2016/03/23 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > さぁて……
(とある、未発掘の名もなき遺跡、その低階層部。
物陰に身を潜めながら、微かな呟き声がする)

だいたいこの辺りのマッピングは済んだ、か。
後はトラップを一通り把握しておくだけ、だが……
(トン、と地面を蹴り出せば、曲がりの死角へと。
今回受けた依頼は、この遺跡の簡易調査――及び、侵入者の排除である。
まだ生きている罠や魔物の類も多いのだが、どうやらここを独り占めしたい人物がいるらしい。
報酬は、本隊が見つけた宝の1割との事)

アシュトン > (ぱっと見た感じ、発掘されるであろう遺物の数と質は悪くない。
本格的な掃討と宝の持ち出しを任せる事が出来ると考えれば、儲けについても中々だ。
仕事としては、比較的上等な部類に入ると言ってもいい)

もう少し下まで調べる必要がありそうなのが、手間ではあるがな。
後は、同業か……
(公表されていない遺跡であるため、どうなるかは謎な分部が多いが。
不意にやってくる可能性があるとすれば、冒険者や傭兵の類、その可能性が高い。
魔物による仕業、でカタが付けられる為、排除の方法は一任されているのだが。
まぁ、適当に戦闘不能にして放り出すなりすれば、十分か。
或いは、個人的に弄んでみるのも、良さそうではあるが)

アシュトン > ふむ……?
(明かりも不足した、通路のとある一角。
精査する目が留まると、身を屈め。
周囲の通路と比べれば、ごくわずかと、不自然に浮いた床の石に手をかざす)

罠の起動装置だな。
さて、中の具合は、どうなってるんだろう、ね。
(服の裾から取り出す、一本のワイヤー。
それに操作の術を掛ければ、生き物のように動き出し。
敷き詰められた石の隙間にへと、潜り込んでいく)

アシュトン > (ワイヤーが触覚の延長として中へ、奥にへと。
探りながら片目を閉じると、罠の仕組みを手に取るかのように描いていく)

見た目通りに単純だな。
こいつを踏むと罠が作動して――おっと、危ない危ない。
(おどけたような声と共に、喉が小さくと鳴った。
カウンタートラップ、とでも言えばいいのだろうか。
物理的、もしくは魔術的に探りを入れると、別の罠が作動する仕組みになっていたらしい。
探知系の術を使うと、どうやら一発でアウトになっていた可能性が高そうだ)

なるほどなるほど、設置した人物は意外に神経質と見える。
(罠を解除していけば、仕掛けたヤツの人となりな見えてくるようにも思える。
微かに口の端を上げれば、探索を更に奥へと忍ばせて)

アシュトン > まずは、ここ。
(可動部、その要の一つにワイヤーを巻きつけると、強くしばりつけて固定し。
後に鋼糸を切断、次に向かうのはカウンター部位、此方は術で稼動するタイプの様だ)

こーゆーのは放っておくと、後が面倒だからな。
ちょいちょいと、やって――呪断ち、起動。っと。
(動作部位に絡み付かせると、術式を起動。
解呪の一種、とでも言えば早いのだろうか。
存在する術式の構成を断ち切ると、乾いた枝を折るような音が微かに聞こえた)

アシュトン > ふぅ……っと、コレで一先ずは大丈夫だろう。
後は、軽くと見回ってから一旦補給に戻るかな。
(隙間からワイヤーを引き抜くと、ゆっくりと立ち上がり。
今さっきと解除した罠を軽くと踏んでみるが……動作する様子は、無い。
それを確かめると、再びに通路を歩き始めて――)

(未探索場所を確認した後、侵入者対策に幾つか罠を再起動させ。
一度この遺跡を後にするのであった)

ご案内:「無名遺跡」からアシュトンさんが去りました。