれないぞ?」

(地面や草、革や動物の匂いがより濃くなっているため外に出れることがわかる少しだけ歩行の勢いを速めていく)

カイン > 「外れなのは外れでいいことじゃないか?
 まあ、さっきの罠考えると変なのが潜んでても不思議はないが」

この遺跡の罠のタイプとは明らかに違って見えた代物だ。
片目を瞑って言い返しながらも相手の言葉におや、と声を上げ。

「んじゃまあ、このまま素直に帰ってしまいますかね。
 やれやれ、助かったよ。一人だともっと歩くことになったに違いないからな」

あいにくと野伏せとしての技量が高いとは言い難い。
ほっと息を吐きながら言い返してゆっくりうなずき。

黒須 > 「そうだな。俺も…用のない所に長いする趣味はねぇしよ…。」

(そう言いながらも歩を進めると、ようやく日の光を浴びることが出来た。
少しの間であったが、暗闇の中を歩いていたため目が慣れておらず、日が入れば眩しくて仕方がない。)

「…外だな。
はぁ…とりえず、罠一発だけで何とかなったか…。」

カイン > 「それじゃあさっさと御暇するとするか。
 あんまりお前さんを独占すると、それはそれで後が怖そうだ」

相手に細君がいるという話は前に聞いているのを思い出し、
喉を鳴らして冗談を飛ばしながらゆっくりと出口から外へと出てくれば、
思い切り息を吐き出して首を鳴らし。

「正直酒のんでとっとと寝たい気分だ」

黒須 > 「あ?何の話だ…?」

(何か起こりそうなことを話しただろうかと思いながら片眉を上げた。
特に共に一緒に居ても何もないのだから別に問題ないのに、相手の冗談が妙に引っかかった。)

「俺もそうしたいが…こちとら、調査書書かねぇとな…。
あ~ぁ…めんどくせぇ…。」

(あくび交じりに言いながらも頭を掻き、めんどくさそうに顔を歪める)

カイン > 「いや、なんでもない。気にするな」

クックと喉を鳴らして言い返して首を横に振って見せながら、
剣の柄を軽く鳴らせばゆっくりと歩き始め。

「少し行った先に荷物を置いてるんだが、盗まれてなかったら手に入れた酒を譲るよ。
 かなりの上物だから少しくらいは慰めになるんじゃねえか?」

そんな他愛のない会話を投げかけながら、その場を後にしていくことになるだろう。

ご案内:「無名遺跡」からカインさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」から黒須さんが去りました。