2023/03/03 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「♪フフンフーン フンフーン……」

九頭竜山脈のとある山中の山道を、下手くそな鼻歌など奏でながらのんびりと歩いて下っていく金髪の男が一人。

男は、この山奥の僻地に住まう独居老人への物品配達──すなわち歩荷の依頼を受け、
今しがたそれを済ませて帰途についたところだった。
そのため今は空っぽの背負子を背負い、片手には荷物を括っていたロープを棒結びにしてまとめた状態でプラプラさせている。

「さて、これからどうすっかなあ……普通に山を降りるか、温泉宿にでも寄るか……
あるいはまだ見ぬ天然温泉探しでもしてみますかねぇ?」

空いたほうの手で顎をさすりながら、これからの予定について思案しつつブツブツと独り言ち。