2017/03/06 のログ
ご案内:「無名遺跡」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」にアンセルさんが現れました。
シンシア > あれからも地下を進み崩れた空間や通路を見てまわってた
遺跡荒らしや、財宝目当てに入ってきた人の足跡だったりゴミを見つけることはあったけど
手がかりのようなものは見当たらない

どのくらい先に続くかもわからないけど、わずかに空気が流れてるのを揺れる前髪に感じれば
先はどこかに続いてるということで

アンセル > また書置きもなく出かけ、今度は一夜待っても帰ってこない彼女を探して
匂いを頼りに森にと入ればたどり着いたのはとある遺跡
入った匂いはするが出た匂いはなくまだ潜ったままなのかと知れば一度戻り準備を整えて遺跡にと潜る

暗い遺跡内をランタンの灯りと彼女の匂いを頼りに時々に道を間違えたり
そうしながらも遺跡の中を…やや大きな足音を立てて潜り進んでいく

シンシア > ただ見てるだけ、触れてるだけ
明かりを小さくしたカンテラの明かりを揺らし時々崩れた壁とつながる空洞に入っては
周辺を見て回る、わずかな風となにか匂い…潮っぽい

「海が近いのかな」

風に混じって感じた海の匂い
まだ石壁は行き止まりだけど
崩れた空間から風化した空洞が続いている
足元は悪く、遺跡のように人が作った空間ではなくなってる
匂いだけで波の音は聞こえないから、まだ海までは遠いのだろうと
躊躇いながらもゆっくり進んでみる

アンセル > 幾つかの階段を下りて奥へと進んでいく
そうしていけば彼女の匂いのほかに微かな潮の匂いを鼻に感じて

「どこかにつながっているのか?」

こんな場所で海の匂いを嗅ぐはずがないと首を振り足を進める
潮の匂いのお陰で僅かに追いにくくなるのを気にせずに
そうして前方に僅かに灯りが見えてくれば彼女の名を呼び駆け足に血迷っていく

シンシア > 前しか見ずに進んでいた
潮風を感じれば海に出るのかと…先へと

後ろから、名前を呼ばれた気がして足を止めて振り返る
ほぼ1本道に近い場所で
多少離れてても、声は響くし聞こえてたから

「…アンセル?」

アンセル > 声をかければ前方の灯りが進むのが止まる
彼女で間違いないとさらに近づいていけば探していた彼女
その傍にまで駆けよれば肩を掴み

「シンシア、戻ってこないから心配した
怪我はないか?」

肩を掴んだままじっと彼女を見つめれば怪我はないかと灯りの中で確かめて

シンシア > 「…ぁ、うん…なんともない」

珍しく人の姿で走ってきたアンセルが肩を掴むことに
少し驚いたように見上げて

「ぁぁ、ごめんね、なにか探さないととおもって」

地下に入れば、外が夜か昼かも気づかないし
体内時計も気づかないほど、なにか抜けたように探してたから

ご案内:「無名遺跡」にノーガルトさんが現れました。
アンセル > 「本当になんともないのか?
変な物も食べてはいないな?」

驚いたように見上げる彼女に顔を近づければ血の匂いがしないかなどをしっかりと確認するように鼻を鳴らし

「シンシア、探そうとするのは構わない
一人で行くのは駄目だと言ったはずだ」

それに一日帰ってこなかったと珍しく言葉が強く告げて
額に手を当てて体温が高かったりしないかなども確認をする

ノーガルト > 『がんばれ、ノル!もうちょいだ、もうちょいで外だから!』

(ディンに励まされながら、ノーガルトは一歩ずつゆっくりと移籍を進んでいた。
森の中をさまようこと3日、ようやく見つけた洞窟の入り口。
その入り口を、奥へ奥へと進み―――見つけたのは、一本の野太刀だった。

結果だけを言えばそれを手に入れることはできた。
ただ―――心身ともにあまりにも大きなダメージを、ノーガルトは受けていた。
いつもの黒外套も、すでに傷だらけでボロボロ。
見えていない箇所は、傷もおおく動くことも難しかった。)

「……………。」
『ノル、気絶なんてすんじゃねぇぞ!するなら家のベッドの上にしとけ。』
「………うる、さいな……。そんなに、怒鳴るな…。」

(笑みを浮かべてみても、その顔に今は生気はない。
うつろな瞳、そして壁に寄りかかりながら…潮風が香る中、外を目指していた。)

シンシア > 「…そういえば、何も食べてないし…大丈夫」

心配の言葉、匂いを嗅がれてるけど
怪我もないし毒もうけてない

そんなに時間が過ぎてたということに驚くいばかりで

「…そんなに時間過ぎてた?」

額に手を感じれば目を閉じる、暖かい…
地下の冷えた空気、潮風に体は知らずに冷えていたから

アンセル > 「……それはそれで問題だ。何か食べる方がいい」

彼女からは血の匂いも何か怪しい匂いもしない
それには安心し、肩から下げた鞄からりんごを取り出し、食べるように押し付け

暗い中でじっと瞳を見つめて

「過ぎていたぞ。暗い所は感覚が狂う
時計は持っていなかったのか?」

額に触れれば冷え切った身体
これ以上冷やしてはいけないと自らが着ていたコートを彼女にとかけ帰ろうと言いかけるが
ふと奥から微かな血の匂いを知った匂いを感じ

「ノーガルトの匂いがする…奥だ」

彼女にだけ聞こえるようにそう囁いて

ノーガルト > 「はは……しかし…やはりお前たちの試練は……骨が折れるな。」

(足に力が入らない。
軽口をたたきながらも、ノーガルトはまるで崩れ落ちるようにその場に座り込んだ。
野太刀を肩にかけ、少しうつむく男の姿は、疲れているようにも見えるだろう。
肩で息をしながら、冷たい石壁に背中を預けて。)

『……だが、お前はまたそれを乗り越えた。…見事だ。』
「ダインが……俺を褒めるなんてな…。……これは、明日は雪でも降るか?」

(暦でいえば、すでに春が近い。
日に日に暖かくなって行くはずなのに、ダインがノーガルトを褒めた。
それだけで、寒い日に逆戻りするんじゃないか。

そんな軽口をたたきながら、ノーガルトは壁に手をついてゆっくり立ち上がった。
こんなところで死ぬわけにはいかないと、その瞳に炎がすこしだけともる。)

「それに…帰ると、約束したからな………。こんなところで、骨は晒せん…。」

シンシア > 「…りんご」

手に乗せられたりんごを両手でもったまま時計と言われて
それさえも気にしてないまま、探索してたこと
いろいろ注意力も、集中力もいろいろぬけ落としてたけど
自分のことでなく、人のことになら意識もうごく

「血の匂い?…ノルがいるの?」

今までの空間にもそんな人がいた形跡んなかった
まだ先に続く空洞の奥にいるのだろうか
明かりもなく見えるはずもない、カンテラの光を強いものにかえて

ふらっと足が先を目指して歩き出す、アンセルの嗅覚なら間違いはないだろう
明かりのない先を見つめながら奥を目指して

アンセル > 「栄養と水分が一緒に採れる。一つぐらいは食べた方がいい」

オオカミなりに考えた最良の食事だという様にりんごを食べるように押し付け
用意は周到にしていた彼女のここまでの色々と抜け落ちた姿に大丈夫なのか、医者に連れていく方がいいのかと悩んでしまう
他人の事は気にするのに自分の事ではこうなってしまう事に怒りそうにもなりながらに

「あぁ、奥からする。シンシアからではない
これは人の血の匂いだ。それにノーガルトの匂いもする」

ここに来るまでにはしなかった匂い
おソラクは億はどこかに繋がっているのだろうと考える
彼女が灯りを強く擦れば思わずまぶしさに目を抑えて

「シンシア、待て。行くのはいいが先に食事も食べろ
俺が見てくる」

ふらりと奥へと足を進める彼女に声をかければ前に立つようにして
微かに聞こえる動く音に重症ではないと思うがつい早足に匂いの元へと向かう

ノーガルト > 「はぁ……はぁ……。」
『無理をするな、ノル。このあたりに危険な者はいない、少し休憩して体力を回復させろ。』

(ダインの声がどこか、遠くのほうで聞こえる気がする。

いや、それは気のせいだろう。
ダインはいつも背中にいる、いなくなってしまうことはあり得ない。
意識が遠のきかけていることを自覚したノーガルトは、ポケットの中から丸薬を取り出した。
いつも眠気覚ましに浸かっている、あの丸薬だが…)

『待て、ノル!今そいつを使ったら余計に……!』

(ダインの一言で止められてしまう。
ポケットの中から出すはずだった丸薬は、手から滑り落ちてどこかへ紛れてしまう。
膝から崩れ落ち、手にしている野太刀がガシャンと音を立てた。)

「はぁ…はぁ…っ!……し、死ぬわけには…!」

(血の匂いは…だんだんと近寄るだろう。
アンセルが顔をのぞかせれば、そこには確かに、その男の姿がある。

ただ―――予想に反して、かなりの重傷だった。)

シンシア > アンセルの言葉でいろいろ悪い想像が広がる
ノルの匂い、血の匂い…こんな暗く冷たい場所で?

アンセルが自分を制止して追い抜いていくけど
りんごを口にすることもなく両手で持ったまま
明かるく周囲を照らすカンテラに手を通して

足元が悪いなか
アンセルのあとをついていく、距離は近くなったのか
潮風交じりにたしかに血っぽい感じもする
次第に早足になりながら

アンセル > シンシアの人の役に立ちたいという気持ちや親切心はとても好きで尊重したい
だがここまで自分を顧みないのでは珍しくも怒りそうになってしまう

そうしないようにシンシアを追い抜き先にとむかう
牛と空は付いてくる気配だけ、せめて食事だけでもと思うが今言えば言葉を荒げてしまうかもしれずに何も言わずに

そうして足場の悪い中を突き進んで匂いの元と思われる場所を覗き込めば…

「ノーガルト……約束を守らないつもりか」

そこにいたのは濃い血の匂いを漂わせる重症の男
その姿につい声を荒げて傍にとかけより視線を合わせれば起きろという様に揺り動かして

ノーガルト > 「…………ダイン、俺がいつ…約束を破る男だと……思った?」

(駆け寄ってくる誰かの足音を、今のノーガルトは聞くことができなかった。
聞こえてくる声、揺さぶられる其れ。
ダインが人の姿になったのだろうか、などと不可能なことが頭をよぎる。

まいったな、眠くて前がよく見えなくなっている。
できれば目を覚まさずに、このまま眠ってしまいたいが…目の前の狼の耳を持つ男が、それを邪魔する。
このまま寝かせてくれ、と思うのだが…なぜ邪魔をする?
アンセルは、なぜ俺を寝かせて―――アンセル?)

「……あ、アン…セル……?」

シンシア > 自分でもわかるくらいの血の匂い
先をいったアンセルの後ろ姿をみつけたら
そのむこうにいる人影を明かりが揺れて照らすと駆け寄って

「ノル、ノル…」

アンセルのとなりから顔をだす手を伸ばせば
黒い衣が血で濡れてるのか手に不快な湿り気を感じた

「ねぇノル…」

いない間、もしかしてを考えてた
帰らない、戻ってこない、もう会えない、1人になる…
想像できるかぎりの怖いことが頭の中を占めていくと青い瞳が大きく揺れて涙声になりながら
彼の名前を呼びかけて

アンセル > ノーガルトを見つければ濃い血の匂いに眠りそうな気配
眠らせてはいけないと身体を揺らし強引に目覚めさせようとする
だがそのせいでノーガルトのこの姿を見せてはいけない人物の事を一瞬失念し

「シンシア……ノーガルトは大丈夫だ」

涙声を零しノーガルトの名前を呼ぶシンシアにうまく言えずにどうにかそれだけを口にして

「アンセルであっている。こんなところで眠るな。
眠るなら家だ、少し待て。絶対に眠るな」

シンシアが話しかけているならノーガルトは絶対に眠らない
そう信じて鞄を漁り取り出したのは瓶に入った薬品
それを数本取り出せばまとめて栓を抜く

「少し痛むが我慢しろ」

それだけ言えばノーガルトの頭から瓶の中身
治癒薬をこれでもかという様に流しかける
少しでも傷が治れよくなれと祈って

ノーガルト > 「し、シンシア……?…おい、おい……。」

(死ぬ間際だというのに、まさか彼らの顔を見ることになるとは思わなかった。
このまま一人で死んでいく、そんな覚悟すらも抱いたのに、まさか。
寄りにもよって、一番傍にいてほしい者たちがそばにいるなんて。

なんて自分は幸せ者だろうか。
このまま死ねるなら、まあ悪くはない人生だったかもしれない。
そんなことを思いながら、ノーガルトはゆっくりと瞳を閉じ欠ける。

しかし、人間そう簡単には死ねるようにはできていないらしい。
アンセルが書けた薬品で、傷口が焼けるように熱を帯びる。
その痛みに、ノーガルトは顔をしかめながら意識を覚醒させた。)

「―――――っ!!?」

シンシア > 暗くて、傷の具合ははっきりわからないけど
良くないのは感じる
血の気が引くよりも先にマフラーを解いて
ノルの利き腕側の止血に巻きつける

傷口に染みるのか、呻くような声に怖くなりながらも
上着の長い裾を割いて、逆側の肘や、大腿と
暗がりで見えない傷だけど
四肢から流れる傷と出血があるなら、止めるために

「アンセル…大変かもだけど、ノル家まではこべる?」

この場所では、暗すぎること傷の処置などできるはずもない
動揺しながらでも頼れるのはアンセルしかいない
体格の一番大きなノルを運ぶのはアンセルでも大変だろうけど

アンセル > 「シンシア、破らなくても大丈夫だ」

マフラーを止血に巻いたと思えば上着の袖を割くシンシアに慌てて声をかけ
鞄から広めの長い布の束を取り出し押し付ける
これで縛ればいいという様に

治癒薬をかければ染みるのか傷が治る痛みなのか判りはしない
だが悲鳴のような声に意識を取り戻したと思えば大判振る舞いともう一本治癒薬をノーガルトの頭にとかける


「大変な事もない。ノーガルト一人なら問題ない
シンシアはダインとディン、あとそこの剣を運んでくれ」

全く問題ないと頷いて見せれば鞄を肩から外してシンシアに押し付け
そしてノーガルトの前にと屈む

「家まで連れ帰るぞ。つらいと思うがしがみ付け、背負う」

そうノーガルトに強い口調で告げれば少し強引に
もしノーガルトにしがみつく力がなくとも背負うという意気込みと共に背中に乗せて背負いあげようとする

ノーガルト > 「――――ま、待て、アンセル!」

(意識がはっきりした、そしてそのおかげで視界もすっかりとはっきりした。
おかげで、声もはっきり聞こえてくる。
傷だらけの体ではあるが、意識さえ取り戻せればもう大丈夫だ。

傷は、どちらかというと噛みつかれたような傷が多い。
大型の爬虫類にやられたような傷が多数を占め、その傷はずいぶんと深い。
一目で、重症だというのはわかるだろう。)

「こ、こいつらを…俺以外に触らせるな……!」

(特にシンシアとアンセルには、この3本の剣を触らせるわけにはいかない。
背負っている剣と、握りしめている野太刀。
それらをしっかりと握りしめ、野太刀を支えにして立ち上がった。

息はいまだに荒い、だが意識ははっきりとした。
ボロボロだが―――傷は深いが、もう眠りそうになることはない。)

「………お前ら…迎えにでも来たのか?…危険だから来るな、と…言ったじゃないか。」

シンシア > 「迎えなんか来てないもん」

怒られる言葉に反射的に逆ギレたように先ほどまでとは
まったくちがう口調で返す

ダインたちは、自分たちが触れると危険と聞いていたから
アンセルに言われてもノルに任せていた

アンセルが彼を背負うように支えればとなりで涙目のまま怒って返す

「ノルが1人で行っちゃったから、トリシューラのこと探そうとしてただけ
 私たちでみつけたら…ノルと3人でもっと一緒にいれるとおもったから」

ノルがここにいるなど予想もしてなかった
むしろ偶然だったこと、不安と心配しすぎて今まであげたこともないような声で
ノルに対して告げる、怒ってるのか泣いてるのかわからないくらいに

アンセル > 「シンシアを探しに来た。それでノーガルトも見つけた」

一人で危ない場所にむかい、時間も食事も忘れていたシンシア
必ず戻ると言っておきながらこんなところで死にそうになっているノーガルト
その二人を目の当たりにすれば怒るという感情を通り過ぎて冷静になってしまう

シンシアの先ほどと全く違う口調が気になりはするが怒っているのだろうと何も言わずに
背負うとするがノーガルトが3本の剣を手放さずに立ち上がればせめてと肩を貸すようにして
シンシアにも反対を支えるように目でお願いをする

「ノーガルトが俺たちを頼ってくれない
だからシンシアが暴走をした。俺でも止められない
3人で探すのではだめだったのか?」

むしろこうやって遭遇できたのは不幸中の幸い
知らぬ間に大事な家族を失わずに済んだのだから
だがそのせいでシンシアがこうなってしまった
それだけは非難するように見つめ…ノーガルトを支えて入ってきた入り口、出口へと向かおうとする

ノーガルト > 「……そうか………。」

(迎えに来たわけじゃなかった。
ただ、みんな一緒にいたいから…だからここにきて、探していた。
それはノーガルトの責任だ、危ないからと一人で背負い込んだ。

探してほしいと頼んだもの、それを探していてここであってしまった。
頼りにしていなかったわけじゃない、ただ…慎重になりすぎていた。

本当に危険なものだと、わかっていたから。
それ以上に大事だから、危険な目に合うのは自分一人でいい。
彼等には帰る場所であってほしかったから、一人でここに来た。

でも――――それは間違いだった。)

「…いや……3人で探すべきだったかも、な。…次は、そうする。」

(―――二人に支えられて、ノーガルトはようやく大きく息を吐き出した。
そうだ、何を一人で抱え込む必要があったのだろう。

信じていなかったから?危ない目に合わせたくなかったから?
そうだ、それは間違っていないし、これからもそうだ。
一人でどこかへ行く―――でも、帰ってこれなかったら。
そう考えると、自分はなんと愚かだったのだろうかと思う…。)

「…二人とも…すまん。……それと…心配をかけたな…。」

シンシア > 今一番冷静なのはアンセルかもしれない
アンセルが抱え上げるノルの反対側にまわり、少しでも支えようとして

数日前に別れて
戻らないかもしれない不安の中に見つけた姿はショックすぎて
泣きたいのか怒りたいのかわからない

もらったりんごをノルのポケットにつっこんで
これ以上の出血をささないよう、なるべく体を動かさないようにして

「本当に…もう言うこときかないから」

彼を信じて1人で送り出したのに、こんな姿となれば
心配過ぎて苦しくなる、触れてる腕、上着に感じる出血の跡がまだ安心できない
早く家に連れて帰りたく気がはやるものの、ゆっくりでなければ負担になるとおもって

アンセル > 「ノーガルトは一人で背負い過ぎだ
シンシアも無茶をし過ぎる。俺は毎日心配で仕方ない」

家にといれば安心でき幸せな時間を二人と過ごせる
だがノーガルトが出かけてしまえばシンシアが無茶をして今回のような事もある
それも家族を大事に思うから仕方ないと何も言わなかったのだが今回は流石にオオカミにも目に余った
帰ったら、二人の傷や疲れが言えたら説教しないと駄目だと誓い

「次からは三人でだ。情報を集めて3人でいく
シンシアもいう事を聞かないではノーガルトのことは言えないぞ」

結局りんごは食べられずにノーガルトのポケットに仕舞われたのはしっかりと見ていて
本当なら早く連れ帰りたいが傷と出血のせいで悪化しても悪いと思えば早くも動けず

遺跡を出れば背中に乗せると決めながらも……
ノーガルトの言った言葉に一度だけ尻尾で軽く叩くと無言で

ノーガルト > (今まで一人だったからこそ、その癖が抜けきっていないのだろう。
こんな怪我をしたとしても、助けてくれる人間は誰もいない。
信じていると言いつつも、やはり心のどこかでは一人でいるほうがいいと、そう思っているのだろう。

だけど、家族はそうじゃなかった。
こんなところまで、自分のために探してきてくれるのだから。
探している魔剣を探している彼らが、こんなところまで。

これは、もう一人で探しに来るのは無理だなと。
そう思いながらも、悪い気はしていなかった。
心強い、こんなにも頼れる人が二人もいるというのが、ノーガルトに笑みを作らせる。

一人で探すことができないなら、3人で。
今度は3人一緒に、危険な場所なら自分が守ってやればいい。
そのための力が、あるのだから。)

「…今回は、何も……いえないな。アンセル…すまんが、少し眠る。」

(家に着いたら起こしてくれ、そう一言いい残し。
ノーガルトは、心地よく意識を手放した。)

シンシア > さきほどまでのボーっとした意識はなくなったものの
アンセルの言葉には言い返せない、いつも近くにいてくれた狼
の言葉をきけば小さく頷いて

アンセルの背中で眠る様子
心配しながらも近くにいることには…安心する
帰ってからの手順、を頭の中で巡らせる
ずっと止まってた思考が動き出すと早くて

「アンセル帰ったら、お医者さん呼んできてね」

いろいろ考えながらノルを運ぶようにアンセルと遺跡をゆっくり外まででていくはずで

アンセル > 今まで一人で生きてきたのは自分も同じ
だが家族が出来てからは心配はかけないとすることを覚えた
だがノーガルトはそれがまだだったのだと改めて知ればシンシアと一緒に言い聞かせようと

「かまわん、眠るといい。家まで連れて帰るからな」

そう言って眠ってしまたノーガルトを支え直して
小さく頷いているシンシアに目を向ける
眠ってしまえば支えるのはなかなかの骨、しっかりと補助も頼むと

「解った。大急ぎで呼ぶ
それとシンシア……」

お医者さんが帰ったら話し合おう、と少し怒った口調で言葉をかけて
ノーガルトを丁寧に、それで早く連れ帰ろうとシンシアと共に遺跡を外へと出ていくはずで

ご案内:「無名遺跡」からノーガルトさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からアンセルさんが去りました。