2016/01/03 のログ
ご案内:「無名遺跡」にドロシーさんが現れました。
ドロシー > 遺跡中層。
そろそろ手付かずの場所も多くなってくる頃。

「あー……さて。」

本来の仕事とは勝手が違う『宝探し』である。
とはいえ、仕事の範囲内、といえばその通りではあるし。

ランタン片手に遺跡を進む。
それなりに、目利きは出来る方である。
中々持ち帰るほどの価値の物は見当たらないが――
変な物であれば持ち帰ればあの老婆が何処ぞなりと売りつけるだろう。

ドロシー > 「しかし――なんというか。」

腰から紙切れを取り出す――この遺跡の地図だ、というが。
話には聞いていたが、役に立たない。
そこまで古い物ではないはずなのだが。

「迷うことはないとはいっても、これは……なかなか。」

紙切れを投げ捨てる。
潜る度に形の変わる遺跡など冗談にもほどがある。
だからこそ、価値のある物も見つかろう。

再びランタン片手に歩き出す。
罠の類には細心の注意を――ではあるが。

ドロシー > 「っ――と。」

すんでの所で感圧版を『飛んで』避ける。
面倒なことに、全身甲冑では中々、見え難い。

引っかかっても問題のない罠であればいいのだが。
この遺跡、罠の類一つとっても中々に、現在でも通じるような性質の悪さがある。

「この遺跡……」

作った、あるいは作っている、か。
どちらにせよ製作者はよほど性根が曲がっている。
類推できれば―――ある程度予測を付けて進むしかない。
思いつつ、さらに先へ。

小部屋があれば覗いてみたりもするが――

ドロシー > 「んー……」

めぼしい物は、どうにも見当たらないのである。
罠が生きてるのも変な話ではある、が。この辺りはもう誰かが探索した後か――。

「奥に行き過ぎても、な……」

と言いつつ、脚は奥へと向かう。
流石に奥に行き過ぎれば帰ってくるのも一苦労だろうが、適当に気を見計らって引き返せばよく。
何かあればよし、何もなければ引き返せばいいだけの話。