2018/05/12 のログ
ワルセイ・イダーヤ > 「……その決意があれば、きっと未来は開けるよ」

そう、小声で呟いて……そして乾杯の後。レイカから言われた忠告の言葉。
ミレーを探る動き……確かに、アルシャをあまり出歩かせないほうがいいかもしれない。

「ああ、忠告感謝しよう……では、から揚げもいただこうか」

そう言って、から揚げを頬張りつつ……

「うむ、美味い」

そう言って、表情をやわらげて……その時、少年ミレーが入ってきて、ワルセイに近づいて……

『アルシャのお父さん?』
「ああ、そうだが」
『……これ、パンのお礼。アルシャに渡して』

そう言って。泥だんごを手渡されて…その泥だんごは、土魔法の初歩の初歩によって固められ、表面はなめらか。土のマーブル模様が美しい。

「直接渡さないのか?」
『……恥ずかしいから』

そう言って、少年は去っていって…

「ふ、良い子だな。さて……」

そして、レイカとワルセイの酒の席は続く。
アルシャたちが、遊び疲れてやってくるまで……

レイカ > 私は残念ながら、お酒を飲める体質じゃない。
だけれども、酒の席に立ち会うのは何度かあったので、少しくらいならば。
そういって、なめる程度のお酒をたしなめるくらいにはなった。

少しだけ話をしていたら、里の子供が一人。
この子は、魔術を少しだけたしなんでいる。
私が教えたわけじゃないので、ほかの誰かに教わったのだろうとは思うが。
その男の子が、泥団子を一つ…アルシャに渡してほしいと。
少しだけ、くすくすと笑って。

「ええ…もう少しだけお付き合いしますよ。」

お酒は飲めないけれども、彼との話は少しだけ…楽しかった。
もう少しだけ話をしよう、いろんな未来の話を。

ご案内:「ミレーの隠れ里」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。
ご案内:「ミレーの隠れ里」からレイカさんが去りました。