2022/08/13 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアークさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 温泉」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > 「助かった……」

温泉に浸かりながら、長い溜息を吐く。
メグメール地下の地下図書院でテレポーターの罠に嵌った後、なんとか転送先のダンジョンから脱出できたのが昨日のこと。
現在地を確認する魔法を使い、無名遺跡付近と判明した時は死を覚悟した。

「一昨日罠について説教たれてた俺が、人をかばうためとはいえ罠にかかるとは。
情けなくて泣けてくるな」

そう言いつつも、奇妙な邂逅はその不運を帳消しにできるものだった。
油断していると、どこか頬が緩む。

ヴァン > 頭の中で王都への帰り道を考える。
山賊街道を北に向かい、ゾス村を経由してまれびとの道沿いに戻るのが一つ。
ゾス村は血の旅団関係できな臭いと聞いているのが不安要素。
ダイラスに向かい、辻馬車組合で飛竜を使って帰るのが一つ。問題は唯一、金がかかること。
博打は好きだが一山あてる才能がないことは自覚している。

「業務中の災害ってことでなんとかして……くれないよなぁ。
職場はいいんだけど、組織がブラック極まりないもんな」

先の事を考えると暗い気分になるので頭を振って追い払う。温泉を楽しもう。
誰もこないだろうと考えて、湯の中で体に手をあて汚れを落とす。
誰か来たとしても、見られる前には止められるだろう。

ヴァン > しばらく疲れを癒した後、温泉から出る。
もうこの温泉に来ることはないだろうな、と思いながら服を着て、立ち去った。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 温泉」からヴァンさんが去りました。