2016/02/02 のログ
■ハナビ > 「…成りかけ、というより戻りかけ、かな」
近寄ってくる青年に苦しそうな表情を浮かべながら、ふぅ、と息を吐いて。こちらも対して警戒心は向けることもなく汗を拭い。どうやらこちらのことをある程度わかってるようだ、おそらく魔の者だろう、とあたりをつけて。
「…せっかく声かけてもらって申し訳ないんだけど、そろそろ街に戻ろうかなって思ってたんだ。それとも…しばらく長いあいだ遊んでくれる?」
この頭痛が、共振する精神の反発が収まるなら、欲望と暴力に任せて楽しむのも悪くない、そう思いながら黄色の視線を這わせて。
■ルヴィエラ > ―――……嗚呼、成る程。 何だか妙な違和感が在ると思ってはいたよ。
(成る程、と納得した様に頷いたのは、己が成りかけと表現した違和感が
相手の説明でかちりと嵌ったから、か
魔族の力の中に、本当に薄っすらとだが確かに混ざり込む、別の力、存在
混ざり切って居ないのだな、と自分なりの解釈をしては、ふ、と口元に笑みを浮かべ)
――…生憎ながら、私は平和主義でね。 暴力に訴える気は無いよ。
でも、もし君が戻ると言うのなら…そうだね、ソレまでの間
君の気が多少なりと休まる様に、共に行くのも悪くは無いね?
(――生憎、力の有無とは無関係に、暴力沙汰は基本避けたい偽善フェミニスト
ただ、ソレでも、今宵出会ったのも何かの縁だと、人差し指立てて見せては
少女の隣まで歩みを進め、其の肩へ、そっと己が片掌を置こうとするだろう
――もし、彼女が拒まなければ、少女の中で鬩ぎ合う闇と光の力の折衝が
僅か和らぐのが感じられるやも知れない。
触れている間は少なくとも、一時的にではあるが、其の気分を落ち着かせる役に立てる、と
そんな事を示しながら――拒まれなくば、其の帰路に、のんびりと付いて行く心算で)。
■ハナビ > 「………」
似たような力を持つ者とは何度も邂逅している。匂いが、魔力の質が、この人も吸血鬼なのだと教えてくれる。方に手を触れられ、少しだけ反射的に警戒するも、心のザワつきが落ち着いたのを感じれば、じっと相手を見つめて。
「…吸血鬼の人って、世話好きが多いのかな?」
むす、と少しだけ拗ねたように表情を浮かべながら、一度顔を背ける。
そしてともに歩き出しながらふと、青年に振り返れば。
「―ありがとう。」
一瞬だけ、ごく普通の少女のような、綺麗な蒼い瞳を浮かべて笑みを浮かべる。最も、その直後は黄色と黒の瞳に戻ってツン、とした様子を浮かべるのだが。
■ルヴィエラ > (――正確には、純粋吸血鬼とは又異なる種族だが…まぁ、似たような物であるのは確か
それ故に、夜は己の力が最も強まる時間で在り、また、魔力の流れを操る事に長けているが故に
力の巡りを一寸スムーズに整える事など造作も無い
無論、一過性であり、己が離れれば元に戻ってしまうだろうが)
――ふふ、ソレは如何かな? 今夜だけの、唯の気紛れかも知れないだろう?
(世話好きか、と言われれば、少なくとも自分では余りそう感じないのだが
色々と難儀していそうな様子の相手を見て、気が向いたのは確か
一瞬向けられる笑顔に、此方は一寸瞳を瞬かせ――
けれど其の直後、又直ぐに先刻までの瞳の色へ戻る様子を眺めては
其の理由を一寸思案し――其れから、肩を竦めては。)
―――如何致しまして。
(きっと、ソレは今触れている少女ではない、「少女」へと向けられた物
歩みを進めながら、もしも隣の少女が不思議そうな顔を浮かべでもするなら
何でもないとはぐらかして笑い――きっと、何だかんだ理由をつけて
相手が休むと言い出すまでは、暫くの間、こんな風に世話を焼いて見ようとするだろう、か――)
ご案内:「無名遺跡」からハナビさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からルヴィエラさんが去りました。