2022/09/12 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアスベルさんが現れました。
アスベル > タナール砦から今回は行き先も決めずに歩いていた。
気付けば山の中に足を踏み入れ、どこか休める場所でもないかと探り始めていた矢先か。
その周囲をモンスター共に囲まれ、そして…

「ああ、ウゼェ。
テメェ等がどんだけ雑魚かってのを知らねぇってのは、本当にな」

幾多の残骸を地面に撒き散らし、逃げ散ったモンスター達は見逃し。
そして残った最後の一匹は、その手に顔面を掴まれ手足をバタ付かせている。
大きな溜息を吐き、それを行っただろう男はそうぼやく。

アスベル > 「次はねぇよ、これで終いだ」

腕を掴み、引き剥がそうとするモンスター。
しかし男の手が顔面から剥ぎ取られる事はない。
逆にミシミシと軋む音が鳴り始め、最後の言葉と同時に投げ捨てられた。
決して小柄と言う訳でもない体躯はまるで小石のように飛ばされ、その後に聞こえるのは果実を叩き付けたような潰れた音、そしてすぐに途切れる絶叫。

男はつまらなさそうにパンパンと手を払い。

「……マズイな、余計な事をしたせいで方角が分からなくなっちまったか。
タナール砦が、あっちだったか?
そうなると、こっちに行けばどっかに着くのか?」

ガシガシと頭を掻き、そんな言葉を洩らし。
再び溜息を零すのだった。

アスベル > 一度空を見上げ、すぐに視線を前へと戻す。

「行ってみれば分かる、それだけの事だな」

面倒そうに呟いてから、ポケットへと手を突っ込み。
そのまま、男は山の奥へと消えて行くのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアスベルさんが去りました。