2015/10/29 のログ
■オーベ > (呼吸を整えて一休みを終える。慎重に道を選び、モンスターの気配に気を配りながら歩いていけば、複雑に小道が入り組んだフロアに差し掛かる)………拙い。(似たような通路、振り返ってみても自分がどちらから来たのか、凡その方向は判っても正確にはわからない…と、すれば、準備もなく地下迷宮に紛れ込んだものの末路は、白骨化してから魔物化するか、幾らか肉を残して魔物化するかくらいしか差はない。仕方ない、と諦め半分、迷宮の壁へと手をつけば、そっと眼を閉じて意識を集中させる。杖の先に灯った光の魔法が消えれば、壁についた手が輝きだし―――自分を中心に壁伝いに意識を拡散させれば地下迷宮の構造を解析する。額に脂汗を滲ませながら暫くの間、そのまま、動きが止まり出口までのルーティングを終えれば、カッと眼を開き、そのまま壁により掛かるようにして)………疲れた。この魔術は苦手だな…身体の方を見失いそうになる…(やれやれ、と言った風で壁から身体を離せば、脳裏に焼き付いた迷宮の構造を地上へと向かって歩き出すのだった)
ご案内:「無名遺跡」からオーベさんが去りました。