2022/10/13 のログ
■メイラ・ダンタリオ > 周りは今なら殺せると勢いづく
今なら偉くなれると勢いづく
隣が死んでも自分が良ければ全て良いと思う糞集団が
城壁に引きこもる場所から出てきた勢に襲い掛かる。
メイラを含める先頭集団の戦餓鬼が
わかりやすく痛めつけていく。
盗賊の練度の高いものは、針が振り切れてしまった精神に対して
練度と勢いに対抗されればほどけてくる。
「―――クシフォス・ガウルスが目の前に来ないのなら!!」
王都のイカレ 代表格と自負できるメイラ自身が吠える。
「わたくしを困らせる者など居りませんわっ!!」
吠えずに痛めつけ 殺し尽くさせ
吠えるべきときに吠えて、周りは遠吠えの如く同調する。
苦戦は崩せないだけ 苦戦は入り込めないだけ
今溢れてくるだけの一団なら、半魔でも怪物でもない一団なら
盗賊精神なままの強者なら まだ散らかし放題だと
メイラは吠えた。
それに異を唱える猛者が現れることすら期待している
強さこそが全て 強さこそが忠義
狂った指針は振り切れ、限界は折れて狂々(ぐるぐる)と廻るほど。
「―――■■■■■■ーーーーッッッッ!!」
アドレナリンが口の中に溢れるほどに
メイラは腰に双剣を差し、大剣擬き持ちから渡された愛剣を握り直して
声でも言葉でもないそれと共に内臓から熱くさせるように城門が閉じ切る光景
前にも後にもいけない者らと、続きとお代わりを求めるほどに飢えだした。
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。