2017/12/30 のログ
■セラ > 「また、オークか……」
女性相手の竿役。時には男性相手にも活躍する、色事方面では意外と使い勝手のいいモンスター。精液からは強力な媚薬が精製できたりするが、今回の本命ではない。
不幸な遭遇戦を秒の単位で終わらして、周囲を見渡し首を捻る。
どちらが出口かわからず、現在位置も見失ってしまったのはちょっと困るが、ちょっと困るだけで深刻な問題ではない。
鼠という小動物は、戦闘などすれば逃げ去りそうなものなのに。さっきも同じのが居たような。それとも、別の個体なのか。
モンスターの類とも違うようだし、何なのだろうかと疑問が浮かぶものの警戒するほどのモノにも思えず意識はすぐに別の所へと向き。
とりあえず奥へと進むかと、こちらが奥だと思った方向へと足を踏み出した先で薄紙のように床が崩落。
「ん、おおおう?」
多少バランスを崩したものの、無事に着地したのは人の背丈を少し超える穴の底。妙に柔らかな足元の感触に何事かと目を向ければ、踏み抜いた落とし穴の内装は蠢く触手でびっしりと。
インパクトのある光景にひくりと、表情がひきつり。
まずは、触手のターン。挨拶代わりと、初撃に媚薬ガスの噴霧。ぷしゅっという噴気音とともに落とし穴の内部を満たして溢れ、周囲に漂う。
■リン > 「あっ」
目の前で探索者が床に沈むように消えていって、思わず鼠は声を上げる。人間の。
てこてこてこと石畳を歩いて穴のフチから覗き込めば、まさに触手が敷き詰められて
しかもご丁寧に媚薬のガスまで噴出している模様。
「すっすごい。本当にそんなん踏むんだ」
鼠の前足が鼠の頭をずらすと、蒼い髪の少年の興奮した顔が現れる。
鼠の皮をかぶった手のひらサイズの小人であった。
ひょっとしたらセラも見覚えがあるかもしれない。
彼は探索者がエロトラップにひっかかるのを高みの見物するよくない趣味があった。
ともかく、触手は湿った音を立てながら四方八方からセラに這い寄って
弱い箇所を探るように全身へとまとわりつくだろう。
■セラ > 何の準備もない人間が相手であれば、十分な効果が期待できたであろう媚薬ガス。
それを自前の耐性で耐えながら、うにょうにょと絡みついてくる触手に向かって剣を振りまわす。
「あ、こら。そんなところに入ってくるな!」
防御力自体は低いのか、すぱすぱと剣を振りまわすにあわせて刻まれる触手は、刻まれるはしから傷口が癒着して再生力の高さを見せつけ。
手数の多さで、振り回される刃をかいくぐった一本が太腿に絡みついてその奥へと先端を伸ばせば慌てた声をあげて、剣を手放し、手で引き剥がしにかかる。
命の危険を感じている様子は無いが、痴漢に襲われた程度には慌ててる様子で小人サイズの知った顔に注意を向けている様子や余裕は、今のところは無く。
「って、うわっ! なんか、汁が」
力加減を誤ったか、触手が脆かったのか。引き剥がそうとした手の中で、ぶちっと触手が千切れて体液を撒き散らし、降りかかる。
定番を踏まえて、特濃媚薬な体液が。
■リン > 一般女性であれば秒で戦闘不能になっていそうなエロトラップに対し健闘するセラを見下ろし、邪悪に歪んだ笑みを浮かべる。
別にこの罠はリンの差し金というわけでもないので完全にただの便乗である。
「わははは、踊れ踊れ」
さらに調子に乗ったリンは、小人サイズの青い提琴を取り出しかき鳴らし始める。
精神に作用し、心あるものの動きを鈍らせる呪曲だ。
完全に触手の支援である。言い逃れができない。
「いけっいまだ! 脱がせ! ストリップさせろ!」
欲望丸出しなリンの号令とともに、特濃の体液に怯んだセラの四肢に触手が絡みつき、
手足を広げさせ、ワンピースを脱がしにかかる。
別に指示に従っているわけではない。偶然である。
■セラ > 単純な手数の違い。
引き剥がし、振り払うのよりも多い触手の群れがうねうねと蠢きながら絡みついてくる。
にちゃりと、薄布一枚を隔てて肌の上で蠢き絡みつく感触に嫌な顔をして身を捩る。
「ん? あぁ、こら!」
響く旋律に何事かと周囲を見渡し、すぐに音源へと気づき。余計な事をされていると気づいて、お前はどちらの味方だといわんばかりに苛立った声をあげ。
ぬるぬると汁を塗り拡げるように蠢く触手の群れへと、すぐに意識を戻す。
自前の耐性の高さで、催淫効果によがり狂うような事にはなってないが、触手プレイに興じるつもりもないのに触手責めにあわされて、とてもだが嬉しそうには見えず。
にゅるりとぬめって力を逃がす触手に翻弄されて、ワンピースは脱がされていき白い肌が垣間見える範囲が広がっていく。
乙女の柔肌に絡みつく触手と、逃れるために身を捩るに合わせてゆれるたわわな胸元。扇情的な光景は鑑賞の価値はありそうではあるが。
こちらを助けるどころか、触手の支援に回っているリンへと後でお仕置きしてやると決意した瞬間でもある。
■リン > 「ふふふ……いい眺めだよ、セラくん……」
などと言って邪悪な悪役の気分に浸っているが別にこいつは何もしていない。
穴の縁から見下ろすのでは満足できなくなったか、ひょいと飛び降りて
敷き詰められた触手をクッションにして着地。
低い目線から、触手に翻弄され晒されていく珠肌、
見せびらかさられるような双つの大きな果実が揺れるのを、
じっくりと低い目線から楽しみ始める。
小人の視点で、パノラマのように広がる女体は眼福の極みだ。
被虐的な性癖を以前彼女には晒したことがあるが、
他者が嬲られているのを鑑賞するのもそれなりに好きなのだ。
媚毒に耐性を持つセラに触手は難儀しながらも、
服の隙間に潜り込んだり側面の吸盤で吸い付いたり愛撫したりといろいろ試している。
「いつまで余裕ぶっていられるかな?
態度次第では助けてあげてもいいよ……?」
にやにやと触手の上に立って笑うリンだが、
彼は別に触手のロードというわけではない。
調子に乗るあまり何の対策もせずに自ら穴の底に降りてしまったわけだが
……大丈夫なのだろうか?
■セラ > 「何がいい眺めだ、馬鹿者」
それよりも、何を触手の味方をしてやがるとぎろりと目線を向けたものの優先度は触手への対処が高くて、すぐに目を離して触手との格闘を再開する。
にちゃりと触手の粘液に濡れた生地が肌にまとわりついて気持ちが悪い。濡れて肌に貼りつく布地は、体のラインを隠さず。絡みつく触手が、女体の優美なラインを強調する。
ワンピースが肌蹴ていくにつれ、白い肌とそれを隠す黒い下着との対比が視界に入り。ローションをかけられたかのように、肌と下着は粘性の高い液体に濡れて光る。
「ひゃん! あ、こら……どこを触ってるか!」
触手の蠢きが胸の先端を弄ったり、ショーツの下に潜り込んで敏感な個所を吸盤で責めたりなどすれば、媚薬に悶える事にはなってなくても感度は増している様子で敏感に反応して、思わずといった風情で甘い声で鳴いて体を震わせ。
慌てた仕草で不埒な触手と格闘をするが、見ようによっては触手ごと自分の胸と股間を弄っているように見えなくもない。
「いや、待て。これは、別にお前の……って、平気なのか?」
上から目線で、黒幕的言動をしながら穴の底に降り立ってきたリンにまさか本当に黒幕なのかと驚いた顔を向ける。
逃げ場のない落とし穴の中には媚薬ガスがいまだに充満しているうえに、触手の上に降り立てば当然ながら反応した触手がにゅるりとその先端を伸ばして絡みついていく。
対策をしていないのであれば、触手からすれば獲物が増えた程度の事でしかない。
■リン > 触手とセラの格闘はまさに泥仕合、いや粘液仕合といった様相で、お互いに決定打を出せずにいる。
だが疲れを知らない触手のほうがやや有利といったところだろうか?
甘い声を上げ始め、上気するセラの肌。黒い下着は濡れてくっきりと卑猥な形を浮かび上がらせ、リンの目を楽しませる。
淫靡な光景そのものもいいが、この状況自体がたまらなく楽しい。
「おやおや、淫乱なオナニーショーがはじまっ――
ってそうだったうわーっ!!」
本当に何の対策もなく偽りの全能感だけでここに降りてきてしまったリンは
あっさりと触手の一本に巻き取られてしまい動きが取れなくなる。
ついでに楽器も手から離れ、呪いの旋律も当然ながら止む。
「た、助けてぇぇぇ」
さっきまで調子に乗っていた相手に対して助けを求める始末。
触手にぺっと鼠の皮も脱がされあっさり裸にされてしまう。
当然媚薬ガスもしっかり嗅がされた。
何をやっているのだろうか。
■セラ > 大人びた黒い下着姿で触手との粘液まみれの格闘を演じている穴の底のへと降ってわいた、もうひとり。
逃れるだけなら、自分を中心に爆裂魔法をつかうなどすればたぶんいける。
潰れた触手の返り血的な汁まみれになりそうなので、それは嫌だなという思考が働いて躊躇い、触手に絡みつかれて結局粘液まみれになったわけだが。
「お前は、その何がしたかったの……んっ…く! この!」
人を淫乱呼ばわりしながら降り立って、特に何かをするまでもなくあっさりと触手に捕まる姿を見てあっけにとられ。本当に、何をしに来たのかと思わず言葉が漏れる。
リンを捕まえた触手は、当然のごとく肌の上を蠢き。獲物を責め嬲るように、セラにそうしたように吸盤で吸いついたりなんだりと、反応を引き出すように試行錯誤をし。絡みついて扱きたてたり、尻穴を突きまわしたりと好き勝手に蠢く。
そのまま放置すれば、比喩的な意味でがっつりと触手に貪り食われそうな光景を演じながら、情けなく助けを求める姿に呆れたように溜息をつき。
指先を向ければ、しゅるりと風の刃が流れるように滑ってリンを拘束する触手を切り刻んで、束の間の隙を作り。引き換えに、返り血のように体液がどばっとリンへと降りかかる。
■リン > 「すいませんごめんなさい絵に描いたようなスケベ罠にひっかかってるのを
見下ろしてたらなんかどんどん楽しくなってしまっただけなんです若気の至りなんです
あーっ! そこだめ、やっ、いやぁぁ! あひぃぃぃ! 僕が悪かったからぁ!」
男女の差別をしないタイプの触手だった。
媚薬ガスで敏感になった肌を孔を突き回されれば
セラの百倍簡単に触手に屈して喘ぎ混じりの悲鳴を上げる。
「あわっぷ」
拘束する触手が切断され、べしゃりと床に叩きつけられ、溺れそうな量の微毒の体液を浴びてしまう。
ほうほうのていでセラの足元まで這ってすがろうとするが、床に肌がこすれるだけで気持ちよくなって、股座の肉茎がぴんぴんと存在を主張する。
「はっ、ひぃっ、ありがとぉ……
うう、このぉぉぉーっ、アクリス助けろっ」
半泣きのリンが必死の思いで念じると、落としたミニチュアの提琴が浮かび上がり、勝手にアップテンポな曲を奏で始める。
最初にセラに聴かせたものとは逆の効果が現れ――
拒まなければ力や魔力、俊敏性が増強されるだろう。
■セラ > 「ほほう、若気の至りであのような事をしたと」
しっかり、触手の味方をしてたような――と、向けるまなざしは冷たく。
切断される端から再生する触手の蠢きから逃げ出す姿を眺めつつ、言葉を紡ぐ声もまた、冷ややかに。
情けない姿を見せるリンの声に応じて呪曲を奏でる提琴へと、ちらりと目を向け。
力任せに触手を引きちぎり、片手でリンを掴んで上へと放り投げ。続いて自分も、落とし穴の底から跳躍して脱出。
「それで、謝って許してもらえると?」
悪戯と言うには、ちょっとシャレになってない。自分だからまだしも余裕があったが、どうしてやろうかコイツという目を向ける程度には機嫌がよろしくない。
先ほどの情けない姿に免じて、穴の底へと逆戻りさせる事まではしないが、謝罪の言葉ひとつですますには気が済まぬとじろりと眺め。
自然と、そそり立って存在を主張する肉棒へと視線は吸い寄せられる。
■リン > 「た、助かっ……」
ていない。
触手に弄ばれて感じやすくなった身体の火照りは収まってないし
自分を見下ろす美しい少女の怒りも収まっていない。
屹立する若勃起を隠すこともできない。
セラにじろりと睨みつけられれば、小さな体をますますビクリと小さくする。
「はひぃ……
せ、セラ様のおっぱいみたいに大きい器で見逃して……
だめ? その……なんでもしますから……靴でもなんでも舐めますから……
許して欲しいなって……」
媚びた笑みで慈悲を乞うが
ちらちらと周囲を窺っては逃げるスキを探しているあたり、
心から反省している様子はない。
■セラ > 腕を組み、怒ってますと言わんばかりの表情でリンの前に立ち。
謝罪の言葉のふざけた内容に、怒りの日に燃料を注がれて不機嫌さを増す。
「ほほう、そのような言葉でこのわたしが許すと?」
股間の元気な様子に、不埒な事を考えられないよう去勢してやろうかなどと考えて、しゃがみこみ。
指先を伸ばして、元気な肉棒をつんつんとつつこうとし。
「そんなに言うのなら、その大きなおっぱいに溺れるといい」
伸ばした指先をそのまま伸ばして、捕まえにかかる。そして捕まえたならば、胸の谷間へと落とし込み、両手で乳肉を寄せて集めて押し潰すように包み込み、大きなおっぱいの器でお仕置きにかかる。
■リン > 「こんな風に言えばお怒りも紛れるかなと思って」
ぜんぜんだめだったらしい。
踏み潰されたり去勢されたりする前に無駄とわかりつつも
全力で逃げるべきかどうかを考えて見たが実行には移されなかった。
そうする前にセラの手に捕らえられてしまったからだ。
「あっ、く、くるし……」
全身が分厚い乳肉にギュッと挟まれ圧縮され、肺から空気が追い出される。
触手の体液に塗れた身体が双つの膨らみに絞られ、擦られ、滑やかな肌が全身を愛撫する。
乳房がリンの身体に合わせて形を歪め、ぴっとりと吸い付いてくる。
ただ挟まれているだけで、苦しいのに、極上の気持ちよさだ。
「ううーっ、セラっ、だめっ、でちゃうよっ」
たまらず、びゅうびゅうと白い迸りを胸の谷の中に放ち、汚す。
■セラ > ふざけた物言い、ふざけた態度。
お仕置きが必要なのは明らかで、反省してないのも明らか。
ちょっとは危ない目にあったというのに、懲りてない。少しは懲りた気になるくらいには、虐めてやろうとぎゅむっと乙女の柔肌で押し包み、乳肉の弾力で圧迫する。
肉棒にそうするように、緩急をつけて責めればあっさりと射精に至り、白濁で肌を穢す。
「ふむ、煩悩が尽きるまで精液を吐き出させるのもいいが……これだと枯れるのが先か。反省したか?」
落とし穴の触手プールに突き落とすとか、自前の能力を全開で発情させるだけ発情さえて放置プレイとか。枯死するまで搾り取るとか、感度を増幅させまくってから壊れてもかまわぬと快楽責めするとか。単純に踏み潰してしまうとか。
裏でお仕置き方法を、色々と考えながら反省の言葉が聞けたのなら手打ちにしてやろうと、胸の谷間に挟み込んだまま、反省してるかの確認を行う。
■リン > 「は、はぁ、ふぃ……ほんとに溺れるかと思った」
この程度で済んでいるのはひとえにセラの慈悲だというのはリンとてわかる。
責めがおさまればふぅふぅと呼吸を整える。
谷間に身を預けたまま、しゅん、と眉尻を下げる。
いかにも申し訳無さそうな表情。
「……はい。悪ふざけがすぎたのは、僕もわかってます。ごめんなさい。
でも……」
ちら、と視線を上に向け、セラの顔色を伺う。
「せ、セラからのお仕置きはもっとほしい、みたいな……
奉仕だってするし……
あ、その、なんでもないです」
顔をセラの膨らみに突っ伏してしまう。
■セラ > 「安心するといい。溺れても、たぶんなんとかなる」
しおらしい態度のひとつくらいは取り繕えるのかと、反省している様子に満足したのも一瞬。
謝罪の言葉に、煩悩満載の言葉が続いて、これはダメだと息をつく。
「そこでお仕置きをねだるとは、呆れたヤツだ。
お仕置きを続けるのはかまわぬが、この場でこの格好のままというのも間抜けだ」
している最中に、うろついているモンスターに遭遇するともしれないし。お仕置き続行するのはともかく、このままではちょっと問題があるとリンを眺め。
「というわけで、続きは場所を変えてだな」
素材は採取できなかったが、玩具は拾えたようだと口元を緩め。
ダンジョンから脱出するための転移魔法を展開。とりあえずは、出すものが出せなくなるまで搾り取って、煩悩が枯れるか確かめてみるかなどと、呟き。胸の谷間にリンを挟み込んだまま、ダンジョンの中から転移して脱出する。
その後、どういう風にお仕置きしたかは、また別の話。
■リン > 「だってまださっきのガスとかが残ってるし……
おっぱいは気持ちいいし……
こんな“お仕置き”しておいて我慢しろだなんて」
うー、と唸り、煩悩はそんな簡単に消えやしないのだと主張した。
しかしお仕置きを続けるという言葉に、嬉しそうに微笑みを見せる。
内心、この人は甘いなぁなどと思いながら。
「う、うん。僕、セラの玩具になるから……
よ、よろしくお願いします……」
胸を高鳴らせて、そう応え。
自分のことを怒ってもらったり構ってもらったりするのが、リンは好きだった。
要するにどうしようもない構ってちゃんなのである。
そうしてリンは、自分を罰するものに連れ去られるのだった――。
ご案内:「無名遺跡」からセラさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からリンさんが去りました。