2023/03/15 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に黒仮面さんが現れました。
黒仮面 > 「ま、こんなモンだろ。
悪ぃなぁ、冒険者様よぉ?
無駄な正義感なんぞ持つから、こんな事になんだぜぇ?」

手元のナイフを器用に回転させながら、地面に倒れる数人の冒険者達を見下すように見下ろしているのは。
漆黒の闇に紛れた人の姿を象ったそれ。
殆どの冒険者は意識を失っているのか事切れているのか、まったく動く様子を見せていない。
唯一残った1人もまた、視線だけはそれに向けているようだが、手足をピクリとも動かせていないようで。

決着を確かめた後に、それは仮面に覆われた顔を背後に向ける。

「さて、ミレー共を連れた連中はもう安全圏だろ。
俺様の仕事もこれで終わりだ。
せっかくの機会だ、テメェに良い事を最後に教えてやるよ。
このミレー狩りの情報を流したのは俺様さ。
テメェ等みたいな正義感振り翳した馬鹿共を誘き寄せるためになぁ?
悔しいか?悔しいだろぉ?」

最後に残る冒険者へと、楽しそうにそう伝えながら。
ゆっくりと屈み込み、手元で回していたナイフをピタリと止める。

「そうして悔しがりながら、逝っちまえよ」

そしてナイフは振り下ろされ、その切っ先は正確に急所への一撃となる。
叫び声一つあげる事はない、小さな唸り声みたいなものを漏らし…事切れる。

黒仮面 > 布の擂れる音を立てて静かに刃を引き抜き、風切る音を立てて薙ぎ払い。
濡らす刃の血を払い落としてから、ナイフを腰に帯びた鞘へと収める。

「しっかし使えねぇ連中だ。
俺様の為に、楽しめる女の1人くらい連れて来いっつぅの。
女っ気のねぇパーティーなんぞ、ゴミだろゴミ。
気晴らしにしかなりゃしねぇ。

さって、落ち合う場所はダイラスだっけか?
報酬にとっ捕まえた女の1人でも追加させっかねぇ」

首元に手を添えて、右に左にと軽く首を捻る。
すでに足元に転がった冒険者達には目もくれず、後の事へと思考を巡らす。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」から黒仮面さんが去りました。