2018/11/25 のログ
カナム > 「なら良かったじゃん。実際ここまで村も大きくなったし…良い事づくめだね!」

笑顔を浮かべレイカを褒め称える
とても良い事だし素晴らしい事なのに、どうしてか心のどこかで不安が募る

「うん、伝説に近い怪物らしいよ。そんな凄い奴なら色々知ってそうだし何か教えてもらえるかなってさ。」

精霊の炎は見た事が有るがあれとは違う気がする
相手を燃やす事でその生命を得るなんて…まるっきり呪いのそれだ

「でもいいさ。便利で僕が自由に使えるんだしね?
制御不能とかだったら本気で解決策を探したけど…折角ここに帰ってこれたんだしのんびり探す事にするよ。」

ソーセージが煮える音にワクワクが止まらない
加工した物なんて久しぶりだ、焼いた肉ばかりだった身としては楽しみで仕方ない
それに…久し振りに安心して食べられる誰かの手料理だ

レイカ > 「……そうでもありませんよ、大きくなればやはり目につきますから。」

今まで大きくするつもりなんかなかった、だけどこうして大きくしているのは…。
今まで泣かされている、ミレー族の受け皿になりたいと、私が思っているから。

最初は、ここまで大きくするつもりはなかった。
管理できるかも不安だったし、食糧だって足りなかったから。
だけど、こうして…支援者がいるからこそ、私はここを村として発展させることにした。

「伝説に……うーん、そのクラスでしたら、精霊の中でも上位…所謂『小さき神々』の部類かもしれませんね。」

私が扱えるのは下級精霊の類だ。
それでも、自然界の膨大な力を使えるのだから、別に文句を言うつもりなどない。

だが、カナム君の呪い?のようなものを考えると、上位精霊…。
小さき神々のものに近いのかもしれないと、私は予測を立てた。
あいにく、そんな大きな存在と話をできることは私ですらまれだ。
ルミナスの森の長ならば…というのはあるが。

煮えあがったソーセージを、お皿に山と積む。
軽く塩コショウをする程度の味付けで、手料理と呼べるようなものではない。
だが、この子ならば。

「ええ、カナム君の家はまだ残っていますよ、今日はたくさん食べてゆっくり休んでください。
後で毛布を運んでもらいますので、温かくして寝てくださいね。」

ソーセージを彼の前に置く。
管理の量があるが…彼の食欲ならば問題ないだろう。

カナム > 「良いんじゃないかな?
中途半端に大きいと狙われるけど物凄く大きいなら手を出し辛くなるんじゃないかな。
いっその事街とか国レベルにさ?」

そうすればミレー族をもっと沢山保護できる
敵が居ても戦える、そうすれば…レイカも少しは楽ができる筈だ

「小さき神々?
……そんなの居るんだ。神様か…僕と会ってくれないのもなんだか納得だな。」

神様がこんな子供に会ってくれる訳ないか、と納得する
神を求めての旅なんて無謀すぎてやる気が出ない

「すっごい…いただきまーす!」

満面の笑みでソーセージの山を崩し始める
大の男でも苦しむ量も自分にとってはわけない
ソーセージを食べきる頃には欠伸を漏らし部屋へと連れていかれるだろう

今夜は警戒する必要も無く心地いいベッドでグッスリと眠れる筈だ

レイカ > 「…そうするとなると、ドリアードに話をしないといけませんね…。
ここはもともと、ドリアードの集落だったのを分けてもらっているわけですから…。」

彼らに話をしないことには、この里をさらに大きくするのは難しい。
それにこの里の特産品などを安定して作ることが出来ないと、やはり困ったことになってしまう。
元々は駆け込み寺のような集落だったのに、いつの間にか随分と人が集まる場所になってきた。

「…神様なんているかどうかもわかりません、けどね。
もしいるとしたら、ミレー族を助けてもらえるように頼みたいところです。」

町にいるミレー族すべてを救えるか、と言われれば勿論私は、首を横に振る。
そこまでの力なんてもちろんないし、そんな傲慢な考えはない。
ただ…私がいるこの里の平和だけは護りたいと、そう思っているだけだ。
ここがたとえ、箱庭だといわれても構わない。自己満足でもいい。
もちろん……偽善だと笑いたければ、笑うがいいと、そう思っている自分がいる。

満面の笑みを浮かべて食べ進める彼を見守る自分…。
やっぱり、この里を作ってよかったと…そう思う。
私が生きている限り、ここを守りたいと…眠った彼の寝顔を見ながら、そう心に誓った…。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からカナムさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からレイカさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」にクライブさんが現れました。
クライブ > 九頭竜山脈の樹海の奥、人が踏み入る事も少ない樹海を大型のバックパックを背負い歩く。
最後に戻ったの随分前で時折に道に迷いはするが、気が付けば知った獣道を歩いている。
これがドリアードの加護かと改めて驚きを見せては脚を進め。

「ようやく見えて来たな……」

進む樹海の奥、木々の先に防壁が見えればようやく戻ってきたという実感。
同時に感じるのは人の気配、それも知ったものだが足を止めて周囲を見回し。

そして少し間れば姿を見せる傭兵という風貌の数人の男たち。
その顔を見れば野太い笑みを浮かべて歩みより。

「よく守ってくれてるな。助かる」

男の一人、自ら選別し問題がなとこの隠れ里の警護を頼んだ傭兵に語り掛け。
その傭兵も満更でないという様子を見せて笑みを見せる。
本当ならすぐに里に向かいたいところであるが、聞く話もある。
特に傭兵の誰かが、この里のリーダーである女に手を出していないかという確認は最重要な事である。

「とりあえずだ、俺がいない間の話を聞かせてくれ」

里には出来るだけ厄介事は持ち込みたくはなく、傭兵たちが使っている少しだけ離れ、里がかろうじて見えるキャンプへと向かうため。
傭兵の一人に案内をさせてそちらへと移動を始めて。

クライブ > 傭兵たちと共に移動した先は、元は防壁作成のために切り開いた一角か。
それなりな広さの場所にいくつかのテントが張られ、里の警護に立っていない傭兵たちが思う思う姿で、しかし油断を見せずに過ごしているのが見える。
最初は警護の当番の男たちが戻ってきた事に怪訝な顔を見せるが、ともにいる己の姿を見れば驚きを見せて。

「邪魔すんぜ。俺の頼みとはいえよくやってくれてるようだな」

キャンプ地に足を踏み入れれば、傭兵たちから各々に「アニキ」「団長」などの声が上がり、それを片手で制し切り株に腰を下ろす。

「こいつらにある程度は聞いてるが…お前たちからも話が聞きたい。いいな?」

案内を済ませた傭兵たちが警護に戻っていくのを視線で見送り、残る男たちにと視線を戻し。
そして語られる事は王都から騎士と思われる招かれざる客、どこかの商店との付き合い、竜のが住み着いたなどの話。
離れている間とはいえ、ずいぶんと変わっている事に一つ一つ頷き。
そして一番重要な事、奴隷商人やよからぬことを考える貴族が来なかったかなども確認し。

「そうか…今月は2組か。あぁ、皆殺しでいい。死体は街道に捨てて置け。これからも頼むぞ」

招かれない一団が来たと聞けば眉間に皴がより、これからも処理をしろと一言の命令。
それが終わればバックパックからいくつかの酒を取り出して、娯楽がない場所で文句なく里の警護をする傭兵たちをねぎらい。

クライブ > 酒を手渡せば早速手酌で飲み始める傭兵たち。
バカ騒ぎをするわけでもなく自分たちで狩った獲物で作られた干し肉をあてにして。
里に行けば酒ぐらいは分けてもらえるだろうが、それもせずにいたのか美味そうに酒を飲む姿はまるで街の酒場のそれ。
しかしバカ騒ぎはせず、悪酔いもせずに飲む姿は戦場の合間という光景に見える。

「俺は里に顔を出したらまた出かけてくる。またしっかり頼んどくぞ」

報酬はギルドでな?とタダではなく金も戻ればある事を伝えてやる気を煽り。
更にバックパックから追加の酒を置けば出てるやつの分だと言い聞かせて。
切り株から腰を上げれば「早く会いたいんですね」「この幸せもん」などの煽り言葉に余裕の笑みを見せ。
煽る言葉が嫉妬に変わるのを聞き笑い声をあげてキャンプから里へと足を向ける。

「戻ったぞ!皆、元気してたか!」

再び防壁の見える場所、門の近くに行けば声を上げて戻った事を伝え。
知り合い、家族と言って良い見張りをしていたミレーの一人に手を挙げてみせ。
慌てて見張りから奥へ、そして門が僅かに開けばしべりこむように中へと。
そうして大事な家族である里のミレーたちに土産の品を振舞い、話をして。
そして愛する女の元へと向かうはずで…。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からクライブさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」にカナムさんが現れました。
カナム > 物見櫓の上から眼前に広がる森を見つめる
おやつ代わりのソーセージを齧りながらぽつりと呟いた

「…どうにも気になるんだよねぇ。」

森の中に潜む動物ではない者達
勿論ミレー族とも違う…人間の集団、それも戦闘に慣れているであろう者達
こちらを探ると言うより警備している…そんな感じがするので放置しているが気になるものは気になる

「まぁそっちより奴隷商とかの方を気にしないとかな。
お姉ちゃんが言ってた大きくなる事の弊害って奴……」

時折現れては追い払わられたり狩られる奴隷狩りや斥候の様な者達
自分が狩らなくても良いのは便利で良いんだが…一つ問題が。

「暇だよねぇ…平和で良いけどさぁ」

見張りをせずとも安全な場所、平和で過ごし易くていいはずなのに何故か自分は退屈と感じてしまう

カナム > ソーセージを食べ終え指に付いた油を舐め取る
見張りの真似事もそこそこに下へと降りていく

「山賊狩り、やってみようかな。どうせ少し行けば居るだろうし」

シェンヤンの怪物達に比べれば楽だし実入りも良いはずだ
財宝か食料…武器なんかを貯め込んでたら尚良しだ
物騒な事を考えてる筈なのにさっきまでと違ってワクワクしてきた

……過去の僕はどんな奴だったのかかなり不安になるけどそれはそれ
門の外へ向けて鉈を手に足取り軽く遊びに出かける

ご案内:「ミレーの隠れ里」からカナムさんが去りました。