2018/07/03 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にレイカさんが現れました。
レイカ > 「はい、それではお願いします。
なにか空気がおかしいですので、くれぐれもお気をつけて…。」

協力者であるトゥネルソル商会の職員。
今月の支援物資を届けてもらい、それを見送った。

食料や医薬品、衣服に日用雑貨。
そして織物や木彫り細工で必要になる道具に至るまで、いろいろなものを取り揃えてくれている。
ある程度の必要なものをリストアップして、陸文洞酒造にてこのあたりの地区を統括している人に渡す。
そういうシステムを作り、これが初めての取引だった。

「それじゃあ皆さん、荷下ろしをします。
先ほど伝えたとおり、ちゃんと分別しておろしていってくださいね。」

だが、ここからが大変だ。
すべてひとまとめにされているので、それを積み下ろす際にまず一度分別しなければ。
食糧、雑貨、衣服、医療品。
それぞれを分けるためには、この里総出でかからなければ…。

レイカ > 王都の話は、トゥネルソル商会を通じて聞き及んでいた。
魔族の国にての大きな戦い、それによる人間側の損害。
私の結論は、人間側の惨敗だった。

しかし、それが何だというのだろう。
この森や里に関しては、全く関係もない。
私たちが何かできる事なんか何もないし、ましてや逃げてきた人間を受け入れることもまずない。
積み荷を振り分けながら、私はいつも通りの生活を営んでいた。

「………さすがですね。」

積み荷を降ろしながら、私は独り言ちる。
この荷物胃の中に、紹介を示唆するようなものは何一つとしてない。
証拠が残らないように、彼女が考えてくれたのだろう。
振り分けられた積み荷を、次は別々の倉庫に運んでもらう。

子供たちも率先して手伝ってくれている。
これなら、日暮れ前には終わるだろう、

レイカ > 積み荷の振り分けは、滞りなく終わり…。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からレイカさんが去りました。