2016/08/27 のログ
ご案内:「無名遺跡」にカノンさんが現れました。
■カノン > 森を抜けて出てきたのは、古い遺跡のようなとこ
所々、崩れたりしてるものの人が出入りするようなの場所はあるように
身軽な体で軽快に岩の上を歩いていく。
周囲よりも開けてるからか、真上からの月明かりにぼんやり浮かび上がるような場所。
獣でもあれな夜目が効くためそこまで不憫はないけれど。
■カノン > なにか…持ち帰れるものでもあればと、来てみたものの
中に入るには危険な匂いしかしない、さすがに一人踏む込めるわけもなく
外の岩の上で、足を投げ出すようにして座る
尻尾もペタリと岩に乗せていると冷たくて気持ちいい
耳は頭の上でクルクル回すようにしてるけど、虫の声が聞こえるくらいしかなくて
ご案内:「無名遺跡」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > どうも微妙な感じだなぁ……深く潜れば掘り出しも有るかもしれないが、ソッチはまた明日か
(皮袋を背中に担いだ姿で、何やら小さく愚痴の様なモノを零しながら、遺跡の入り口から出てくる男の姿が。
岩の上に座る人物がやってくるよりも随分と早く――実際の所、朝から来ていた様だが。
中を軽くと見回った後に気が付けば夜、外に出て野営の準備でも、と思いここまで戻ってきた様だ)
水浴びもしたいが、水場この辺有ったかなぁ
(眉間に薄く皺を寄せると、肩に付いた薄緑色の粘液を拭い、地面に落とす。
他にも所々汚れていたり、コートが破れているのは、恐らくと戦いの痕なのだろう)
■カノン > 「んー…もう少し」
このままでいいか、とその場で月明かりを浴びながら
考え事、近くに人もいなければ特に警戒することもなく
両手を上にあげて伸びなんかしてみる
虫の声しか聞こえない場所、静かで涼しくて
居心地がいい…休憩するように足を揺らしてると…
なにか物音がした耳がピンと立ってどこからか、探すようにあたりをくるくる見回してると
眼下で人影のようなものが動いてるのが見えて
■アシュトン > まぁいいや、取りあえず枯れ木でも集めて火の用意でもするかな。
(ため息混ざりに皮袋――本日の収穫品の入ったソレを地面に置けば、ぐいっと大きく伸びをして。
被りっぱなしになっていたフードを後ろへとズラせば、顔を左右に振ってから黒髪に手櫛を入れた)
ん~…………
(茂みの方へと、のそりと歩き始めた、その直後。
不意に脚を止めると、周囲に視線をやり。
首を傾げ、何か考えるような仕草を挟み込む。
遺跡の中で遭遇するならまだしも、遺跡の外に居る暇人なんてのは中々思い浮かばない所、ではあるのだが)
そこか?
(地面から小さな石を一つ拾い上げれば、ヒトの気配がした方角。
つまり、誰かが座っている岩の方向に向けて、軽く放り投げた。
もっとも、獣か何か、かもしれないのだが)
■カノン > 人影が動く…じっと見つめていれば
なにか投げてくるのがわかった
石は当たることなく避けれたけど
体を動かしたから、確実に居ることはバレてしまったから
「急に、石投げるのよくない、あたっちゃうでしょ」
本気では怒ってないものの
文句くらい言いながら岩場から、相手の正面くらいに降りてくる。
あまり怒ってるとしても、そんな迫力もないけれど
■アシュトン > (石を投げた方角。
当たりはしなかったが、何者かが動いた、というのは間違いなさそうだ。
ややと警戒の色を纏いながら、双眸を細め其方の方角をじっと眺めていたのだが)
遺跡から出てきて、謎の気配がしたら、警戒もするさ。
ま、一応謝っておくが……冒険者や傭兵の類、ではなさそうだな。
(ワンピースとサンダル履きで遺跡にやってくる冒険者なんてのは、まず居ないだろう。
自殺志願者を除けばの話であるが。
となるとその姿から察するに)
ミレーの逃亡奴隷か?
俺は遺跡の調査に掛かりっきりで、わざわざ持ち主探してくるほど暇じゃないんでな。
見逃すって事で、石の方も無かった事にしてくれ。
(ヒラヒラと片手を振る。
耳やらボロの衣服、首輪から、どうやら逃亡したミレー族か何かと結論付けたらしい)
■カノン > 「…ミレー族?そんなのしらない、一緒にしないで」
また聞いた、知らない一族だけど自分と似てるのかな?と思うと小首をかしげながら否定する。
「あと、奴隷でもないから」
多分、首につけてる形見みたいなもののせいだろうと予想はできるけど
指を首輪の内側にいれながら、その言葉も否定
相手が信じるかどうかは別にして
荷物を持つ人、無傷にでてきたのは、この中に危険はなかったのかな、なんて思いながら
「ここに何かないかなと来たけど…中に入るの怖くて、外で迷ってただけだから」
■アシュトン > ふむ……ミレー族でないのなら、何者だ?
(相手の言葉を聞きながら、首を微かに傾げれば顎を指で撫でる。
ミレーが自分の事を知らないとは考えにくいし、しらを切っている可能性が無いとは言い切れないが。
もっとも、獣の耳が生えている人型種族全てがミレーという訳でもなし。
正直な所、どう解釈すればいいのか考えあぐねている感じだ)
首輪と恰好からそうかと思ったんだがね、まぁいいさ。
それよりも、遺跡に入ろうと思ったけど、入らなかったってのは正解だな。
宝が少ない割に罠やら魔物やらが妙に多かったんでね。
そんな恰好じゃ、罠に掛かって死ぬか、化け物に食われるか、或いは苗床にされるかだったろうさ。
(一つ息を吐き出せば顔を横に振る。
正直、割に合わない遺跡、と言ってもいい)
■カノン > 「ミレーとか見たこともないもん。わたし、ずっとアッチからきたし」
この地方に入ったのは最近のこと、指差す方向は適当だけど遠くの山のむこうくらい
緩い首輪に指を入れたまま、少しひっぱって
「これは、おじーさんがくれたの、おじーさんもういないけど…」
首輪で勘違いされてるので、説明をしたくとも人間の感覚がわからない
犬と思われて飼われてた首輪と奴隷の付ける首輪の違いがわからなかったから
語尾は少し弱くなって
「…やっぱり、そんなとこ…なんで、おにーさんは大丈夫なの?」
文句に尻尾が逆立つように立ち上がってたものも
垂らすように力を落とし
■アシュトン > ずっとアッチねぇ……
つまり、そのおじーさんってのが飼い主だったって訳か。
奴隷とは違うが首輪をつけて、というのがイマイチ分からんがな。
(ちょいとばかし肩を竦めてから、いい加減遺跡を出た直後で疲れたのだろう。
地面に腰を降ろせば、コートの内側から干し肉やら何やら、ちょっとした食事の準備を取り出し始めた。
とりあえず、目の前の人物に攻撃的な意図は無さそうであるし)
そりゃ、しっかりと準備をしてきてるし、それに慣れてるからな。
こういう遺跡に潜るのも、一回や二回じゃない。
経験と技術に、勘か。流石に素人じゃないんでね。
(小瓶の一つ取り出し蓋を開けると、琥珀色の液体を軽く舌でなめる。
中身は、ウィスキーだ。
度の強いアルコールが、喉を焼きながら流れていく)
■カノン > 「そう、ずっと、アッチー。おじいさんといたけど、おじーさん死んじゃったから」
それで鎖あると動けなくてちぎった、…と言葉は小さく耳は垂れ下がりながら
「おにーさんは、ここで何か探してたの?」
目の前で休みはじめる相手、中はそんなに大変なのかと、傍の小枝を拾っては
相手の傍にポイポイと投げて
「火つけたら、変なのはよってこないから」
■アシュトン > ふーん、飼い主が居なくなって、んで旅に出た、と。
なんか奴隷というよりかは、飼い犬が主人を失くして野良になったみたいな話だな。
(特に美味しくもない干し肉を奥歯で噛み、唾液と混ぜていたのだが。
話混ざりにそのうちの一つを、相手にむかって放り投げた)
何かっつーか、何もかもだな。
こういう遺跡に残されている道具やら宝の部類は、売ればいい金になるんでな。
冒険者やら何やらは、そういう仕事してる奴も多いのさ。
(砕いた干し肉を呑みこむと、再びウィスキーに口をつけようとしていたのだが。
投げられてきた小枝に数度瞬きすると、手で適当にかき集め)
たき火でもしようって思ってたんだが、その直前に君に気づいてな。
うっかり忘れてた。
(くくっと喉を小さくと鳴らしてから、集めた小枝の傍に黒い粉――火薬を少々置くと、パチリ指を鳴らし。
小さな火種の術式で火薬に炎がともると、一瞬だけ燃え上がってから、炎が枝に移ってゆく)
■カノン > 夜目がきくからか小枝はすぐに見つけることもできて
干し肉が投げられては、音に気づき振り返って拾う
「あ、ありがと…旅っていうか、あのまま居ても、誰もいなくなったから」
干し肉咥えて、腕にいくつかの枝を抱えるようにして、集めた枝の上に重ねて
炎は簡単に消えないくらいに
「危ないのに、怖くないの?」
見た感じ普通の人間ぽかったから、ものに詳しくとも
強そうな人には見えなくて
火が焚かれて、相手の少しあけて隣くらいにしゃがみこんで
■アシュトン > 保存食ばっかで、大したモンはないがな。
イノシシの一匹でも狩れれば良かったんだが、生憎準備してなくてね。
誰も?
魔物か何かの群れに、村が襲われたとかそういうクチかい?
(肉を食むのを止めると、次いで瓶の中から赤いどろりとした液体を掬い上げれば、口へと運ぶ。
ぶっちゃけた話、イチゴのジャムなのだが。日持ちもするし携帯性もいいし、案外便利なのだ)
大分危ないし、怖い目に合う事も多いな。
俺は英雄やら勇者やら、そういう御大層な人間じゃないんでね。
下手をすれば、あっさりと死ぬ。死にかける、死ぬ様な目にあったのも、数えきれんな。
(枝の一本を折れば、パキッと乾いた音がして。
それを更に、火の中へと投げ込んでゆく。
実際問題、自分はタダの人間である。
勿論技術やら何やらは相応に身に着けてはいるが、結局やはり人間でしかない)
ただま、そういう生き方しか知らないんでね。
■カノン > 「うん、誰も…」
干し肉をしゃがんで少し齧る、かじったまま、相手の言葉を肯定するように頷いて
思い出したのか少しションボリしては耳が垂れて、尻尾も地面にぺったり落ちたままで
「もっと他のこととか…怪我するの痛いよ?」
干し肉もらったからか、先ほどまでの緊張は解れて
少し空気も柔らかくなる。
炎に明かりが揺れるのを見つめながら
■アシュトン > なるほどね、ま、生きてれば色々とあるさ。
俺も大分小さい頃に、村が魔物に襲われて全滅してね。
それでもなんとかヒョッコリこうやって生きてるからな。
(小さくと笑ってから、相手の様子を見るに小さくと肩を竦め。
励ましやら何やらの代わりに、イチゴジャムの入った瓶を相手の方に転がしてやった)
勿論、毎度毎度危険を冒して遺跡潜ったり、化け物退治とかしてるって訳じゃぁないさ。
薬草をつんできたりとか、他の街に荷物を運んだりとかな。
ただ、街の店でパンを焼いて売ったりとか、花を育てて売ったりとか……そう言う一般的な『普通』からは程遠い人間なのさ。
(たき火を軽く枝でつついてやれば、火の子が小さくと舞う。
別に、哀愁やら何やらを漂わせる訳ではなく、今が自分にとっての普通というだけだ)
■カノン > 「おにーさんも?」
自分と似た過去なのか?聞こえた言葉に顔をあげてうかがう
転がった瓶を手で受け止めて
炎に照らされて、より赤くみえるジャムの中身
食べたことはないので手の中で瓶を転がすようにして遊び
「そか、そーゆうのもあるなら…よかった」
危ないことだけじゃないのを聞けば、ひと事なのに安心する
肩の力がわかりやすく抜けて
■アシュトン > 別段珍しい話でもないがな。
運よく生き残ったって意味じゃ、珍しい方かも知れないが。
瓦礫の中で血まみれになってるのを運よく見つけてもらってね、その人が俺の師匠って訳だが。
(普段話さないような昔話をポツリポツリと。
言う合間にまた酒を口にすれば、両目を細くとして。
枝を何となくと、炎の中へと投げ入れた)
流石に俺はそこまで命知らずじゃないからなぁ。
むしろ普段の仕事って意味じゃ危険が無いか、少ない仕事の方が多いな。
とは言え、大きく稼ごうと思ったら、やっぱり危ない事が増えるんだがね。
(はっはっは、と何とも軽い笑い声である。
一息とついえば懐から紙巻を取り出し、口に咥えれば火のついた枝を一本拾い上げた)