2018/02/04 のログ
ご案内:「無名遺跡」にユエルさんが現れました。
■ユエル > (インドアな少女ではあるけれど、本業は錬金術師。であれば、時折材料を取りに外に出る必要も出てくる。いつまでもいつまでも家の中に引きこもって研究に明け暮れる・・・それができれば幸せではあるけれど、現実はそう甘くない。此度もふらりと材料と、ある程度の装備を整えてとある遺跡前まで赴いた。 ――今日もいつもと変わらぬただの冒険。または、採取。 そう、そのはずだったのだけれど・・・)
――はぁっ・・・!はぁっ・・・!
(けれど、此度はいつもと同じ冒険、とは相成らなかった。気がつけば普段入ることはない遺跡の奥地へ足を踏み入れて、息は上がって、身体は悲鳴をあげている。壁に寄り掛かるようにして手をついてきょろきょろと辺りを見渡して。)
・・・撒けた、のかな。
(こんな奥地にまで来ることになったのは全てはとある魔物に見つかったせい。いつもは入り口で軽く採取して帰るのだけど、ちょっと今日は調子が良かったもので、いつもより少しだけ深くに踏み入ってしまった。それだけならたまにあること。たまに、あることだったのだけれど、今日は少々不運がついてまわった。そこで、魔物、に見つかってしまったのだ。飢えてでもいたのか、血走った目でこちらを睨みつけ、吠えながらこちらを追いかけてくる魔物。必死に逃げてきたのだけれど、まるで追い立てるように遺跡の入り口を塞ぐようにして追いかけられ、気がつけば奥へ、奥へと追い立てられてしまった。 とりあえず、今は魔物の気配はない・・・ない、と思うのだけど。)
ここから・・・どう、しよう・・・。
(撒けたにしても、どうにかしてここから帰らなければならない。くるり、と来た方向を振り返ってみるけれど、素直に道を戻ればまたあの魔物に見つかってしまうだろう。とりあえず、ぐるりと迂回して入り口を目指そうと思う。心の中に隠しきれない不安を抱えつつ、錬金術師の少女はそろり、そろりと遺跡を徘徊する。 この遺跡の奥地には似つかない、明らかな 弱者 。 その絶好の餌を、この遺跡は見逃してくれるだろうか・・・。)
ご案内:「無名遺跡」にイヴリィさんが現れました。
■イヴリィ > 少女が迂回しようと進んだ先にぎらり、と光る赤い双眸二つ。
それはかつん、かつん、と硬質な音をあげて近づいてきて。
やがて、明かりに照らされた先に見えるのは幼気な少女。
小さく、くぁ、とあくびをしてから、携えた傘をくるり、くるり、と回して。
「……騒がしいわね。最もこんな所で眠ってるモノがいるなんては思ってはいないのだろうけれど」
かつん、かつん、と足を進めながら、少女に迫る幼気な少女の形をしたナニカ。
異質で異様な気配を纏ったソレがそこにはいた。