2023/02/25 のログ
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 昼のアスピダ 城門よりやや離れた場
天候 静か雨

しとしとと、一思いに降れと言いたげな微睡こしい勢いの雨
白い煙が濃くなっているかのような、雪雲にも似た色合いにすら感じる白雲が空を覆う。
地面はぬかるむほどではなく地面が全ての水気を吸い切る程度
茶褐色が黒ずむ土と葉繁りにまとわりつく水滴が、足を擦らせるたびにそれを吸い取り不快にさせる。

そんな場所に仕上がっている城門よりやや離れた場所での戦闘
一定量が城門から溢れ出てきた後で、潜んでいたメイラを含める者ら
それがまるで数を多く見せるような 援軍のように横合いから長槍を携えてくる
ギザ歯を開いた笑みを向けるメイラ 赤い瞳 下に跨るのは大きな二足と尾で体を支え奔る大蜥蜴。

黒い太い鉤爪を持つ飛脚蜥蜴 太い弦を鳴らすような ギョオッ ギュオッと声を上げる
そんな肉喰らいの獣が生ぬるい温度になった外の中 元気に喉を鳴らして騎手たるメイラに応え
一人の騎手に爪で剣腕を掴んで飛び掛かり、押し倒す中で槍を前後に振い抜いた。
長さから、満足に振り切れないと思えるような槍を、力押しで。
人の境目が邪魔なら柄が降り倒し、短く持った部位から大笹穂の刃で掻き散らす。


「雑兵など手柄にもなりませんわぁっ!! 王に褒めてもらえないじゃありませんのぉぉっ!!」


不意に近づく者らは、一突一牙 穂と石突きの大百足の拵えが捕らえていく
メイラだけに目を寄せていたなら、勢いよくメイラと共に雪崩こむようにして
塊を崩して散らして、ぶつかり合う形は少数と少数になっていく。

メイラは、こんなことでは褒めてもらえないと息を巻く
勝手に妄想して、勝手に答えを出す。 この程度の群れならできて当たり前だろうと
大義だったと言われるどころか、いつもどおりな顔をされてしまうと。
死んだ当人の貌が、笑みで崩れることがないと知る。 

ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。