2020/08/18 のログ
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 古戦場や国境線よりも遥かな苛烈 緩やかな滅裂を迎えていく場所 城塞都市 アスピダ
―――“城塞都市門外 戦場の陣”―――
「やっていられませんわっ!」
ド ン ッ ! 地に叩きつけるのは、そこらで満足に使用されることもなく砂粉を被っていたバトルハンマー。
今現在、お嬢様口調で異議申し立てをつける怪力令嬢 メイラの武装として使われ、血糊すら掃われていない。
汚れや錆びを気にするほど繊細な武具でもないせいか、逆に使用済み感が増した、恐れと呼べるそれを手にしたままに。
強靭な革の鎧といういでたちが、金属で身を固める勢の中では少し目立っていた。
「要塞の中から出ずる敵のみを討つしかできず、挙句の果てにかの御大将の旗の下へと行く大馬鹿が増える!
あの要塞の中から砕くことも許可は受けてられない!」
周りは沈痛 中には目を向けるものもいやしない。
年齢不詳 外見だけが若い魔を含む女に、本人はギザ歯をかみ合わせながらギギギと軋み鳴らすほど。
「元より腐敗と呼ばれる我ら騎士ですわ。
どうなっているかもわからない大将に興味はありません。
でもこれでは灼けるたびに水をかけろと呼ばれているようなものですわよ……!」
ガルルルルルルルルと唸りを上げるそれは、解決に導けないことを苦悩する正義などでは決してない。
あの要塞都市の中から打ち砕かんとする狂人家系の血が騒いで仕方がないだけ。
しかし古戦場や境界線上のにらみ合いや意味のない戦いよりも、優先順位が高いためにこちらに赴かざる終えない。
完全な膠着であった。
時折出てくる門からの増やしたか裏切ったかもわからない奴輩を、肉塊にしていく。
それが一番まともな仕事だろう。
―――“陣の外にて”―――
あれから中へ突撃しようとすると知己らが全員で抑えにかかる勢い。
他人ならいざ知らず、戦場で杯を交わしあう男女を無下にするつもりもない。
ぶっすうううう とした顔で、痛まない水と呼ばれる軽い度数の酒を傾ける。
現在は交代で休息中。
戦場のテントがひしめく中で、一人風に当たりながら不満げな熱を冷ましていた。
「元 暁天騎士団長<クシフォス・ガウルス」 絶対にその面拝んでやりますわ……!」
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」にソラムさんが現れました。
■ソラム > 九頭龍山脈の中にある中規模の城塞都市、アスピタ。
この都市から少し離れた地点にある林の中.....、
「そう言えば、この近くの街がなんかあったんだっけ....?」
小さな人影が木に背を預け、座っていた。
くすんだ群青色のロングコートに黒いコンバットスーツ、拾い物の中で印象がよさそうなものを選び、着ていた。
傍らには彼女の武器なのか、黒と灰色のコントラストが印象に残る刀身を持つ大型のバスターソードが立てかけられている。
右腰には黒のホルスターに収納された純白のハンドガン、いつも左腰に携帯している艶消しされた純白のエストックは今回、巣に置いて来ていた。
「持ってきた方がよかったかなぁ.....」
銀鱗に覆われた尻尾を静かに、そして器用に動かしながら都市の門外で築かれた陣形を木の裏から静かに見守ることにしていた。
■メイラ・ダンタリオ > 休息の時間といっても食事も王都に比べれば味気ない。
王都では肉料理とセックスを楽しむ
戦場では闘争とセックスを楽しむ それなのに思いのほか、闘争に身を置けない。
狩れる対象が限られているだけに、身体を持て余しながらメイラは欲求不満だった。
「全く、これなら休憩せずに出待ちに参加しているべきでしたわ。」
度数の低い酒精も空に。
しかし飲料と食料品は有限であり、しっとりタイプのジャーキーをブチンッと齧りながら貪ることもしない。
テントにでも戻ろうかと、偶然拾って今回愛用しているバトルハンマーをお手入れでもしてあげましょう。
そう思っての束の間、、声をかけてきたのは同僚の一人。
なんでも近場の林の中を見回りにいくとのこと。
潜んで襲撃を仕掛けてくる輩がいないかの探索だそうだ。
門の前のみだけが敵にあらず。
「いいですわよ。
丁度持て余してましたもの。」
そう言ってバトルハンマーを軽々と扱いながら手の打ちで、その柄を叩きつけるように、ポンポンと。
―――“少し経ち、林の中にて”―――
「曲者!ですわぁっー!」
ゴウッ!とバトルハンマーを投擲にする奴がどこにいようか。
先ほど難癖をつけていた陣を見やる怪しげな格好をした輩その①を発見。
援護を呼ぶこともせずに、バトルハンマーの鉄の塊と呼べる膨らみを前方に向けた一撃。
メ゛ キ゛ ョッ
と木にめり込むようなバトルハンマーの一撃で葉が幾つも散り、両腕にタトゥー型に浮かび上がる魔力の装甲
両腕を ごきっ ごきっ と鳴らしながら意気揚々と近づいていく。。
■ソラム > 近くで響いたハンマーの風切り音に耳が反応し、そちらの方を見る。
鎧を着た女性騎士。近くの木には彼女のだと思われるバトルハンマーがめり込んでいた。
正直に言えば、自身の持っているバスターソードと比べることはしないが、重たそうだなという言葉が脳裏をかすめる。
好戦的な怪力女性騎士
一言で彼女を言い現わすならそう言えるだろう。
だがあくまで見た目と印象で決めたことであり、離さないとよくわからない点が多々あるだろうと考察し、
「.....とにかくは敵として誤解されないようにしないとなぁ。元々この山は私の縄張りなんだし」
ぼそりと小声で言い、立てかけてあったバスターソードを背中に吊るし、シュルル、と尻尾をしまい早めに退散しようかな....等と座り込み考え始める。
■メイラ・ダンタリオ > バトルハンマーを投げた先、木々に人影と思い打ち込んだものの、要塞で出入りしている者特有な
それでも且つこちらに向かってくる気配もなければ、一人で楽しもうとおもっていたのに数人が声に気づいてやってきていた。
この戦場の陣の中で、関係者は味方か敵かとシンプルな思考なだけに、状況を軽く話す
「手出し無用ですわ。
あれはわたくしの得物です。」
引っ込んでなさいとシッシッシと得物を横取りされないように威嚇までしているものの、周りは対応は任せる。
しかし何かあった場合に備えての退きはない。
のちに見つかった相手、黒い外套を纏う、明らかにこの一体の人物とは違う雰囲気。
聴取という形になり、悪即ハンマーともいかなくなってしまえば。メイラは手の出しようもない。
後に元の位置へ戻る最中、一言呟いた。
「無関係だったそうですが、間違いなく手練れですわよ?」
バトルハンマーを持ち上げながらに、その笑みは好戦的なもの。
「近場の木にぶち込まれても案外精神は平然としていましたもの。
撤退も逃げもせずに、腰が抜けているわけでもない。」
背中に背負った剣といい、ニィツと笑みを浮かべ。
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からソラムさんが去りました。