2022/09/17 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/砦近くの拠点」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 砦を見渡せる位置に建てられている小屋の中には調合用の大釜、近場に川が流れており、厩舎と荷馬車も転がっている、という揃った設備の中。
遠巻きにも魔法が撃ち込まれているのか、それとも火でも放たれているのかもくもくと煙が立ち上っている様子を遠巻きに見据えながら、小屋の中にいる数人は粛々と薬を作っている。
治療薬、解毒薬に包帯と言った医療用の道具を作っては詰める。詰めては箱に収めていき、荷馬車に運んではがちゃがちゃと小さく音が響く。

当然ながら純粋な目的を持っているのではなく、決着が着いた後の砦に残っている面々に売り付ける為の道具だった。
相手が魔族だろうが何も関係は無く、相手が消耗すればするほど平静を失って割高で売りつけられる、という下衆な勘繰りと合わさっての話。

「……そろそろ、ですか…」

どんな縁なのかは彼女のみ知る所だが、掻き混ぜていた釜の中身がほとんど空いてしまったのを皮切りに、治療師である彼女は呟いた。
休憩を行うか、彼女も倣って砦に向かう事になるのかはこれから先、同じく小屋に集まっている連れに合わせて変わるものだろう。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/砦近くの拠点」からレフェーリアさんが去りました。