2018/11/20 のログ
ご案内:「◆無名遺跡(イベント開催中)」にヒュルフェさんが現れました。
ヒュルフェ > 探索がある程度されているこの無名遺跡だが、未だ見つかっていない部屋やそこに眠る財宝が多いというのは
トレジャーハンターなら誰でも常識として知っていること。
今日も今日とて同業者が少ない夜半にこの遺跡に潜る少女の姿がある

「と、…危ない危ない…」

床に仕掛けられていた魔方陣。女性を凌辱する触手を召喚する効力を持ったそれを目ざとく見つけ
軽く傷をつけて陣の意味を無くす
こういった知恵は、昔家に来た冒険者から暇つぶしに聞いたものだが存外役に立っていて。

「こっちの方には、まだ行ってなかったね、と。…罠にも注意しないと」

何度か、危ないことはあったがまだこういった罠にかかり…辱めを受けたことはない彼女
こういった職業には危険が付き物だが、それだからこそ体を捧げるのは愛しい相手がいい、と思っていて
だからこそ必要以上に気を付けている節もあるようだ。

すり足でゆっくりと前を確認しながら、持った角灯しか灯りがない暗い遺跡を進んでいく…

ご案内:「◆無名遺跡(イベント開催中)」にブラッドドレスさんが現れました。
ブラッドドレス > 遺跡の通路を往くヒュルフェの前、行き止まりの壁が見える。
その壁には石の彫刻でできたフックが穿たれており、何かしら紐状のものが掛けられている。
光を差し向ければ、キラキラと無数の反射光を返す。宝石のあしらわれたネックレスか。いわゆるお宝だ!

しかし待て。
そのお宝の前方15mほどの壁に、先程と同様の魔法陣が描かれている。
発動すれば、触手生物が召喚されるのか、催淫の魔術が襲うのか、あるいは。ロクなことが起こらないことは確かだろう。
だがそれは薄ぼんやりと光を放ち、最小限の明かりで進むヒュルフェには容易に発見できるものである。

しかしさらに待て。
その魔法陣の対面の壁には、より悪辣で巧妙な罠が潜んでいた。正確には、罠とみなして差し支えない、とある生物が。
その名をブラッドドレス。薄い体を持つそれは、遺跡の壁に完全に擬態し、ザラザラの質感すらもその表皮に浮かべている。
熱も放たず、触れても硬い感触以外のいっさいの反応を返さない。
宝物や魔法陣に気を取られながらさらにこいつの存在にも気づくには、よほどに熟練した洞窟探索のスキルと勘が必要だろう。
ヒュルフェは如何に。

ヒュルフェ > ゆっくりと、じれったいほどの速度で遺跡を進んでいけば
そこから先に道はなく…ただきらり、と目に反射する宝の光

「…収穫。…だけど…」

に、とその宝石があしらわれたネックレスを見て笑い
宝石は商家にいたころに仕込まれた鑑定眼によって大体の価値はわかる
億万長者、とはいかないが1日か2日、好きな買い物をしたりおいしそうなものを食べられるだけの価値はあると見て

しかしそこは慎重な彼女。素人のように飛びついたりはしない
薄く光る魔方陣はしっかりと確認し。
魔術を修めてはいない彼女ではどういった種類のものかはわからないが罠であることは明白
また手持ちのナイフで陣を傷つけ、効力を無くすことをまず目標として

「……、と…」

ゆっくり、ゆっくり地面の罠などにも警戒しながら魔方陣に近づいていく
何か毒などが出ていないか、鼻をひくつかせながら。だが遺跡の壁…それも全くといっていいほど違和感を感じさせない擬態には気づいておらず
一般的なこの遺跡の罠は幼少の頃、冒険者から教えられていたが…その情報は正しくもあり、だが更新されていない
そんな状態では、罠を確認しながらのため、ゆっくりではあるものの…魔方陣手前の、擬態した壁に触れてしまうか

ブラッドドレス > 目の前に仕掛けられた魔法陣が容易に解呪される。どこの誰がいつ仕掛けたかは知らないが、お粗末なことである。
そして、侵入者の少女はなおも警戒を解かず、対面にあるなんの変哲もない壁さえも入念に探りを入れてくる。
石を切って組み上げられた壁はザラザラとした感触を指に返す。
往々にして、石と石の隙間や石そのものに罠が仕掛けられているものだが、いまのところそのような仕掛けの気配はない。

だが、ヒュルフェは気づけるだろうか。組まれた石の1つ1つではなく、そびえ立つ壁そのものに擬態している者がいることに。

仮死状態からわずかに意識を戻し、接触してきたヒトの気配をまんじりともせず探るブラッドドレス。
擬態を解かぬかぎり、ヒュルフェにはその壁はなんの仕掛けも異変もない石壁にしか思えぬだろう。
そして意識をその壁以外からわずかでも切ったと見れば、《それ》は即座に行動を起こす。

……まるで空間が溶けるように、遺跡の壁の一部が突然、闇に変じた。
正確には、《それ》が壁への擬態を一瞬で解き、一切の光を反射しない漆黒の表皮へと変えたのだ。
同時に《それ》は、まるで風になびくカーテンのごとく翻り、ヒュルフェに襲いかかる。
いの一番に、顔めがけて。とっさに振り払われないかぎり、ぎゅっと頭に布状の体の端を回し、締め上げ、視界を奪う。
そして次に、残る布地がするりと染み込むように、彼女の軽装鎧の隙間からその内部へと入り込んでしまうだろう。
薄い体はちょっとした抵抗や身動ぎ程度なら意にも介さず、わずかに湿った感触を残しながらヒュルフェの肌を覆っていく。
最終的には、彼女の鎧の下、下着を履いてればさらにその下にて、まるでレオタードのごとくトルソを覆うアンダーウェアへと変じてしまう。
そこまでうまくいけば、もはや顔を覆う必要もなく、すべてのボディを鎧の下に納めてしまう。

……とまぁ、ここまでが《それ》の狩りの常套手段。
はたしてヒュルフェは反応できるか。

ヒュルフェ > 石壁を僅かに削り、描かれた魔方陣を無効化しつつ
それでも油断などしなかった彼女。
これが、よくある石壁がスイッチになっていたり、あるいは石と石の合間に何か仕掛けがあったのなら
彼女はすぐに看破していただろう。知識と、今まで数十度も遺跡に潜ってきた経験がそれを可能とする

しかしそれ故に、ただの石壁だ、と判断すれば油断が生まれる
僅かに、次の床、壁に意識を向けた瞬間―――


「っ!、?」

すぐそばの壁が、黒く染まる
何かの魔術的な罠かと思ったが違う。
明らかに何かの意思を持ったモノが襲い掛かってくる

「ん、ぶ!、うぅ……ぅ…!」

反応した時にはもう遅い。手に持った解呪用のナイフで反撃を行おうと思ったが間に合わず…
虚しくナイフは空を切り、視界が塞がれてしまう
反射的に、顔に手を寄せ引きはがそうとするが更なる違和感が彼女を襲う

「!、?、んっん、っ?」

てっきり、罠にはまった愚かな冒険者を捕食する魔物かと思ったが
襲ってきたのは緩く…傷つける気などないように肌を覆われる感覚
服どころか下着の下…自分か親ぐらいしか触れたことのない場所まで覆われる

(こいつ、何が目的…?…大丈夫。ぴりぴりとした感触はない。私を食べようとしているわけ、じゃない?)

暴れれば刺激する可能性があるため…僅かに体勢を変えたのみで。
冷静なのは、危ない魔物の特性も知っていたから。溶かされるなら、もう皮膚にぴりぴりとした感触があるはずだ、と

ブラッドドレス > 首尾よく、この慎重な冒険者の虚を突けたようだ。
《それ》はヒュルフェの鎧の下で胸部から股間までを覆うレオタード状のアンダーウェアへと変じると、即座に次の行動に出る。

ヒュルフェは人体に危害を加える分泌物を警戒していたようだが、帰ってきた感触はそれとは違った。
擬態語で書くなら、ぬめぬめ、べとべと。酸やアルカリは感じられないが、確かな湿り気があり、加えて生暖かい。
締めるように張り付く異形の布地が、さらに密着を高めるように、裏地の粘性を増す。
ここまでしてしまえば、剥がすことはおろか、布地の下に指を差し込むことすら容易ではなくなる。

そして、間をおかず。べとべとの裏地が、一斉に形を歪ませた。
女性の胴体の大部分を覆う布地、その裏地の全体から、無数の小さな触手がにょきにょきと頭を突き出し始めたのだ。
ちょうどヒュルフェの小指の先程度のサイズ。相変わらずのベトつきと湿り気、そして弾力を帯びたモノが、何千と湧き出す。
それらが一斉に、かつ乱雑にうぞうぞと蠢き、布地の下でヒュルフェの柔肌をくすぐり始める。
脇腹、背筋、鼠径部、へその周り。《それ》に覆われている箇所で、愛撫を免れている箇所はない。
一切の膨らみが見られない胸部にも小指状の触手が殺到し、両の乳首をつんつんと上下左右に弄ぶ。
女性器もわずかに割り開かれ、陰核を重点的に愛撫する。包皮に覆われているなら容赦なく剥き放ち、その裏にまでも入り込む。

ぬぢゅ、ぬぢゅ、ぬぢゅぢゅ。
生々しい水音が、ヒュルフェの纏う漆黒の布地全体から響き渡る。

ヒュルフェ > あまり刺激しないように、緩く剥がそうとはしてみたものの
粘性を増したそれは、彼女の力では到底剥がせない

暖かいため、体温を奪って弱ったところを捕食するタイプでもないようだ
問題は、剥がせない、というところだけ…という思ったところ

「―――っ!、んっ?…ぅ、ぁ…!?」

肌に密着した布地を煩わしく思った瞬間、それが始まる
全身から一気に刺激が襲ってくる
いきなり、布地の内側に感覚すら追いつかないほどの触手が突き出し始める

「ひ、く!?、あ、は、ぅ!は、は…!ひ、ふ…ぅっ、!な、に…こい、つ…!」

まず彼女の…育っていない性感から感じられたのはくすぐったさ。
柔肌を覆う、触手が這いまわる感触は彼女にとってはまず最初に笑いが来る
覆われていた顔から笑い声が遺跡に響き、ふらふらと身体が揺れてしまう
しかし…すぐにその感覚は違うものへと変わる。

「んっ、?、あ♡、!、なに、これ…、ひ、きゅ♡、ぁ…う…?」

柔肌を這いまわっているだけならわらいつづけるだけで済んだだろう
しかし次にその相手が触り始めたのは胸、乳首…女性器…そして育っていなくても敏感な、陰核。
容赦なく、急速に育てられる性感に戸惑いを見せ…その間にも確実に性感が高まっていく

「ひ、ぁ♡、あ♡、んっ!♡、はな、せ♡、はな、せぇ…!!」

そして甘い声を漏らしながら、急速に高まっていくそれに恐怖すら覚え逃げようとしてじた、ばた、と暴れてしまって

ブラッドドレス > 想定通り。かなりの面積を一度に襲った掻痒感で、少女はみるみる内に体の自由を奪われ、のたうち回る。
ほんの少し体の突起を弄ってあげただけなのに、人間とは弱い生き物である。若い個体ならなおさら。

しかし《それ》は容赦をしない。
くすぐったさに反応して上げた笑い声と、性感を伴って艶を帯びた嬌声とでは、後者のほうが好みだ。
敏感でない部位に『面』での愛撫を残しつつも、無数の触手の蠢きは『点』となる部位に向けてその精度を増していく。

女性として未だ成熟しきっていない(と思われる)胸部に、ぞろぞろと追加の触手が殺到していく。
四方八方から粘り気を伴う感触が襲いかかり、2つの突起をあちこちへと突き回す。
たまに襲撃がかちあって、ぐに、と強く摘むように挟み込む。そのままひねったり、ひっぱったり、あらゆる手段で刺激を加える。
乳首にありつけなかった数百の触手たちは、胸肉を柔らかく解きほぐすよう、その先端を胸壁に突き立ててくすぐりを継続する。

陰核には、乳首よりも力の籠もり方が強い数本の触手が絡みつき、とぐろを巻いて締め上げる。
そのままぐいぐいと引っ張り上げ、大陰唇の外へと引きずり出そうとしてくる。
陰核脚が癒合する恥骨部分までもきしませるほどの力で引き上げると、別の触手たちがクリトリスの根本に殺到し、突き回す。
女性の最も敏感な部位を、容赦なく最上の性器に作り変えようとする、手慣れた動きだ。

異形の責めはそれら3つの突起に過剰なまでに集中し、今の所は膣やアナルへと潜り込む手勢はいない。
膣口や菊門もまたくすぐるような愛撫にさらされてはいるが。
そして、体表から汗、性器から愛液が湧き出せば。それらはまるでタオルに染み込むかのように、《それ》の方へと吸われていく。
たまに「ちゅ、ちゅう」とすするような音も聞こえる。

ヒュルフェ > 触手に触れるのは水風船を触っているような瑞々しい雌の感触
それは捕食者が思う、弱い生き物そのものである

その柔肌に襲い掛かる、性感の濁流とも言うべき触手の群れ

男に晒せば笑われそうな胸に追加の触手が殺到し…
二つの突起が食われるかのように触手にこねくり回される
今まで体を洗う時程度しか触ってこなかったそこが捻られ、引っ張られ、摘ままれ、潰される
性感とくすぐったさ、その両方が彼女を翻弄する

「ひ、ぁ♡、あ、ふ♡、ぁ…っ!♡、やめ、そこ…ぉ…!♡」

本来であれば何度も何度も性交を重ね段々と開発されていくはずの性感
特に女性の場合、よほど自分で弄ったりはしていない限り…恋心などの肯定的な感情がない場合愛撫は苦痛となることが多い
しかし、この触手はその密度が違う
人間の一回の性交では成しえない、愛撫の濁流。
逃げられない状態で…陰核が引っ張り上げられ、つん、と尖って外へと引きずり出される

「は、ひゅぅぅ♡、くっ、あ♡、あ♡、ぁ…♡!」

敏感な部分を丹念に、力強く改造されていく。
手慣れた触手の動きはまだまだ開発されていなかった少女の性感を容赦なく高めていく
元々敏感なこともあり、すぐに硬く尖り…そこを弄る度、魔物が好む甘い声をあげるようになってしまった

「ひぅっ…?♡、この、す、うなぁっ♡、離れ、ろぉ…っ!♡♡」

敏感な部分を突きまわされながら、意識がくら、と揺らぐ
まだ…最も大事な部分を辱められてはいないが…
ある感触に、かぁ、と顔を紅くし、更に暴れる
自分が蜜を垂らしていること、汗をかいていることに気づいて。
更にそれを吸われていることに気づいて…少女らしい羞恥心で、なんとか逃れようと身を捩らせてしまって

ブラッドドレス > ぐちゅ、ぐちゅ。ぶちゅ、ぶちゅ。ぬぢゅ、ぬぢゅ。
様々な音色の水音が、少女の嬌声とともに遺跡に響き渡る。
音素に水気が増し、時折泡の弾けるような音も混じるのは、《それ》と彼女の接合部で確かに湿潤度が増している証だろう。

しかし遠目に見れば、水音や喘ぎ声の激しさと裏腹に、責めの激しさを第三者視点から伺うことは大変むずかしい。
軽装鎧の下、不自然に黒く薄い布地の裏側で行われてる異形の責めは、体表にほとんど違和感を表していないのだ。
注意深く見なければ、ヒュルフェがただ一人であられもなく喘ぎ立て、発情した猫になりきっているようにも見えるだろう。
衆目がないことは幸運と取るべきか、それとも助けが見込めない不運と取るべきか?

責めはなおも激しさを増す。
これまでの突き回すような愛撫から、徐々に『擦る』ような動きを取る触手が増えていく。
乳首を挟んだ複数の触手が、上下につまみ上げるのではなく、乳輪や頂点をなぞるようにズルリと這う。
陰核に巻き付いた触手も同様に、引っ張り出して伸び切った海綿体をゴシゴシと扱き立てるように弛緩する。
まるで、手指でペニスにそうするかのように。まるで、無理やり引っ張り上げたクリトリスをその状態で固定するかのように。
陰唇の内部にもさらに大量の触手が先端を潜り込ませ、潤った粘膜にベタベタと異形の粘膜を擦り付け、粘っこい刺激を与える。
膣口を浅く小突いたり、尿道口にさえもクリクリと身を捻って頭を突きこむ触手までいる。
その動きは、まさに『按摩』。人体の体液の巡りを良くし、代謝を促す動き。
摩擦で発汗が促進されれば、愛撫で愛液が溢れ出せば、湧き出すその端から容赦なく吸収していく。

《それ》は、興奮した女体がおいしい『汁』を出すことを知っている。
汁が出る場所、汁がより多く出るようになる術を知っている。
たくさん汁を出せば、ヒュルフェは解放されるのだろうか?

ヒュルフェ > 身体の内側で起こる、粘液の音
それに段々とより甘くなってくる彼女の声音がハーモニーし、淫らな音楽を遺跡に奏でる

傍から見れば、まるで男を誘っているようにも聞こえる甘い声を上げ続けるが
見れば、ただ軽装のトレジャーハンターが体を震わせているようにしか見えない
助けがないことは確実。邪魔されないために人の少ない時間を選んだのが不幸だったようだ

「ひ、ぁ…♡あ、ああっ、んっ♡、きゅぅぅぅぅ♡♡、あ、ふ…、あ、く…ぅ…んっ♡♡」

動きが変わったことはわかったが…どうすることもできず
薄い胸の頂点もまた、ぷく、と膨れ…柔らかな触手にわかるほど硬く尖っていく
つん、と尖ったそれは胸のサイズと合わせて可愛らしく主張し続けて

そこはまだ、開発が進んでいるところだ。しかし…同時に擦りあげられるのはより敏感な海綿体
緩く、強く愛撫され蕩けきったそそこはより敏感に、電気のような快感を彼女の脳に伝える
嬌声は更に高らかに魔物の聴覚を楽しませるだろう
そこに滑り込んでくるのは少しの痛みを伴った尿道への刺激と、女性の守るべき場所の入り口にまで近づいてくる気配
ただ逃れることもできず、なんとか身を捩って入らせないように、と動いて
そんな中で急速に、体が熱くなっていく。汗をかき、息を荒くしていけば…ある感覚が下腹部を襲ってきて

「…――――!!、ゃ、め♡、とまって、とまって…っ」

それに気づいた瞬間、さぁ、と今度は顔が青くなる。
懇願するように声を出すも…伝わらないことはわかり切っていて
その感覚は、誰もが経験はしたことがある感覚。尿意
普段は我慢ができるものだが…刺激を続けられれば、はしたなくそれが解放されてしまうことは、確実だろう

ブラッドドレス > 『とまって』という言葉。
異形の風体からは想像できないだろうが、《それ》は彼女の言葉を理解している。
数千の細触手でびっしりと皮膚に纏わりついているため、その言葉がなくとも彼女の体の変化は十分理解している。
そして……当然ながら、たとえヒュルフェの意志が伝わったとしても、《それ》が愛撫を止めることなどありえない。
むしろ、追い打ちをかけるように、《それ》の動きが三度様相を変える。

ざわ、ざわ、ざわわわ。
そんな音が鎧の下から響き、空気を震わせるほどに、布地の裏で触手たちが色めき立ち、動きを変化させた。
胸部を責め立てていた触手群が、いっせいにヒュルフェの体表を下へ下へと降り始めたのだ。
その蠕動は波紋となって、ヒュルフェの腹筋を不気味に強張らせる。
乳首に喰らいついた触手はその戒めを強め、ぎゅっと締め付けているが、愛撫の手管はややおざなりになったようだ。

他方で、下腹部。本来陰毛のあるべき位置から恥丘全体を覆うように、おぞましい触手の突起が明らかに密度を増した。
さすがにここまで偏らせれば、外からその部位を見れば明瞭に膨れ上がり、不気味に蠢いてるのも確認できるだろう。
何百もの粘膜質の触手がみちみちと、肉が擦れる水音をたてながら凝集する。
そのうち数割が大陰唇を無残に押し拡げ、陰核、小陰唇、尿道口、膣口をところかまわず突き回す。
まるでブラシのように、無次元の蠢きで粘膜全体を磨き上げる。
まるでピンセットのように、粘膜の襞をつまみ拡げ、変形させる。
まるでバイブのように、小刻みに震えて甘くせつない愛撫を骨盤の内に浸透させる。
まるでキリのように、痛みなく、ありえないほど奥へと尿道を掘削する。
いくつもの様相の異なる刺激が、入れ替わり立ち替わり、ときに綯い交ぜとなって、ヒュルフェの未熟な性器を襲う。
膣口より先は未侵入であることが不思議なほどの『圧』と『熱気』がそこにある。

わかるだろうか。《それ》が股間に集中させた触手群はみな、決壊のときを待っているのだ。
大丈夫。誰も見ていない。誰もそれを咎めない。

ヒュルフェ > 言葉は通じていないと思っている
しかし本当は、聞こえて居ながら無視しているということを知らない
そうして、更に…動きが変わる

「―――っ、?、ぁ………っ!」

ぐぅぅぅ、と触手が一気に下腹部へと降りていく
胸への愛撫は緩くなったが…しかし、下腹部が不気味に盛り上がっていく
そこから襲い来るものを想像し、一瞬体を強張らせる
それは無意味であることを知るのは、その後の一瞬なのだが

「――――ぃっ♡、ぁ…っ、あああああっ♡♡♡、ひ、ひゅ♡、お、ぅぅぅっ♡♡」

ぎゅち、と湿った音を立てて開かれる下腹部の唇。
挿入…奥まで犯されることはないものの、それ以外が全て、所かまわず犯されていく
膣の浅い場所が擦られ、背を反らし
より淫らに、ナカの形が変えられ声を上げ
雌の本能を呼びさますようなじわりじわりとした震えに膝が落ち、仰向けに倒れてしまって
小さな針のような触手が…我慢していた恥ずかしい感覚を更に増長させる

それら…人相手であれば1つ、あるいは2つ感じればいい方だろう
そんな刺激が全て、しかも繰り返し繰り返し彼女を責め立てて
タイミングを合わせ、ずらし、今度は3つ、4つ合わせて性器を責め立てる
高まる雌の熱は、あっという間に彼女を焦がし…

「いゃ、ぁ♡♡、いや、いや…ぁぁぁぁっ!!♡♡♡」

遂に、限界を迎えた。
まずは…まるで最後の抵抗のように、少し
ぴ、という音と共に触手たちの中に…彼女の排せつ物が落ちる
少し漏れてしまえば、あとはもう我慢などできず

ちょろろろろろろ……♡

「あ、あ…っ♡、ぅぅぅぅぅっっ!!♡♡」

身体を冷たい床に倒しながら、放尿してしまう。
冒険の間、密かに我慢していたそれを…勢いよく、謎の布地に向かって放ってしまって
それは、触手たちにとっては歓喜の水であり…更に興奮を促してしまうものだろうか

ブラッドドレス > 脚の付け根、粘膜の峡谷の底に穿たれた1つの細孔。
そこから泉のごとく温水が溢れ出せば、裂け目を埋め尽くしていた無数の触手群もざわざわと歓喜するように身をよじる。
その乱雑無為な刺激がさらに追い打ちとなって、ヒュルフェを苛むだろう。
筋肉の非随意運動を促し、二度と尿道括約筋を閉めることは許さない、といわんばかりの無慈悲な蠕動。

とめどない生理現象の迸り。ヒトが他人に秘匿すべき、最も恥ずかしい液体の漏出が、黒い布地の向こうで行われている。
しかし。倒れ込んだヒュルフェの脚には、汗の雫は見えど、それ以外の液体のきらめきは見られない。お尻の下にも。
甘い喘ぎ声の合間を縫って、シュー……という尿道を水が駆け上る摩擦音も確かに聞こえる。
しかしながら、床に大量の水が滴るはしたない音は響かず、忌むべき臭いの一片すらも感じられない。
そう、まるでそこに巨大な綿の塊でもあるかのように、排出された液体がすべて『吸い込まれて』いるのだ。
尿道口から放たれたものはことごとくその黒い布地に飲み込まれ、一滴も染み出さず、それどころか重さすら変化しない。

それでいて、《それ》の蠢きはあくまでも貪欲。
彼女の体内に一滴も『養分』を残すまいと、放尿の間じゅうずっと粘膜を揉み続け、恥ずかしい放出を促し続ける。
迸りが途切れれば、ぐいと恥骨を押し込んで、体内にある管を圧迫し絞り出そうとさえする。
そして、いよいよ最後まで引き出し終えたと見るや……突然、ヒュルフェの胴体を覆っていた戒めが外れる。
いままでの粘性が嘘のようにツルリと滑り、《それ》も下着の形を取るのをやめ、単純な黒い布切れへと変わっていく。
勢いをつけて鎌首を伸ばし、寝そべったヒュルフェの体から飛び退くと。
その単純な造形からは想像もつかない、コウモリめいた速度で宙を舞い、遺跡の闇へと消えていった。
五体満足な状態であれば追撃も可能だろうが、絶頂と羞恥にあえぐヒュルフェに対応できるかどうかは怪しい。

《それ》は単純にして狡猾な生物である。ただ養分を取るためだけに人間を襲い、養分が取れれば即座に身を離す。
遭遇からこれまでにかかった時間は実時間にして数分程度だろうか。
結局のところ、ヒュルフェは恥ずかしい排泄物を《それ》に飲まれただけで、彼を満足させることができたのだ。
……とはいえ、胸と陰部を襲った苛烈でおぞましい愛撫も本物で。
きっとそれはヒュルフェに、忘れがたい禍根を刻んだであろう。
ひとつ救いがあるとすれば、通路の奥に備えられた宝物が偽物でなく、幾ばくの価値がありそうな装飾品であるということくらい。

ヒュルフェ > 「ひ、ぅ…く…ぅんっ♡、…ぅぅ…♡」

溢れ出す温水を飲まれる感触を感じれば手で顔を覆いたくなるがそれすらもできず
乱雑な追い打ちによって更に、排せつが促される
筋肉は更に活発になり温水を触手に与え続ける

この触手は貪欲すぎるのか…大量に漏れ出たはずだが少しも匂いがしない上に…
本来の下着に水が沁みる感触もない
全て飲まれている、ということが羞恥を煽りつつ、ただし安心感も与える

「んんぅぅぅっ♡、あ…ふ…ぅ………、……?」

最後の一滴まで、恥ずかしい放出を促され…
それに呑まれ…最後の一滴まで、養分を与えてしまう
ただ、くて、と力を抜けた瞬間…
戒めが解かれる。急に自由になる体に戸惑いを覚えつつも
短時間ではあったが激しい責めに晒された体は、一歩も動けず

「……変な、魔物…」

かぁ、と体を熱くしつつ。息を吐く
逃げていく相手を見ながら…身体を休めて
回復すれば、唯一の報酬の宝物を手に、その場を去るだろう

…その、急速に開発された体を、震わせて

ご案内:「◆無名遺跡(イベント開催中)」からブラッドドレスさんが去りました。
ご案内:「◆無名遺跡(イベント開催中)」からヒュルフェさんが去りました。