2020/06/18 のログ
グライド > (一度動きを止めた事で、相手も縄を切ったらしい
盗賊で在れば、刃物の常備は当然か、此れが鉄鎖であったならば良かったのだが
其れでは重すぎて距離を稼げない為、使い勝手を優先した訳で
其れでも、距離は詰めた。 一方的な逃走を赦す事にはならないだろう
動揺を誘う心算であったか、矢張り、其の弓矢の切っ先を己へと構え直す様を見れば
盾を構え、其の射線を切りながら。)

「―――――……遣らなきゃならねぇ事、か。
………成程、確かにソイツは、気になる情報って奴だ。」

(――僅かに、其の兜の下で表情が動いた。
女の言葉がハッタリである可能性は高い、と、思う
何せ状況が状況だ、拘束を逃れる為の方便と考えても不思議は無い
だが――確かに、気になるのは確かだ。 あの騎士たちが、一体何なのか。
亡霊の如くに復活し、再び押し寄せる異様を、何故旅団が取り込んだのか。

――僅かに、考える間が空いただろう。
本来なら、一蹴して仕舞えば良い言葉には違いない
寧ろ、会話など気に留めずに、早々に制圧して仕舞えば良いのだ。

だが――ふと、唇を吊り上げた。
もしも、本当に女が其れを調べて居るのだと言うなら。
己も、其処に一枚噛みたい所では在るのだ、が。)

「―――――調べて、如何するってんだ?
俺様には関係がねぇ話だ、相手が何だろうが、俺達は此処に又来るんだからよう。
俺が得をしなきゃならねぇ、其れが取引ってもんだ。」

(そして、ゆっくりと女へ、己が腰元から取り出した袋を投げれば
其れを拾う様に言うだろう。 中に在るのは――己が、九頭竜山脈における拠点
キャンプ地たる場所の、地図と、目印)。

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