2018/05/31 のログ
ご案内:「ミレーの隠れ里」に火棘さんが現れました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」にレイカさんが現れました。
火棘 > 王都で買い物をした翌日、紙袋を抱えて友人の里のほうに脚をむけてた。
大きな体で移動したら目立つし、今日は里の中まで入るつもりだったから
ヒトの姿で、あるいていく

やがて里の防壁の前にまでくると、警備の者が近づいてくるのが見えた
もう自分のことは周知されてるので失礼はないのだけど

「重い、これを皆で分けよ」

紙袋の中身は、調味料がたくさん
他には、子供用にとベッコウ飴と一口の丸いカステラと甘いものを入れてた

門兵に押し付けるようにして預ける、別に対して重たくはなかったけど
紙袋を渡すと腕を持ち上げ体を伸ばすようにして

レイカ > 今日の私の仕事は、村の見張り。
若い人に任せるのもいいのだけれども、どうもこういうことは自分でやらないと落ち着かない。
その視界の中に、よく知っている人が歩いてくるのが見えた。

珍しい、とまず最初に思った。
いつもは別の姿で、空からやってくるはずなのに。
何か警戒しなければならないことでもあるのではないか、と少し心配してしまった。
彼女に怪我の心配はないだろうけれども。

「カキョクさん、買い出しご苦労様です。
どうぞ中に入ってください、何か冷たいものでも入れますよ。」

…火竜なのに冷たいものというのも少しおかしな話のような気がする。
でも、ここ最近で彼女は人間の味覚と、ほとんど変わらないことが分かった。
おいしいものは素直においしいみたいだし、疲れてるならば何か冷たいものでも。

ただ、あの袋に里の子供が群がっているのが気になる…。
もしかして、お菓子でも入っているんだろうか。

火棘 > 「ついでだ、そろそろ足りなくなってるかと思ってな」

体を伸ばしてると彼女が出てきたのが見えた
目を細めながら、楽し気に口元には笑みを浮かべ

「それなら、もらおうか」

喉は別に乾いていないけど、彼女がそうもてなすのなら
受け入れるつもり

周囲をきょろきょろしながら、ミレーの里へと入ってく

「この里は、特に変わったことはないか?」

王都で噂話のように聞いた、最近のミレーのことを彼女に話ながら隣に並んで歩く

レイカ > 見張り台から降りて、入り口鵜のほうへと向かっていく。
若い人を呼び止めて、見張りを継続してもらうように頼んでおいた。
ドリアードの力はあるけれども、本当はできる限りそれらを使いたくはない。
自分たちにできることは、自分たちでしたい。

確かに、調味料が心もとなくなっていた時期だった。
彼女の気遣いに礼を言いながら、私は彼女を伴って食堂へと向かった。

「……ええ、少しだけ。」

ちょうど、カキョクさんが話しているミレー族のことだ。
それに乗じて、王都に復讐しようとしたこの里の人がいたことを彼女に話す。
今は落ち着いて、その考えをやめてくれたみたいだが…。

「向こうではどうでしたか…?
やはり、ミレー族はまだ暗躍を…?」

火棘 > 「王都は、いろんなヒトがいるからな…匂いも混ざってる」

ミレーだけでなく、魔族もいるし他種族、異国のヒトもいる
歩いてるだけではわらかないことも多い

「噂…くらいかな、見てはいない」

考えてもヒトの会話の中で聞こえてたことくらい
自分の目では、そのような出来事はなかったから

「妙なことになりそうなら、いつでも呼びつけるがいい
 それに、私で手に負えなくなると…もう1匹、すごいのが来るかもしれん」

クスクスと笑う、直接手伝うのは自分だけど
おそらく自分に危害が及ぶのなら、彼がほっておかないはずだろうから
それを、想像したら炎と嵐の竜が暴れたら…いくつの街や森が消えるのだろうと

レイカ > 「…そう、ですか……。」

少し、いや…悲しい。
できるならばミレー族は何もなく、穏やかに過ごしてほしい。
恨みを忘れろ、とは言わないけれども…憎しみの連鎖はどこかで立たなければならない。

この里の皆は、そんな傷を抱えている人ばかりだ。
彼らにしてみたら、あのミレー族の一派はきっと、救世主のようにも映っているのかもしれない。
だが、私は絶対に…この里の皆を底に参加させるわけには、行かないのだ。

「…アハハ、そうなったらよろしくお願いします。
あなたたちに守ってもらえるなら、本当に安泰ですから。」

最強種であるドラゴン、それがなんと2匹もこの里を守ってくれる。
それがとても、心強くてうれしかった。

食堂で、私は彼女に冷たいお茶をごちそうする。
この里で、初めてできたお茶だ。

火棘 > 「…思い出した、あの小さいの」

少し前に里を見下ろせる丘の上で居眠りしてるときに
小さいのが龍の爪の間で遊んでたのを思い出した

「遠出しすぎ、ちゃんと中に入れておかぬと知らんぞ」

別に特になにかあったわけではなく、好きにさせていたけど
小さい子供の足からしたら遠いはず
出されたお茶に口をつけると、自らの里とは違う風味と香りがして
不思議そうにグラスを持ちあげ、色を見るように眺めた

「これは、なんの茶だ?」

レイカ > 「………え?小さいの…って。」

小さいの、といわれると真っ先に私の視線は、外で遊んでいる子供に向けられた。
確かに、時折里の外に出ているのは知っているけれども…。
まさか、カキョクさんの寝床まで言っているなんて。

あの位置は確かに、子供の足からしてみれば少し離れている。
その時は、私もおそらく瞑想中だったので気づけなかった…。

「…すいません、あとで言い聞かせておきます…。
ああ、この里で作ったオリジナルのお茶なんです、少し甘く仕上がっているのですけど…。」

カキョクさんは確か、シェンヤンのほうの出身だったはず。
あの地方は、お茶の文化が非常に強く根付いているはずだ。
もし、アドバイスなどいただけるのならば…という、野心も少しだけあった。

火棘 > 「別に…遊ぶのはかまわぬ…ただ、小さいのだけで来るのは道中危険であろう?」

子供が嫌いなわけではない、眠りを邪魔されたとも思ってない
ただ、行きかえりに何があったら、と思っただけで

「ふん、いい後味がする、今度、私の里のものももってきてやろう
 花茶といってな、茶器の中で花が咲いたようなのもある」

香を楽しみ、見た目にも美しい花茶、この地方ではあまり見かけないので
彼女も喜ぶかもしれないと…お気に入りの友人が喜ぶことをしいてやりたくて
また一口、お茶を飲む

レイカ > 「ええ、このあたりは野党もですが…奴隷商人が時折やってきますからね。
大人と一緒に遊びに行くようにと入ってあるんですが…。」

でも、私は少しだけ安心していた。
カキョクさんがいるだけで、こんなにも安心できるのかと。
向かいに座り、私もお茶を飲みながら。

「お花のお茶ですか…、ハーブティーとは違うんでしょうか…?
ええ、もし育て方なんかもわかればこの里でも育てられますか?」

お茶を飲んでいるということは、口にはあったらしい。
これでまずいといわれたら少しショックだったけど…気に行ってくれたみたいで、よかった。

本当はちゃんとした陶器のほうがいいんだろうけど…あいにく、この里にそんなものはない。
だから、ありふれたグラスでしか入れられないのが、少し残念だが。