2015/10/17 のログ
■テルヴェ > 賢い選択である。布のようなものでカバーして粘性を奪えば、こちらから押しやることも可能。
ありったけの力で布越しに押せば、取り込まれていた腕にまとわり付いていたベトベトが徐々に剥がれていくのを感じるであろう。
ルシアさんは、腕を抜き、粘体の拘束から自由になることに成功する。
しかし、女性の汗や匂いの染み付いた布地が身体にくっついたことで、ゼラチナスマターの興奮はさらに高まる。
部屋全体を揺らすような低く鈍い蠢きが、耳障りなほどに周囲の空気を蠢かせ、軽い地震のように錯覚させる。
ぷちゅぷちゅと粘体が爆ぜる音もさらに頻繁になり、まるで目の前で巨大な大釜が煮え立っているかのよう。そこまで熱くはないものの、スライムが発する熱気も伝わる。
……そして、その騒々しい中で、不可視の触手が2本。ルシアさんの脚に向けて勢い良く射出された。
空気を歪ませてはいるが、音をほとんど立てず、高速で床スレスレを放たれたそれを回避するのは難しいであろう。
■ルシア > 抜けたっ!!
(すぽんっと取り込まれていた腕を抜き、その場から離れる)
うー、くそ!でもシャツ持ってかれた!
(まるで空中に浮いているようなシャツが、見えない肉の塊たちにもみくちゃにされている様子が見える)
(それを取り戻そうなどという愚行は犯せず)
(シャツはあきらめて別のルートを探すか、それともおっぱい丸出しで街に帰るか)
いや、待てよ待てよ……あの子は
(さっきの宙に浮いていた子供は……ひょっとして自分の前にこの見えない肉たちに捕まったんじゃないだろうか)
(もはや生きているか死んでいるかもわからないけど、なんとかできないものか……などと考えていると)
きゃあっ!
(突然細い両足首に何かが巻きつき、転びそうになる)
■テルヴェ > 転ぶかどうかはルシアさんの平衡感覚しだい。しかし知能のない粘体はそんなことは構わない。
新鮮な女体の肉に絡みついたことを察知すれば、さらに十本以上の触手を器用に伸ばす。
露出した上半身だろうと、下半身を守る防具だろうと、ポニテに結った髪であろうと、無数の触手はところ構わず触れようとしてくる。
十分な量がくっつけば、その肉体を引き寄せようとすることだろう。
質量の大半を触手の伸長に注ぎ込んだためか、粘体内のバランスが狂い、宙に浮いた少年の身体がくるりと回転する。
赤い瞳が、半裸の冒険者に向けられる。僅かに眉間にしわが寄り、その口が動いたように見える。
粘体に包み込まれながらも、少年は生きのびているようだ。
……そして、どういうわけか、少年のお腹はぽっこりと膨らんでいるように見えた。
防具は脱げてもいないし破れているようにも見えない。手足は細いのでもともとぽっちゃり系だったわけでもない。
膨れたお腹の下で、ズボンの布地を何かが押し上げ、テントを形作っているのも見えるだろう。一応男の子である。
■ルシア > んぎぎっ!
(なんとか脚を大きく開いて踏ん張り店頭を免れるけれど)
ひゃっ!な、何!?
(次から次へと全身に見えない何かが絡まりついてきて)
(まるで丸出しのおっぱいを揺らして踊るかのように見えない触手に翻弄され)
ん……やぁぁ……!
(結局経ったまま大の字に手足を拡げた様な格好で拘束されてしまい、絶体絶命かと思った時)
(この見えない生物の体積の大部分が自分を拘束する触手に割かれた為か)
あ……
(中に取り込まれていた少年の身体が動き……そして表情が見える)
(絶体絶命ながら、彼が生きていることに少し安堵しつつ)
ちょっとキミ!寝てる場合じゃないよっ!起きなさい!
(大きな声を出して彼を起こそうとしつつ)
……?
(彼の肉体的変化にも怪訝な顔をして)
■テルヴェ > ベトベトの触手がルシアさんの身体に無数にまとわりつき、自由を奪う。
ぬるい温泉のような温感は心地よいかもしれないが、肌の上で好き勝手に蠢く粘体の感触は素人では決して良いものとは思えないであろう。
そのままルシアさんの身体と自らの身体を寄せ、さらに多くの質量で女体の全身を包み込もうとする。
晒された肌に透明な肉が触れ、押しつぶし、舐めるようにゾワゾワと按摩を始める。
防具に包まれた下半身には、その隙間から温かいネバネバが入り込み、やはりその下の肉体の味を確かめようとする。
抵抗しなければ、首から下がくまなく粘体に包み込まれるのは時間の問題だ。しかし、この状態から抜け出す方法はそう多くはないであろう。
スライムに頭まで完全に取り込まれた金髪赤目の少年は、意識はある。ルシアさんの呼びかけに反応する素振りもある。
しかし彼の方は、口を動かせど声は聞こえない。口の中まで粘体に塞がれているようだ。この状態で生きていることが不思議である。
ルシアさんの痴態に目を伏せ、首を振って視線を逸らそうとしている。しかしそれさえも、スライムの粘力に阻まれ、微動だにできない。
もしかすると、スライムが少年の向きを変えたのは意図的だったのかもしれない。これから陵辱される女性の姿を見せるために。見られるために。
■ルシア > んあっ!やぁ……気持ち悪い……
(エッチな事には興味津々な年頃の少女なのだが、いかんせんまだ経験不足で、全身を這い回られる感覚はまだ不快感のほうが強く)
ひゃっ!や、やだズボンの中まで……うひゃぁあああ!!
(ズボン、そしてパンツの中にまで入り込んでくるその官職に身震いしながら)
ちょっとキミ!気づいたんならなんとかしなさいよっ!
……って何赤くなってんの!恥ずかしがってる場合じゃないでしょうがっ!!
(おっぱい丸出しでもがいている自分の姿を見て、目をそらそうとしている少年の素振りを感じ取ってそう叫び)
■テルヴェ > 少年に発破をかけようとするルシアさんの叫びに、彼の顔が歪む。後悔と悔しさの入り交じる表情で。
そもそも彼にこの状況をなんとかできるのなら、とっくに脱出しているはずである。
首さえろくに動かせず、目を伏せようとする動きにすら粘体が絡みついて瞼をこじ開けようとする。もはや彼は完全にスライムの傀儡だ。
そして、彼の膨らんだお腹がブルンと脈打つ。ごおっ、と肺を潰されるような声が、少年の喉から鈍く響く。
いったい少年の身体の中でなにが起こっているのか。もしかしたらその哀れな姿は、数分後のルシアさんの置かれる状態の暗示なのかもしれない。
ルシアさんに触れている粘体の動きは、その小さな身体を頭部以外完全に拘束してしまったあとは、これまでと打って変わって緩慢である。
ねちねちと粘着音を皮膚のあちこちで響かせながら、その若い肌を舐めるようにくすぐってくる。
総量5トン以上に及ぶ質量が覆いかぶさるが、細胞の1つ1つが力を持つため、圧迫感はそれほどでもない。しかし、力で逃げるのはもはや不可能に近いだろう。
……そして、ズボンからパンツの中へと侵入し、新たなねばねばパンツと成り変わらんばかりに臀部を包み込んでくるスライム。
それが、女性の一番大事な箇所、柔らかな割れ目に粘体を差し込み、ゆっくりと開いていく。
大陰唇を広げながら、スライムは粘膜の味をちゅるちゅると味わい始めた。
ご案内:「無名遺跡」からルシアさんが去りました。
■テルヴェ > ……やがて、ゼラチナスマターはルシアさんの口や耳をも塞いでしまう。
鼻は塞がない。呼吸を止めて殺してしまっては、良質な愛液や子宮内壁分泌液を味わえないからだ。
抵抗の術の無くなった女体を、スライムは緩慢な動きで陵辱していく。
ゆっくりと膣に押し入り、ヒダの1枚1枚を弾きながら。その奥にうっすら積もった恥垢を、舌と消化器官を兼ねる細胞1つ1つで味わいながら。
無数の魚の群れが腹の中で踊るような異形の愛撫は、やがて子宮内にまで及び、おへそのまわりが膨らんでポコポコと乱雑に凹凸するさまが伺える。
全身の味を舐め取られる女体の蠢き、限界まで広げられた膣の艶やかなピンク、否応にも内臓器官が責め苛まれていることが分かってしまう腹の脈動。
それらすべてを、テルヴェは強制的に見せつけられた。
魔物に拘束される悔しさと、目の前で名も知らぬ女性の痴態を見せつけられる恐怖……あるいは興奮。為す術のない歯がゆさ。
テルヴェの心にまた一つトラウマが刻まれた。
…………。
数時間後。遺跡の入り口にほど近い部屋の床に、ルシアさんの半裸の身体が横たえられていた。失神している。
下半身の防具は着けられたままで、傍目には陵辱の跡は伺えない。しかし防具のインナーはぐっしょりと濡れ、触れれば粘体が糸を引くであろう。
傍らにはご丁寧に、彼女の着てきた服(これもベチャベチャ)と、剥き身のナイフまで転がされている。
ゼラチナスマターは女性は「食べる」ことはあっても「消化」はしない。肉よりも体液を好むように調整されているためだ。
しかしテルヴェは……あの少年はどうなったであろうか。部屋には彼の姿はなく、ルシアさんの知るところではない。
ご案内:「無名遺跡」からテルヴェさんが去りました。