2016/08/28 のログ
■カノン > 「おにーさんも、大変だったんだ。お師匠?よかったー、そういう人にあえたのなら」
瓶を手にコロコロまわしてたのを地面に置いて、
相手のほうに返すよう転がしてみる
炎の横を陰が回って
「生き残っても、その後も大変ね」
虫の声が響くなかに、静かに話が進むと
少し似てると思った境遇、自分も生きるために
稼ぐこと探すべきなのだろうけど
■アシュトン > それなりにおにーさんも大変だったんですよ。
師匠のお陰で今の仕事が出来てるが、同時に、師匠のせいでロクデナシに育ったから、いいのか悪いのか判断に困る所ではあるがな。
(くくっと、喉元で笑い声が鳴る。
これが例えばパン屋の主人とかであったなら、世間一般普通の人生を送っていたのかも、知れないのだが。
コロコロと転がってきた瓶を手で拾い上げると、もう一口指で舐めてから懐へと戻した)
生きると一言にしても、大変だからな。
そういう君は、遺跡に入ろうとした理由は、やっぱり金目当てか?
まぁ見たところ、ロクに手持ちも無さそうだな……遠方から来たなら、ひとまず何かで金を稼ぐ必要が、ありそうに思えるが。
(見た目からして、そもそも金とか持ってるのかって感じである。
酒をチビチビと舐めながら、相手の頭から足の先まで、視線をゆっくりと移動させる)
ふむ……似たような境遇のよしみだ、暫く住家を提供してやってもいい。
が、タダって訳にもいかない。とはいえ君に払えるモノは無い。
――なので、住居を貸している間、俺は君の体を好きにする、ってのはどうだい?
(口元で緩くと弧を描くと、首を僅かに横へと傾けた)
■カノン > 笑う相手、ろくでなしというけど、どこが…なのか見た目にもわからないため、小首をかしげて
「こーゆうとこなら、何かあるかなと思たのと、逆に人が寄り付かないかなとも思ったから」
お金になるものが、と少しは期待てたけど
いざ暗がりの穴に入るだけの度胸もなくなったのだけど
「な、なに?そんなに見ないで」
視線を感じて体をみられてるのがわかる
自らの手で両肩から抱き込むようにしながら
相手の笑みが、少し怖くさえ感じて
「体って、や…ぃぃ…住むことは、なくても」
首を左右に何度もふり、やや不安がるように
■アシュトン > 狙いは悪くないんだがな。
ただ、危険に関する知識が不足していたな。
まぁ同時に、命拾いしたともいえるんだがね。
(無駄に度胸を発揮して突入していた時は――恐らく、先に言った通りになった可能性が高そうにも思える。
遺跡への入り口は、いまだに黒い口を開けたままだ)
いや、案外と中々いい線いってるよな、って思ってね。
(この辺がロクデナシのロクデナシたるゆえんであるのだが。
相手が自分の体を隠すようにすれば、肩が小さく上下へと揺れた)
どういう意図かは、流石に分かってるって所か。
とは言え、住家も無く、知識もなく、街に入るってのは危険だな。
先もいったが、俺が勘違いしたミレーってのはコッチじゃ奴隷種族でね。
一人でフラフラしてると、それと間違われて掴まる可能性もある。
俺の所に来れば、街でどう振る舞えばいいか、教えてやってもいいんだがな。
(片目を薄く閉じると、相手の様子を見やる)
■カノン > 知識不足、経験不足、飼い犬くらいの生活力では、外で生き方を知るわけもなく
思いつきだけの行動、それを指摘されれば言い返しようもなく
小さく唸ってしまうけど
「いい線?…それはどういうこと」
見られてるのを嫌がった動きが何か別の意図にとられたような言葉
肩を抱く腕を下ろして
ミレー族についての認識を聞けば、面倒そうな顔についついなってしまって
「おにーさんは街に住んでるの?ミレーってだけで?なんだか嫌な感じ」
■アシュトン > ん、いや。
顔とか体つきが、中々良いんじゃないかなってさ。
綺麗に洗って、ボロイ服も新品に変えれば、可愛らしくなるんじゃないかなってさ。
(ちょいと肩を揺らすと、相手の姿をチョイチョイと指さす。
まぁ見目がそれと良い分、余計に狙われ易そうなのだけれども)
まぁいいさ、無理強いはしないよ、今日はそう言う気分じゃないんでな。
(遺跡調査で神経もすり減っている所だし、無理やりにというのもコチラの身がもちそうにない。
顔を緩くと横に振ってから、地面に置いた皮袋にへと手を伸ばし。
雑多にぶち込まれたモノを適当に漁ると、その一つを相手に投げてよこす)
商人辺りにでも売れば、多少の金になるだろう。
餞別代りだ、とっとけ。
(金細工の、ブローチの様なモノだろうか。
欠落や破損も殆どなく、保存状態はいいと言える。
宝石はそれほどでもないのだが、作りが丁寧で、価値も悪くないだろう)
ん、あぁ普段はな。流石に森やらで暮らしてたら、命が幾らあってもたりないしな。
嫌な感じね……とはいえ『そういうモノだから』としか言えないな。
理由を説明し始めると歴史のお勉強になって長くなるから、割愛だがね。
皆が皆じゃないだろうが、大半は『そう考えてる』って思っておくのが妥当だな。
(大きくと伸びをすれば、関節の骨がぽきぽきとなる。
良い悪いではなく、文字通り、この地方では『そう言うモノ』なのだ)
■カノン > 褒め言葉だろう、そう聞こえては少し頬が赤みを帯びて
炎にわかりにくいかもしれないけど
「そんなの、言われたの始めてだ」
何か投げられたのを手に取って…干し肉にともらってばかりなこと
当然返すものはないけど
「あ、ありがとう…今度、ちゃんと返す」
種族のことこの地方での認識に従うしかなく、『そういうもの』に対して
間違われるのならば
以前指摘された
耳と尻尾を隠すしかないだろうけど
「あ…今日は、戻る。街は…また今度連れてって?」
ふと気づけば、頭上の月が傾いて時間が過ぎたことを気づかせる、立ち上がり
スカートを軽くはたいて
■アシュトン > そういうモノかね。
まぁ実際、ちゃんとした身なりをしていれば、余計な疑いを掛けられる事もないからな。
街中に入るなら、装いとかも出来れば改めたいモンだな。
(齧った肉の残りやら何やらを仕舞い始めると、地面を軽くぱっぱと手のひらで払い。
今日はコートに丸まって、このまま野宿だろうか。
準備する時間があれば良かったが、それも会話に使ってしまった訳で。贅沢を言ってる余裕はなさそうだ)
あげたモノのお返しは別に期待はしてないがな。
ま、気長に待ってるとするさ。
(もう一度大きくと伸びをすれば、地面にごろんと転がって。
相当寝心地は悪いが、我慢するとしよう。
リラックスした体勢で相手をみやれば、言葉を返す前に軽く掌を振り)
今度会った時にでもな。それまで、余り街には近づき過ぎない事だ。
それじゃま、何処に戻るのか知らないが、気を付けて帰れよ。
■カノン > ここを離れようとしたけど
地面に転がる相手…
「街に帰るんじゃないの?ここで寝るの?」
立ち上がる自分と寝転がる相手、見下ろすようになりながら
少し考える間…それから
「枕くらいでよければ、なるけど?」
言葉とともに離れかけた相手のそばに戻る…2本の脚でなく
4本脚の獣の姿で
相手の頭のほうに腰を落とし前足で頬をつつくようにしょうと
言葉はわかるけど、返す返事はヒトの言葉をなくすけど…
多少でも枕か寄り添うなりしておけば
寒さもなく、多少の危ない獣でも番犬替わりにはなるだろうから
■アシュトン > ここから帰ったんじゃ、夜道を随分歩かないといけないしな。
それに明日になったらまた遺跡を調査しないといけないし、帰ってる余裕がないんだよ。
(くわっと、大きく欠伸を漏らす。
早く調査が済んでくれれば帰るという手もあったのだが、生憎と夜まで掛かってしまった。
本格的な調査を朝イチで開始するのならば、やはりここで野宿というのが一番手いっとりばやい選択だ)
枕?
膝枕でもしてくれるって?
とは言え、朝までだと流石に痺れる――んん?
(冗談混ざりの口調でいたのだが、改めてやってきた姿に、微かに眉を寄せ。
ややと混乱をきたした声で、呻く)
飼い犬か何かみたいとは言ったが……本当に犬だったとはな……
むしろ街に入るのなら、そっちの姿の方が安全な気もするが
(ややと、神妙なまなざしを送った後)
まぁ、その辺の話はあとでいいか。
それじゃ、遠慮なく使わせてもらうとしましょうか。
(ずりずりと地面を擦って移動すると、軽くと頭を預けるようにして。
やがて双眸を閉じて呼吸が緩くなりはじめると、非常に小さい寝息の様なモノが漏れ始める。
もっとも、こんな場所で野宿をするのだ、深く眠る訳ではなく、何かあればすぐに起きれる程度のモノ、であるが)
(――起きた後も彼女がいるのなら、遺跡の入り口を見て回る位の方法は、枕と番犬代として教えてやるとしようか)
■カノン > 地面に横になる
相手が頭をあげればその背中でも腹部のほうでも好きな方を
体格としても小柄の獣
軽い鎖の音を地面にたてて、自分も前足に鼻先を乗せるようにして頭を落とす
聞こえてくる寝息に自分も目を閉じて
おじいさんに飼われてた頃の狩りの時は
こんな風に休むこともあったと懐かしくも思い出すと
寝息を立てる体温が触れた場所から暖かく感じて
そのまま朝まで共にここで眠り過ごした。
ご案内:「無名遺跡」からカノンさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からアシュトンさんが去りました。