2016/01/13 のログ
ご案内:「無名遺跡」にアンリさんが現れました。
アンリ > ばさり、っとマントを翻して遺跡を歩く女が一人。
その瞳に不安は何一つ無く、堂々と歩く姿から滲みだす自信過剰癖。

「ふん、遺跡と聞いて来てみたけれど、そんなに禍々しさも無いし……
 これは私の知っている奴らじゃないかもしれないわね。」

杖をかつんとついて周囲を見回す女。
クーデターを起こされ、部下から追い出されてしまった元魔王。

今は、人間の魔法使いとして人の世界に溶け込んで冒険者をする每日。

アンリ > ぼたりぼたりと落ちるのは先ほど襲ってきた触手。

魔法を才だけで使いこなす……というよりも、存在自体が魔である彼女からすれば、詠唱や印を刻む必要などもない。
燃えろ、と念ずれば燃えるのだ。
哀れ触手は中に燃えた石を存分に叩きこまれ、燃え尽きていた。

ふっふん、と鼻を鳴らす彼女。
基本的に「普通の」相手であれば強気に出られるのだ。腐っても鯛。

アンリ > 「もうちょっと探索して、さっさと帰るのもいいかもしれないわね。」

この程度のダンジョンは勝ち確である。
ふっふん、私を止めることなどできやしないのよ、なんて考えながら次の部屋に向けて歩き出して、ふい、と角を曲がったところで、足がずん、っと沈む。

「おぐぉっ!?」

脇腹に矢が刺さった。
身体がその衝撃でくの字に折れ曲がり、膝からその場に崩れ落ちる。

「お、おぉおお、ぉおおおお、ぉ、い、ったぁぁぁあ………!!」

その場に崩れ落ちたままぷるぷると震える女。
結構深く刺さったのだけれど、それを力任せにずちゅり、っと引き抜いて投げ捨てる。

アンリ > 「いたいってのばーっか!!」

涙目で矢をがしがしと踏みつける魔術師。
ぜー、ぜーっ、ぜーっ、と荒い吐息のまま、手で脇腹を抑えて。
毒が塗ってなくてよかった。

「………こんなクソ罠、ぶっ壊してやるわ。」

右手で傷を抑えているが、だからどうした。
残った左手に魔力が集まり始める。炎で球体を満たすかのごとく、その手が赤く赤く包み込まれて、陽炎が遺跡の廊下を照らし、枯れた木の葉がぼしゅ、っと燃え尽きる。

魔術、ではない。 術として積み上げられ、洗練されたものとは全く違う、荒削りな何か。

「ふん……っ、だらぁぁあっ!!」

手に集められた灼熱を持って、思い切り壁の穴を殴りつけ………

アンリ > 遺跡の一つが崩れ落ちる。
その中から「うぎゃーっ!?」という悲鳴が聞こえてくるだろうけれど。

ご案内:「無名遺跡」からアンリさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にハナビさんが現れました。
ハナビ > 魔王アスタルテと別れて数日。だいぶ瘴気の魔力にも馴染んできたのか一日悶絶して過ごすことはなくなった。結界の中で何十年と時間が経過したが、結界の外側であるこちらでは何一つ変わったところはない。

変わったのは、本人だけだ。白色だった肌色は薄い褐色に変わり、空のように綺麗だった瞳は黒く染まり、瞳は黄色に輝いている。紋様が赤く肌を彩りながら、少女の周囲を触手が蠢く。

「ふっーっ…よう、やく、慣れた…今なら、なんでもできそう」

瘴気の魔力を宿した今、開放感と爽快感を体に感じながら自分の手のひらを見つめる。闇色の闘気を滲ませて力任せに地面を叩けば大きなヒビを入れることだろう。

「ふぅ…あ、で、も、ま、だっ…これ、パワーが…」

一撃放ち気分爽快、といったのも束の間、コントロールしきれない魔力は無意味に溢れ出し、一瞬でこてん、と倒れ込んでしまう

ハナビ > 「うぅ…魔力が全然回復しない…っ、はっ、ぁ…」

まだまだコントロールが未熟な今、魔力は無尽蔵に溢れ出しては外へと放出されていく。魔力を補うように体に手を伸ばし、胸と秘部を掴んで指を這わせながら、遺跡の壁によりかかり甘い吐息と声を響かせていく。

雄でも牝でも、その魅惑の香りと声に誘われてやってくるように、性的なフェロモンを出しながら自慰に耽り。

ご案内:「無名遺跡」に魔王ベルフェゴールさんが現れました。
魔王ベルフェゴール > (この遺跡を訪れたのは、まぁなんてことのない、気まぐれだった。
魔導機械を作る為のちょっとした鉱物、それも部下の魔導機械兵に任せれば良い物なのだけど、基本怠け者の魔王とは言えども、退屈はするもので。途中、触手や魔物に襲撃されたけど、彼(彼女?)らは見えない手に蹴散らされ肉塊と化し、返り血すら浴びせる事も叶わず)


『ん~?……この匂いはなんだろ?』

(ハナビの発するフェロモンが鼻腔に届き。クマのぬいぐるみを抱いたまま、ふわふわと浮かびながら。自慰に浸るハナビの方へと近づいていく)

『ん~っと、何中かな?』

(まぁ、独りエッチなう。なんだろうけど、視界に届いて声も届く距離まで近づけば。ハナビに首をかしげて問う)

ハナビ > 「ふっ、んんっ…あっふわぁ……ん?」

自分の体を触る手を止めて、ふと見上げれば幼い少女がこちらを見ていた。その容姿から普通の人間じゃないんだろうな、と判断すれば耳をピクッと動かして。

「えへへっ、一人エッチ中だよっ…魔力が尽きちゃって、こうやって誰か誘ってエッチしながら魔力貰おうかなーって。君、ボクと遊んでくれない?」

にひ、と笑いながらずい、と体を起こして顔を近づけるように。

魔王ベルフェゴール > 『ふぅん……。』

(相手が顔を近づけると、まじまじと見るように自分からも顔を近づける。クマのぬいぐるみは手から離しても、近くでふわふわと浮いているのみで)

『魔力が尽きた?……溢れてるように感じるけど……ああ、違うのか。
溢れてこぼれてるのか。』

(スンスンと匂いを嗅ぐ仕草は魔力を感知するときの癖のようなもので。少女の中では魔力は匂いのような物に感じている)

『遊ぶのは良いけど……君、ボクと何して遊ぶの?』

(可愛らしい女の子だなぁとは思うのだけど。まだ、何がどうなっているかの方が気になっているようで。それでも、ハナビが何かしようとすれば、手も足も、頭突きだって届くくらいの近距離だ)

ハナビ > 「ん…エッチしたい♪」

相手が顔を近づけてくれば、そのままチュッと唇を重ねて。相手が抵抗しないようならそのまま抱き寄せていき、キスを重ねながら魔力をコントロールするための、魔族の体液。唾液でも、血でも、精液でも愛液でもなんでもいい。自分の調教に使われていた魔族の媚薬に近いものを少しでも取り入れようと積極的に体を重ねていき、その後体を離して。

「ねっ、ぇ…ボクも体が熱くて切ないんだよぉ…遊んで?」
自分の衣類に手をかけて脱ぎやすいようにしながら熱のこもった瞳で誘うように見上げていく。

魔王ベルフェゴール > 『ん~?てことは、ボクの魔力を吸いたいって感じかな?
けど、そうすると……また漏れちゃわない?……んっ?』

(もし、魔力を吸うというのなら、それは幾ら吸い上げても尽きない程に無尽蔵な魔力を感じるかもしれない。唇を重ねられて抱き寄せられると抵抗も無く。それどころか、自らも少しついばむようにキスを楽しんでいれば。相手の身体が離れた辺りで)

『何か体をいじくりまわされてるみたいだね?
単に遊んでもいいけど、君の君自身の今抱えている問題は、それで解決するのかな?……そのままでいいって言うならボクは構わないけど。』

(そう告げながら、両手も使わずに、勝手にパジャマの前のボタンがはだけていく。下着はないので控えめな胸が見え隠れするだろう。そのまま見上げるハナビに再び、口づけしそうなほどに顔を近づけて)

『ちょっと君に興味出て来たから、説明しながらしてくれるんなら、遊んでもいいよ?……攻めるのと攻められるの……どっちが好きかな?』

(告げれば、肌を露出した胸の辺りに、ハナビの顔を軽く抱きしめてみようか)