2017/06/10 のログ
ご案内:「無名遺跡」にルーフェンさんが現れました。
ルーフェン > ウネウネと蠢く触手。てらてらと分泌する体液をまとい迫ってくる
始めのうちはそれを素早く躱していたのだが、無数に増える触手の数…結局、隘路に追い込まれてしまい

「鬱陶しい…っ!」

鋭く迫った触手の一本を素手で掴み、力の限り引っ張っると、壁が崩れて無数の触手の本体、
蠢く触手の塊が姿を見せる

「気色悪い…っ!潰れてしまえいっ」

引っ張った勢いのまま、反対側の壁へ塊を叩きつけると、ひどい音を立てて触手が四散する
びくびく、と手の内で蠢いた触手も力なく…どろり、とした液体を分泌させると動かなくなった
残骸を手放し、未だ、蠢いている触手の破片を渋い顔をしながら踏み潰していく

「ばっちぃのう…きしょいのう…」

壁に叩きつけた衝撃で飛び散った体液がマントや衣服にまで飛んでいる
うえぇ…と舌を出しながら奥へ進む…湧き水でも何処かにないだろうか、と暗がりをキョロキョロしながら進んだ

ルーフェン > 冒険者の身につけている身分証…どこぞのギルドで登録した冒険者に配布される記章があるらしい
死亡した冒険者の記章を王都にあるギルドの本部へ持っていくとお礼が貰えるらしい
そんな話を聞いたのは酒場で無銭飲食をし、代金の替わりに薪割りをしていたときの事である
お礼、というのが如何程のものか判らないが、この噂話に飛びつき、無名遺跡の地下へと赴いた
冒険者の記章を幾つか手に入れ、ここまで来たが、小さなそれを見るとこんなもんがのう…と
噂話の信憑性を今更疑ったりしてしまう…とはいえ、折角ここまで来たので、拾えるだけ拾い、
あわよくば宝でも見つからんもんか、と遺跡の地下を進んでいった

割れた岩から地下水がちょろちょろと流れている箇所を見つければ、とりあえず、べっとりと汚れた手を洗う
綺麗さっぱり、手を洗えば、手を鼻先に近づけてくんくん、と匂ってみると若干、生臭い気がした

「ぐぇ…あんな魔物ばかりおるんか…ここ…
 あっ、行き倒れとる…」

そうしてまた、行き倒れた冒険者を見つければごそごそ、と骸を漁り、記章を取り外してはポケットへ入れる

ルーフェン > 噂を頼りに小金を稼ごうとずいずいとさらに奥へと進んでいく
こうして集めた記章をギルドの本部へ持っていき、ドラゴンがどうなったのかは、また別の話…

ご案内:「無名遺跡」からルーフェンさんが去りました。