2015/12/03 のログ
ベリル > はたから見れば不機嫌、もしくはねめつけられてるかのように見える瞳で、値踏みするかのように相手を眺める。

「同業者じゃないか」

ボクも同じような物……と小声で続け、そうなるならば彼女は商売敵というものなのだろう。独占なぞさせない、と今度こそ意識を持って睨みつけようかと思っていたが――。

どうやら、邪魔は去れないらしい。不思議そうに――だがそれは不機嫌そうな顔は変わらず、だが――

よくわからない。
――いや、死体漁りなど、喜々としてやりたいものではないということなど自明の理ではあるが。

「……まぁ、いい」

背後から、奇襲を受けないという安全もない。彼女の姿が視界に入るように位置を変え、元々の作業を始める。

先程、途中までやっていた砂――それは当然マジックアイテムの類で――を再び振りかける。
集気はともすれば餌だ。なるべくなら、こんなことをやっているなら消さない理由はない。
砂を振りかけると、臭気が薄れ、不快感も薄れた。

腐敗が進み、顔の判別は出来ない。男性であることは服の様子から分かるが――軽装なようだ。

ふん、ともう一つ機嫌が悪そうに息を吐いた。

「……なんで、見ている」

ユニ > 不機嫌な瞳と楽しそうな瞳。
まあ何が愉しい、と言う訳ではなく、彼女の根からしてそうなので特に現状で何が、と言う訳ではない。
値踏みされているのは感じるがその視線も悪く無いものだ。

「同業者かもね」

鸚鵡返しの様に返す。
一瞬、こちらを排除しようというような気配を見せたが、こちらが邪魔をしないとわかればそれもすぐに引っ込んだ。
それも少しばかり気配でわかる。
中々、不機嫌そうなだけでなくそれなりの表情もかわるようだ、と一人考えながら。

「先に来てるのだから、私は邪魔しないよ?」

少なくとも、彼が先で彼女は後。
極力同業者間のトラブルなんて避けたいもので。
横取りするようなつもりもなく。

警戒する様にこちらを向き、死体へと何かを振りかければ。
腐敗臭は消え、不快感も無くなっていく。
へえ、と感心する様に。

「そんなアイテムあるんだ」

彼女にとってマジックアイテムはただの換金アイテムに過ぎなかった。
故にそれほど詳しくは無い。
というのもそれほどに力を持つつもりも無いからで。
まあ、「そういうこと」に使えるマジックアイテムなら持っていてもいいが、流石に普通の遺跡で見つかる事はとんとなかった。

また不機嫌そうな瞳が此方を射抜く。

「近づいたら警戒するでしょ?」

実際の理由としては単に興味が湧いてみていたにすぎないのだが。

ベリル > 「ふん」

そう多くない会話の中からも、彼女が何をしたいのか分からない。
少なくとも、まともに対応するべきではないのかもしれない。

こういう仕事をしていると、この手のマジックアイテムは無用なリスクから避けるためにひどく必要だ。
――もちろん、そのリスクをリスクとしないなら、必要なものなのではないが。

「力があるなら、必要ないかもな」
この余裕も、それからもたらされるものなら、随分高みの見物をされているのだろう。

漁り始める。服は死体の肌にべちゃりと張り付き、臭いが消えようともその腐敗した様子を目の当たりにすれば当然のように不快だ。
だが、それも慣れる。

「アンタは、遺跡の中で見知らぬ隣人に愛でも振りまいてるのか? そりゃ随分楽しそうだね」

警戒しないわけがない。ある種、此処は無法地帯ともいえる。
そんな中で、無防備に死体を漁り続けることなど、出来るわけもなかった。

「……しけてる」

はぁ、と。大きくため息をついた。
荷物も持っていたが、その中に入っていた食料などは当然腐り、使い物にならない。
唯一、その腰につけてあった銀の小剣が目を引いた。

「こんなもんか」

ユニ > そっぽを向くような声。

無理も無い、彼女は魔族で。
そもそも価値観が違う。
故に傍から見れば何をしたいのかわからないのかも知れないが。
彼女に至っては単に面倒くさがりではあるし、厄介事を背負い込むのも勘弁で。
単にそれこそベリルに興味を以て見ているだけなのだから。

「そんなに私も力はないけどね」

淫魔である。
ベッドの力はそれはあるかも知れないが。
荒事に対する力はほとんどない。
まあズルをするやら鍛えている分は差っ引けば、である。

漁る姿をただ眺める。
それこそ死体や宝などではなく彼単体を観察していて。
すん、と時折鼻をならしていたりする。

「なーんかトゲがある言い方、ま、でも間違いではないかな」

ふふふ、と笑う。
快活というよりは妖しげな笑い。
含みのある笑いと言う奴。

どうやら余り実入りは良くなかったらしく、溜息をついている。
まあ食糧類はあの様子では全滅であろうし。

ベリル > 「どうかな」

そうだとするなら、こんなところに。
こんな死体漁りをしている己を興味を持って観察することなどあるまい。
だが、仮に。
もし彼女の言う通りだとするならば。

「だとするなら……なるほど。アンタ、バカなのか」

身も蓋もない言い方。他に表現の仕方がない。
彼女の言う通り、ならば、だが。

銀の小剣を、腰元についている鞘ごと取る。
引き抜く、少しその刃を眺めた後、しまい込み自らの荷物にしまい込んだ。

「やましいことでもあるんじゃないか。今のを肯定するぐらいには」

立ち上がり、手の汚れを落とすかのようにはたく。
そうして、もう一度彼女を値踏みするかのように眺めた。
見れば見るほど、怪しい、だ。
顎で、今より奥の部屋をさす。

「ボクはまだ奥に行く。アンタはどうする」

ユニ > 「身も蓋も無いお言葉。ま、ズルすればどうにでもってヤツ」

にっこにこと笑いながら。
本当にただ彼との会話を楽しんでいるだけと言う事は恐らく理解されないであろう。

どうやら少しは目当てのものがあったようで、短剣を鞄へと入れたのを眺め。

「やましいことは一杯してるからね」

さらりと言い退けた後、腰掛けていた石から降りる。
彼が動くのだからここで腰掛けている理由はなくなったからだ。

「折角だし、一緒に行こうかなぁ?」

ゆっくりとブーツの音を響かせて近づいていく。
あ、と思い出したように。

「別に折半だとか言わないよ。こんなもんで」

指を使い、こちらが3でキミが7、と言う様に。
無論、断ってもいい。
そうなれば彼女はただこの遺跡から出て行くだけだろう。

ベリル > 「ズル、ね」

ズルの内容は、想像がつくわけではない。
だが、やましいこと、それに類することを考えれば。

「……ズルも、やましいことも、これぐらいしか出来なかったボクはアンタ以上にバカか」

聞かせることもない小言だ。
別に、ついてこい、等。そんな意図があって言った言葉ではない。
ただ、見続けられるのは、居心地が悪かった。それだけだ。
彼女がここでのたれ死ぬことなど知った事ではないし、そんなことになる気もしない。守る意味もなければ力もない。
逆に、守ってもらうことなどありはしないだろう。

ついてこさせるメリットなどないに等しい。
3割を取られるというのだから。

並んだ、同じぐらいの身長の彼女を、横目で見ると。
だが、まぁ。
「好きにしてくれ」

そう言うと、奥に向けて歩き出した。
左足は相変わらず、少しばかり引きずるようにしながら。

ユニ > 「さぁ。まあ少なくとも、生きる為にやる事にバカな事は一つも無い気もするけど」

彼女の言うやましいこと、は結局の所そう言う事、だらけという話であり、土台からして違うのではあるが。

そして彼女この行為は趣味の為の資金稼ぎであり、ベリルの生きる為の資金稼ぎでは無い。
その差も如実に表れていると言える。

故に奥にある宝よりもこの男に興味を惹かれてたので居るだけだ。
今は邪な、というよりは単純な好奇心からの行動である。

特に助けになるとも言っていないし、ただついていくだけという可能性すらあるのだ。

並ぶ彼がそのまま奥へと進みだす。
脚を引きずるように。

匂いやらその行動から大体は察せれる気もするが。
何も言う必要は無い。
聞かれたくない事は多いだろう、こういう稼業なのだから。

言われた通り、ベリルの後をゆっくりと、相変わらずの気の抜けた歩き方で悠々とついていく。

ベリル > 「ふん」

同意も、否定もされたかったわけじゃない……とは言い訳に聞こえるか。
口に出してしまった以上、己の責任だ。

罠を過敏に注意しながら、歩く。
ユニの気配を後方に感じながら、奥を目指す。

「……アンタは、楽しそうだな」

息苦しさを感じる今のこの国。
大方の予想はついている。彼女は、魔族なのかもしれない。
今までの動作を考えるに、それが回答としては最適だ。
確信に至るものは何もないが。だが、それがなんだというのだ。

我らミレー族から見れば――いやこれは多くを関連付けすぎるか。――自分から見れば、大した違いなどない。

「ボクについてくれば、アンタの目的はかなうのか?」

広がる暗闇。そもそも、相手も灯を使わずについてきているという事は。
カツリと遺跡の内部に広がる足音が、この遺跡の広大さを表している。
命知らずに等なりたくはない。

ユニ > 罠を注意してあるく彼の後ろをとはいえ極力邪魔をせずについていく。
何かあれば与力にはなれるだろうがその程度だ。
正直な事を言えば提示した3割というのもタダでといえば明らかに怪しまれたので適当に言った数字である。

「楽しそうかと言われると楽しいかなー」

享楽主義で刹那主義だ、その時が愉しければいい。
後の事は余り考えない。

さてこの暗闇を明かりも無しで歩いているのだから流石に察したのかも知れないが、不思議と態度は余り変わらない。

「そうねー。実際もう叶っているのだけど」

その為には奥まで行かないといけないのよね、と。
やはり変わらない態度で話、歩き、ついていく。

ベリル > 「叶っているならば、命を大事にすべきだと思うよ」

目的も見えぬ彼女はあからさまに怪しい。
リスクを嫌う自分にしては、背中を許してしまっている。嫌な感覚だ。
あからさまに何かが飛び出してきそうな壁の穴。
そこに何か仕掛けられてそうな変色した床。

そしてその周辺に落ちている人の骸。
それを漁りながら、進む。
遺跡の中にあるものなど有限だ。だが、死骸はいくらでも増える。

価値あるものだと当然の如く、その辺にポンと落ちている物ではない。
だから、自分にとってどちらかというと死体の方が主な収入なのだろう。

随分と――そうはいっても、たかだが二人、しかも戦力もない二人でこれるところなどたかが知れている。――奥に来た。

死体はあれど、収穫はなかった。
口数は少なく。

ふいに、真新しい死骸を見つける。
荒らされもしていないそれは、生前はどこか場慣れしていたような雰囲気を感じるものだ。
罠か、魔物か。――どちらにしても、ここまで来れば危険だという事だろう。

ユニ > 「リスクを負わないと、ちょっとその先が叶えられないからね」

気楽な声。
歩く距離は十分に開いていて。
声は届くが何か相手に仕掛けるのは少し遠いぐらいの距離を維持している。
その距離が最も彼が警戒を緩めるラインだろうと踏んで。

奥になればなるほど罠は凶悪になっているのか、ばらばらと躯が増え始めていて。
それを漁りながらゆっくりと進む。
まあ彼女はそれも見ているだけであったが。

そしてついに奥に辿りつくが。
やはり其処には死体。

「あからさまにヤバいって感じ?」

真新しく、そしてどこか歴戦を思わせるその躯を前に。
そういう割にそれほどの危機感を持っていない声で。

ベリル > 「アンタは……はぁ」

頭をかいた。享楽主義ここに極まれり、というのだろうか。
――ある意味、警戒しすぎるのも馬鹿らしいというのだろうか。
それでいて、頭がいい。
ひどく、歪で厄介な相手だった。

「まさに……リスクの先の、か」

あの死体が何かを持っている確率はそれなりにある。
ここまできて収穫無しというのも、ひどい損だ。
腰についている砂は既に半分以上使ってしまっていた。
損失だけで撤退というのも情けない。

「…………高いのに。しかたない」

懐を漁り、赤い宝石のような結晶を取り出す。
それを、握りつぶした。粒子状になった欠片が、ある一点に漂っていく。

死体から、まるで赤い道のように連なった。
魔物か、罠か。
あの死体を殺したとするそれの痕跡を探るマジックアイテムだ。
――移動したとするなら、魔物か。

腰から、慣れた様に砂を取り出し、自らと、後ろにいるユニへ振りかける。拒否されようが、必要なものだ。
――目に入ると痛いのは当然なので、それを忠告しなかったのは、ただの得体のしれない彼女へのある種の仕返しに近い。

ユニ > 何とも言えない雰囲気を醸し出しているのをにこにこと眺めながら。
単純に警戒が緩めば会話も増えるだろうというだけの考えであり、それ以上は何も考えていないのだけど。

呟く彼は何か別のアイテムを取り出し、それはどうやら死因などを探る類のアイテムなのだろう、と辺りを付ける。

最もアタリをつけただけで全く詳しくないのだが。
などと考えていれば頭の上に振ってくる砂。

「わぷっ……眼ぇ……」

場所が場所なら悶え転がる所である。
砂が目に入ったせいで涙を流しながら。
すん、と自分の匂いとベリルの匂いが消える事に気付く。

「へえ、なるほど……。というか眼がスゴクイタインデスケド」

じと、とベリルを涙眼で睨みながら一応声は小さくして。

ベリル > 「ボクは痛くない」

たった、ここで会ったばかりだが……どことなく扱い方。
そして彼女との接し方が分かってきた。
クク、と忍び笑いすら漏れることを許すほどだ。

意に介せず、死体を漁り始める。
緊張感が途端に薄れているのを感じるが――。

確かな手ごたえ。高い出費を払っただけのことはある。
古いものだと認識できるのに、明らかに真新しい装丁の指輪。
この場には不釣り合いな宝石。
腕は確かだったのだろう。だが、油断してしまった。それだけだ。
御忠告ありがとう、と皮肉のように心の中で呟き。

「いくよ」

つまりは、ここまでだ。
身の程は弁えるべきなのだ。死体から背を向け、後方に注意を向け乍ら、歩き出した。

ユニ > 「そりゃそうだ。いやそうじゃなくてさあ」

ぶつぶつと呟く。
早くもいいようにあしらわれ始めてるような気がするが。
忍び笑いをするベリルを見ながら軽く眼の浄化作業の涙をぽろぽろと出す事にする。

その間も彼は死体を漁り、幾つかの宝石などを手に入れたようで。
ここに来てやっとの収穫、という感じだ。
死んだ者に関してに感慨は今の所湧かない。

まあせめて、生きるものの糧になって欲しい、そんな所か。
くる、とこちらを見て、戻る事を宣言し、ゆっくりと警戒しながら来た道をゆっくりと歩く。

そして彼女もまた、それに反論などは無く、ゆっくりと出来る限り音を消して歩く。
元々できる事だが面倒くさくてしていなかっただけである。

ベリル > 歩く。
出口を目指して、先程の死体のみを持った忠告通り油断せず。

「アンタはバカだ」

信用はせず。
気を許しもしない。だが、たまにはこういう相手との出会いがある。

「そんで、すげえ怪しい」

感じていることを率直に告げる。
先程手にしたばかりの宝石を相手に向けて後ろ手で投げた。

先程、出会った部屋だ。
腐敗した死体は、マジックアイテムの効能が切れたかのようにまたしても不快な臭気を発している。それを横目で確認しながら歩き去る。

「アンタ、名前は」
だからこれは、ただの気まぐれだ。

ユニ > 「完全にバカ扱い」

頭の上で手を組んでそんな気楽な歩き方なのに音はならない。
まるで音なんて最初から出なかったかのように。

そして妖しいと言われればご尤もと。
これほどまでに遺跡の中で出逢ったにしては妖しい奴はおるまい。

「おっとと……」

此方を見ずに飛んでくる何かを受け取ればそれは宝石で。
つまるところの3、と言う事であろう。

先ほどの部屋。
異臭は既に戻っており、先ほどと同じような腐敗臭が漂うのをそのまま通り過ぎて行く。

「まーだ速いんじゃない?ここ遺跡の中だし」

外に出たら教えてあげる、と。
まるで鼻歌交じりに機嫌よさそうにそう答えた。

ベリル > 「ふん」

表情は先程から変わることはない。
彼女のようなスタイルは、言ってしまえば、羨ましくもあり、妬みでもある。どうして、と自分の何かに問う必要もない。

「それでいいか」

3の話だ。ダメだと言われても返る気はない。
ユニが特に、道のりに役立ったというわけでもない。
本当に彼女は見ているだけだった。
つまり、観察されていただけなのだろう。
今は、彼女のようなバカになりたかったのかもしれないが。

そうかもしれない。
だが、遺跡を出ると彼女はすぐにでも姿をくらましそうだ、そんな印象があったからだ。
不機嫌そうに鼻を鳴らした。

出口が近づく。灯が何もなかった空間に地上への光が差し始めた。

ユニ > 宝石を適当に見上げたり掌でころころと転がす。
金目のものが、と言っていた割に妙に興味が薄そうで。

「別にこれでもいーよー」

だらんとした声。
そうただ彼女は彼を見ていて、見て居たかっただけで。
本当にそれだけ故に何もしなかった。

出口が近づき、この探索も終わりを見せようとした時。

不意にさっきまでの距離を一気に突き破り、ベリルの横にぴったりと身体を寄せれば。
その際に彼の頬に啄む様に口付を。

「私はね、ユニって言うの。王都で娼婦とかやってるから見かけたらよろしくね♥」

耳元でそっと囁く甘ったるい声を。
それは淫魔らしい、そんな声で。

接触はその一瞬だけで、すぐに離れベリルよりも前へと歩いていく。
それは追いつけそうなのに追いつけない、そんな速度。

「そんじゃねー」

さっきの声はなんとやら、最初に会った時のような明るい声でぶんぶんと手を振る。
その後は振りかえる事無く、上機嫌な足取りでその場を去って行く。


そして、さっき彼女に投げ渡したはずの宝石は何時の間にかベリルの懐に戻っていて。

ベリル > 「…………っ」

すわ、このタイミングで。
遺跡を出ようとしているこのタイミングで、怪しい彼女は、仕掛けてきた――のかと思ったが。

「…………バカめ」

少しだけ緊張に硬くなった体から、悪態をつくようにそう漏らすと。
離れていく彼女を追うこともせず。もちろん、追ったところで追いつけないだろう。

「ベリルだ。……できれば、他の場所がいいけどね」

どうせ、なぜか。彼女とはまた会う気がする。
これが悪い予感か、いい予感か判断はつけられないが――。
頬に手を伸ばして、口づけをされたそれを手で拭うと。
ふん、と相変わらず、不機嫌そうに吐息を漏らした。

懐に入った、その宝石の感触を感じながら。

ご案内:「無名遺跡」からベリルさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からユニさんが去りました。