2022/01/24 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/小屋」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 「あと二日ぐらいで、出来る……」
竈に添えた鍋から漂う何とも言い難い薬臭さと、ぐつぐつと煮え滾る中身を見ながらやっと一段落ついたと一息。
近場にある特定の薬草を摘みに摘み取って、鍋で煎じて数日間は別の薬を煮詰めなければ精製されない妙薬を作ろうとしている。
匂いの事もある為に出先の宿屋や住宅街等で作る訳にも行かず、薬草が新鮮な程に薬の効き目も高まるので急を要する。
たまたま薬草が見付かり、偶然山小屋の中に設備と鍋まで整っていたので、これ幸いと薬の精製に取り掛かった訳であった。
「…………」
あとは上等な小屋の中、おまけに入った時には誰かによって使った形跡が残っている事が気掛かりだった。
異臭を嗅ぎ付けたりした誰かがやって来ないかといった不安半分、好奇心半分の中。
最初は草を煮込んでいる事が明確に分かっていた鍋の中身は何とも言えない真っ黒い混沌を経て、やっと黄金がかった透き通った液体で満たされつつあって。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/小屋」からレフェーリアさんが去りました。