2017/06/28 のログ
ご案内:「無名遺跡」にルーフェンさんが現れました。
■ルーフェン > 蠢く触手に人の形をしたナニカ、更には冒険者の成れの果て…階層一杯にひしめき合う魔物に渋い顔を浮かべる
遺跡に眠る宝を求めて安易な気持ちでやってきたが、高いリターンには当然、高いリスクが付きもので、
ちょっと遺跡の地下に降りて宝を手に入れて高報酬…なんて上手くことが運ぶのは稀である
「地獄絵図じゃ…」
ムニムニしてる触手、ダラダラと身体の至る所から体液を滴らせるナニカ、ブツブツと聞き取れない声を繰り返す
冒険者の成れの果て…これから、あれらを素手で破壊しつくさなければいけないと思えばゾッとする
「これもまあ、メシの為…服も暑くなってきたから慎重したいしのぅ…」
ぽきぽき、と関節を鳴らしながら魔物だらけのフロアに足を踏み入れていく
途端に魔物たちの注目を浴びて一気に飛びかかってくる有象無象…両腕にあらん限りの稲妻を込め、
飛びかかってくる魔物を片っ端から切り裂き、焼き尽くし、叩きつけていく
ご案内:「無名遺跡」にオルセィユさんが現れました。
■オルセィユ > 触ると服が溶ける巨大な蜘蛛の巣に引っ掛かって服が結構溶けてほぼ裸に近い格好で、天井の近くのダンジョンの壁で最初はだらんとのびている。両手に握ったバナナだけは武器と信じて手放さなかった。
大きな獣たちの声に何か力を放つ音などを聞きつけて、初めてだるそうに目を開いて。
背中にある黒い羽根ごと蜘蛛の巣に絡まって、猿轡になっていた巣の一部をペッと吐き出して。
「勇者さま?掴まってしまったの。アラクネではないよ!助けてー」
まだ一部は寝惚けていて、ぼんやりとした視界。両手を及ばずながらぶんぶん振ってはきらきら笑みを浮かべ、一応断って助けを呼んでみて。
■ルーフェン > 切っても、焼いても、壁に叩きつけても魔物はわらわらと湧いてくる
此方は1人、敵は多勢、そのうちに囲まれてしまうものの、殲滅速度は変わらない
そのうち、囲まれてしまいわちゃくちゃに魔物の群れに押し合いへし合いされる中心から、ぽーんぽーん、と
千切られた魔物…或いはその一部が飛んでいく
「…キリがない…」
びゅん、と迫った触手を脇に捕まえ腕でロックしてぎゅうぎゅうとしながら少し休憩
不意に聞こえた声にちらり、と声のした方に視線を向ければ、蜘蛛の巣に捕まった人影を見つけた
「えぇ…なんで食われてないんじゃ…」
ぎゅるぎゅる、と腕の中で蠢く触手をそのまま、ぶちっ、と締め切れば、ぴょん、と飛び上がり
蜘蛛の糸に掴まりぶらん、とぶら下がる
「…取り込み中じゃ、後にせよ…あと、その手に持ったやつをよこせ、果物屋で見たことある食えるんじゃろ?
食ったら下の魔物を一気にかたす、エネルギーが足らん…その果物をくれるんなら助けてやらんでもない」
片手でぷらーんとぶらさがりなら、ほれほれ、ともう片方の手を彼女に伸ばし助け料?を要求する
下ではうぞうぞ、と魔物たちが蠢いている…気持ち悪い
■オルセィユ > 「バナナは武器です!………と、そんなに言うならあげるよ。でも武器がなくなっちゃった」
どんなに敵が沢山いても、傷一つないバナナ。黄色く実ったそれを手の中で握って見比べてから両方差し出して。これで蜘蛛の巣は切れなかったが、蜘蛛の粘液は不思議とつかずにいて。それではまるで、食料を大事に抱えているように見える。
蜘蛛の巣の中で腕を動かすと自由は限られるものだったが、粘着力と伸縮がうまく噛み合っていて腕を伸ばすことに成功。
みかじめ料みたいなものかと諦めてバナナを手放した―――見知らぬ勇者さまと信じている男の手の中にぽんとふたつ預けてしまおう。ケチケチはしなかった。
下を見下ろすとぐにぐに動いている。落ちたらあの中に、クッションにはなりそうだが気持ちはよくはないんだろうなと予想して顔を顰めっ面に、口をへの形にして嫌がって。
「蜘蛛はオネンネしてるみたい。っへへ。」
眠っているようだと。笑って不況を誤魔化し。
■ルーフェン > 「では、その武器とやらでそこから抜け出せばよいじゃろ…」
はあ、と溜息を零し渋い表情を浮かべるが、彼女がそれを差し出せば、おう、とそれを受け取り、皮も剥かずに
むしゃむしゃ、とそれほど時間も掛けずに食べきってしまう
口元をぐい、と拭えば、力が戻ってきたか、にぃ、と八重歯を見せてにやりと笑い
蜘蛛の巣にぶら下がったままくるり、と回転すれば天井に、足刀を放ち突き刺し、宙ぶらりんになった
「少しばかり、ビリッとするかもしれんが許せ
死んだらまあ、運が悪かったと思って諦めてくれ…呪ったり恨んだりは勘弁じゃ…では、やるぞ?」
蜘蛛、とやらは寝ているらしいので後回し、先に下の方でうぞうぞと蠢いているヤツらから片付けてしまおう、と
バナナ分とありったけの身体に帯電させた雷を両腕に集めて束ね、そのまま、どぉん、と一気に放った
放たれた雷光は集まった魔物の群れに走り、次から次へと伝播していく…そのうち、ぷしゅー、と
焼け焦げた魔物たちはドサドサ、と倒れて崩れ、触手はぴくぴく、と痙攣するようにしてそのうち動かなくなる
「……終わった。おう、主よぅ、生きておるか?」
当然、雷光は壁にも走ったはず…なるべく、彼女に向かわないよう出力は魔物に向けたから平気なはずである
たぶん、きっと……生きているであろう、彼女に声を掛ければ、ぶつんぶつん、と彼女を捕えている蜘蛛の糸を引きちぎり、ひょい、と天井から地上に降りた
■オルセィユ > バナナの皮は食べられます。新しい発見に目がキラキラと輝いて。口がポーッと開いたままになる。
「死ぬほど凄いショックをその体で?うーん、なかなかヘビーね、受けて立つわよ!」
両手は拳を握ってプチ臨戦態勢。構えを取り、衝撃に耐えるつもり。雷が伝線していく様は実際に見もので、はあーと感嘆の息で見守っていて。
「生きて、いるよー」
焦げた魔物だったものの中に降り立った男とほぼ同時に着地するとヒラッと蜘蛛の巣が解ける感覚。体に残った巣を自分で剥がして気持ちいいくらい、新鮮な空気を味わおうとしたら燒けた生物の匂いでちょっと気持ち悪かったので顔が一瞬固まったが大丈夫。
「ありがとうねー!さすが勇者さまだね!バナナ美味しかった?バナナの勇者様って呼んでいい?」
にこにこと笑みを浮かべて両腕でハグをしたら、溶け残っていた服がヒラッとまた一つ落ちて行ったがあんまり気にしていない。それよりも、感謝の意を示すほうに夢中だった。結構強い力で抱きしめようとしたが相手は平気だろうか。