2020/06/04 のログ
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 城塞都市の近くにある山の天辺付近。
そこに、男が一人、樹の上で望遠鏡を覗いていた。
その視線の先は、言うまでもなく城塞都市だ。
枝の上に座り、右手で望遠鏡を扱いつつ、左手でメモを取っている。
「(流石に厳重だねえ。えーと、A-1ブロックは壁外に見張りが3と、中に2……詰め所アリ)」
男がやっているのは、要するに偵察である。
山の上から、見下ろすように望遠鏡で覗いて、中の様子を確認しているのだ。
最も、当然彼らもそれを警戒しているので、大群が来れば即座に退却する必要はあるが、
「(まあ、一人二人ぐらいならどうにかなるし、大勢来ても……それなりには)」
投げると閃光を放つ魔石や、睡眠作用のある煙玉などを予め仕込んである。
本当に最悪の場合はこれらを使えばいい。
高価なので、あまり使いたくはないが。
「(後もう少し地図作りしたら、引き上げて適当なとこにでも売るか……)」
城塞内部の情報は、国以外にも、冒険者や商人などにも売れる。
前者は、中に潜り込むための参考資料として、後者は戦争需要を見込む商人たちへのそれとして。
もちろん、適当な情報を売れば信用を無くすが、逆にそのリスクさえ飲めばそこそこの稼ぎになるのだった
■クレス・ローベルク > ――男は地図を描き終わると、そのまま何処かへと行ってしまった
ご案内:「◆城塞都市「アスピダ」(イベント開催中)」からクレス・ローベルクさんが去りました。