2018/06/28 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」にレイカさんが現れました。
レイカ > 風のうわさで、忽然とタナール砦にいた第七師団が消えうせたと聞いた。
あの位置から消えるというのは、あまり考えられない。
かつて私も、何度かその場所に立ち入ったことがあるので、よくわかる…。

「裏道を使って、魔族の国に入ったんですね……。」

砦すべてを監視するのは非常に難しい。
おそらくどこかに隠し孔のようなものがあって、そこから魔族の国に入ったのだろう。
魔族を滅ぼすための切り札を、あの人は見つけたのだろうか…。

しかし、魔族を滅ぼすことは難しいだろう…。
考えてみれば、私達は魔族の規模やどんな軍がいるのかを全く知らない。
魔王軍…そう呼ばれる軍がいるということだけを知っている。
その規模や…統率がどのくらいとれているのか。
それらを知らない以上…人間に勝ち目など、もしかしたら薄いのかもしれない。

「…………。」

レイカ > いや…人の世界を捨てた私が心配するのはおかしな話だ。
万一の時に頼る伝手もある、今は何も気にせずにさとのことだけを考えよう。
ただ思うのは一つ、武運を祈るばかりだ。

「一応…信頼できる人のようですしね…。」

まあ、生きて帰ってきたら…お酒の一つでも届けようか。
そんなことを考えながら、私は里の中へと引き換えしていった。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からレイカさんが去りました。