2017/05/07 のログ
ご案内:「無名遺跡」にエルツさんが現れました。
エルツ > 「うーん……どうしよう、これ」

(昼なお暗い遺跡の奥…床に座り込んでいるのは丸盾と長剣で武装した少女。見ての通り冒険者なのだが…テレポーターのトラップに引っかかってしまい、現在自分でもどこにいるのか分からない状態になってしまった)

「多分、全員飛ばされたよね…出来ればボクだけってのがいいんだけど…けど、ほんとどうしよ」

(背嚢からランタンを取り出し火を灯し、ため息をつきながら携帯食にコップも取り出す。この窮地の中食事の準備をするあたり、少女の性格が垣間見える一幕)

エルツ > 「とりあえず、食べよ。いただきまーす」

(取り出したのはサンドイッチ。遺跡に潜ったのは今日の朝早くだったから事前に作っておいたものだ。他の仲間も自分の物を持っているから、少なくともすぐ飢えるということはないはず……他の携帯食については自分の担当だから、迷子が長期化すればそうも行かないけれど。

コップには水魔法で水を注いで、レモンの果汁を少しだけ入れておく。サンドイッチはスクランブルエッグにベーコン、そしてレタスとトマトを挟んだボリュームたっぷりの代物である。大口を開けて齧りついたそれは、ベーコンの旨味と、野菜のシャキシャキした歯ごたえ、卵の濃厚さと甘さ。ソースに塗った辛子マヨネーズが程よく刺激的。腹も満ちるが味も問題ない出来である)

エルツ > 「水分でへにゃっとなるかもって思ったけど…うん、いけるね」

(パンに水分が染みないよう、一応挟むパンの表面はトーストしておいたし、野菜類はパンに触れないよう中央へ置いたのが良かったらしい。今度はサーモンを挟んでみようかなあ、なんて思いながら水分補給もしっかりとした食事を終了して)

「ご馳走様っと…うん、そろそろ現実を見ようかな…見たくないけど」

(迷ってしまった。周囲に敵もいなさそうだけど、人影だってない。そもそも、ここから地上までどれくらいかかるのか…考えれば考えるほど、絶望したくなる現状)

「こういう時は…とりあえず、地図かな…あと、チョークっと」

(キュッキュと壁に落書き。スタート地点という文字を書き込んだ。白紙の紙にも同じものを書き込み、分かる限り通路の様子も書き込む)

エルツ > 「正直、シーフスキルのないボクが単独で進むのって、自殺行為なんだけど…」

(自分にあるのはちょっとした魔法と、剣の腕。例え目の前に罠があったって気付ける自信はない。
しかし、現在地を知らせる手段も、助けを呼ぶ手段もない状況で座り込みを続けるわけにもいかず…せいぜい、歩く進路を細かくマッピングしながら、床や壁に注意し、物音にも注意を払いながら進む、くらいしか出来ない)

エルツ > 「生きて出られたらいいなぁ…」

(はふ、とため息をつきながら歩いていく。仲間の事は勿論心配だけど、まずは自分の生還を目指そうと)

ご案内:「無名遺跡」からエルツさんが去りました。