2021/12/02 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 冬の寒さが本格的に襲い出し始めたこの頃、街の中の水浴び場も繁盛している事だろう。
併せて普段の治安の悪さも気にならない程に賑わっているのは、治安の良さが他よりは保障されている山賊街道に栄える温泉宿。
良質な源泉を引き、護衛の数は一段と多く、当然ながらその分値段も張っているという豪華に誂えられた宿中に、一人の女性が雇われていた。
「…………ふう」
単なる数日の余暇を楽しむだけではなく、湯治の為に赴く者も少なくはないとの判断で。
山脈内の散策の後に見付けた、普段の自分ならば足すら踏み入れられない様なこの宿の中にあっさりと話が進んで、治療師として少しの間仕事に就く事になっていたのである。
疾病の治療の手助けから薬売り、そんな彼女が普段から行っている仕事と同じ事「等」をやっていれば問題無いのだと。
代わりに直接彼女に報酬が支払われる代わりに、宿側から幾らか差し引かれるのだと。
「…………」
豪華な空間の中に女性が混ざり、何が求められるとも知っている。
それでも空いている時間ならば温泉に浸かっても構わないといった言葉には、少しだけ胸を躍らせながら呼びつけられるのを待っていた。
客であっても、或いは宿側が行なわれる催し物であったとしても。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」からレフェーリアさんが去りました。