2020/06/08 のログ
■ホースディック > (そうして――幾ばくかの時間が経つ
物を食べずとも平気で居られる身体ではなく、当然ながら空腹は覚える
森から戻って来た後で、口に入れた物はまだ無かった故に
ゆっくりと椅子から再び立ち上がっては、戸棚に入れて置いた籠の中から
若干湿気った感の在るパンを取り出して、齧った
美味い物を食べれば美味いと思うし、頓着しない訳では無い
ただ、無性に面倒な事は在る。 もうパンで良いか、と。
奪われる水分を潤す為に、水差しの水を、其の儘煽り
そうして、僅か空腹を落ち着かせた所で、テーブルの上のナイフを手にする
幾度か、植物の蔓や繁みを切り倒した刃先を、最後に手入れするのは日課
さび付かせたナイフで、いざと言う時困るのは自分なのだ――)。
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」2(イベント開催中)」からホースディックさんが去りました。