2020/10/17 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」にノールさんが現れました。
ノール > 森に月光が降り注ぐ。その切れ間に僅かに白い帯が見える
山賊街道と揶揄される、険所に漸く切り開かれた街道
僅かに木立が切れた場所のみ明るく、その他は暗い
昼なお暗いその場所は夜に選ぶ道ではなかった

「…………。」

斜面途中に開けた街道を見下ろすようにして斜面上に生えた大樹に隠れて
獣人が曲剣を抱えて寝転がっていた
鼻先だけを掲げて、うとうと、している
ひどい猫背はぎしぎしと軋むように揺れて転がり落ちそうな身体を支えていた

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」にモカさんが現れました。
モカ > カンテラを片手に街道を進む小さな影の足取りはかなり遅い。
躓かないように足元に気をつけながら歩む姿は、何かを探しているように何度も立ち止まる。
足を止める度に瞳を閉ざすと、深呼吸と共に周囲の魔を探っていく。
夜にしか現れない精霊もいるし、夜でなければ霊魂も顔を覗かせづらかろう。
故にそんな存在へ呼びかけながら、今日も今日とて地に縛られし物を探す。
ここから離れたい、旅立ちたいというモノもいるはずだからと。

「……」

とはいえ、そう簡単に見つかるはずもない。
普段なら砦の方などに向かうが、如何せん最近は物騒さが増して中々向かえない。
故にここらで死した人や、精霊を探っているのだが……山賊の根城とされる道でもそうはいないようだ。
それはそれで喜ばしい事なので、薄っすらと安堵に微笑み、進んでは止まり進んでは止まりを繰り返す。
ほんのりとカカオの様な甘い香りを交えながら、獣が眠るところへと近づいていっているとは知らぬままに。

ノール > 掲げられた鼻先がひくひくと動いた
耳がピン、と立って風上へ向く
時々切り立った場所を吹き抜ける風に乗って油の燃える匂いが届く

「………ルゥゥゥゥ…」

喉奥に押し込めた唸りを僅かに漏らし獣人は音もなく身体を起こした
不気味な程無音で人体ではありえない無茶な膂力を使ってそちらを向く
立てた耳がピンピン、と蠢く
何か奇妙な気配を本能が伝えているのだが所詮、獣人風情に判るはずもない
疑問に思える程意識に上る前に香ばしい甘い匂いが届いた

「……!」

その匂いの元を何かと誰何するまでも無く短絡な獣人は襲うことを決めた
美味そう、不味そうで言えば美味そうなのだ
襲わない理由が無かった

「………ホゥ!!!」

一挙動で届くその距離まで来た時に、獣人は地を蹴った
蹴られた地面でザッ、と音がしたがその音と比するには不気味なほど
獣人の身体は跳ね上がった。そのまま手近な大樹の枝をもう一度蹴り、距離を稼ぐ
奇妙な声を挙げて、到達するとその甘い匂いの獲物のほぼ真上から組み伏せようと落ちた

モカ > 形なき気配を探る最中、耳慣れぬ声…というよりは、鳴き声のようなものが聞こえる。
緩慢だった動きに覇気が宿り、素早く目を開くと少々不安げに辺りを見渡す。
狼でもいるのだろうかと思うと、鞄から護身用のスタンガンを引っ張り出して強く握る。
放電時にバチバチと異質な音がするそれなら、それだけでも追い払えるかもと思ったから。
そして明らかに何かが走る音が響くと、息を呑む。
逃げたほうがいいのか、それとも迎え撃つべきか、一瞬だが気が迷う。
その合間に上から飛び降りてくる姿に目を丸くすれば、逃げようとするもそれよりも早く捕まってしまう。

「痛っ……!!」

重さと衝撃で強引に押し倒され、地面に背中を強打する。
肺の空気を一気に吐き出し、目を白黒させながら逆流した唾液に咳き込んでいた。
激突の衝撃でスタンガンが手元から転がっていってしまうと、最早抵抗力はない。
離してというように四肢を暴れさせるも、見た目通りの少女の力しかない。
獣の顔に怯えた表情を見せつつ、何度も何度も体をよじって暴れていた。

ノール > 獲物の気配が変わった
声に警戒されたのだろう。野生動物でもないのだから当たり前だ
相手を見て判断するような堪え性が今の獣人には無かった
酷い、飢えが獣人を支配しているのだ

耳に奇妙な爆ぜる音が届く。だが知らぬ音に怖気づく獣人ではない。愚かなのだから
此方を見上げた顔と視線が合った

「フシュゥゥウゥゥゥゥゥ……ッ!」

獣の強い呼気の擦過音を牙の間から漏らしながら、獲物を押し倒す
体躯差で露骨に相手の首を掴み、脚を押し開いて組み伏せようと動く
骨と筋肉の入った尻尾がぶん、と唸って獲物の太腿を打ち据えた
怯えた様子を狗に似た獣頭が見下ろし、興奮した涎を垂らす

「ガウ!」

身を捩り、暴れるのを黙らせるように胸元に噛みつき、服を噛み割いた
左右に頭を振って乳房を鼻先と牙で捏ね、舌がずるりと入り込む
獣に準じるように長い舌が首筋、乳房の下を通って脇下まで舐め上げた

モカ > 狼が二足歩行するような姿、絵本に出てくるような狼男の姿に目を丸くする。
だが、多少は人の言葉が通じる彼らと違い、目の前にいるのはただの獣だと分かった。
人が発することはなさそうな呼吸、力で強引に首根っこを掴えて組み伏せる膂力。
くぐもった声を零しながら両足を暴れさせようとすると、尻尾が太股にぶつかる。
スカートの下からは動き回って溜まった熱気が逃げ出し、そこには常人では分からぬ程度、淡く牝としての香りが混じっていた。

「やめて……っ」

滴る唾液で服が汚れていき、嫌な匂いが広がっていく。
いやいやするように首を振ると、牙がこちらへと迫る。
食い殺される。
自然の中ではあたり前のことだけれど、死を覚悟すると流石に体が震えた。
しかし、千切られたのは服だけであり、肉面の代わりに慎ましい乳房がまろびでる。
発育途中といったような、なだらかな丘の合間を擽られると、ビクッとこそばゆさに体がはねていく。
それだけでなく神経が肌に近い首筋や脇下まで擽られるとそれは更に強まって、右に左に身体を捩って耐えていた。

「擽った……ぃ…っ」

首筋からは、服と共に体にも眩したチョコレートの様な甘い香りが。
脇下からは、汗と共に滲む若い女体特有の白桃を思わせる心地よい香りがこぼれていく。
眉を潜ませながらくすぐったさに耐えていたが、食い殺すでもない相手の思惑が分からず、困惑しながらそちらを見上げていた。

ノール > 狼ほど精悍ではないが野卑で凶暴さはある顔が大きく口を開いて牙を剥き出す
身体の下でじたばたする獲物を威嚇する為、そして噛み付く為だ
尻尾で軽く殴りつけると裾が開けたのか、獲物の匂いが漂った
ヒクヒクと鼻先が動く。涎が大量に滴った
それは、牝の匂い。発情している、アレの匂いだ

何か、獲物が声を漏らすのも構わず大量の涎が潜り込ませた鼻先から大量に肌へ落ちた
食い破いた服を吐き捨て、改めて牙と舌でその肉を弄り食らう
欲するのは血ではなく、官能。牙が柔らかで薄めの乳房をぐりぐりと抉るように食む。
それは意識せず揉みしだくように、最後は先端が歯列で転がされる
ざらついて長く、涎にまみれた舌は首筋や鎖骨、肋骨や腹まで伸びて味を見ようとする

「…グオゥ」

漏れる声が悲鳴ではないのに、低い唸り声で圧を掛け黙らせようとする
舐め回す肢体からは甘い香り。興奮に拍車が掛かり、割り開いた脚をぐい、と押し固め
届いた舌先から感じられるのは興奮に足る牝の匂いと味だ
ちらり、と此方を向いた視線に気付くと、獣人は無造作に腰を固定したスカート奥の獲物の下腹部へ押し付けた。

ゴリ、と棒で押したような感覚で抉り、秘部へ至る
獣毛の間から、人のモノには似ない尖ったようなイチモツが勃起して覗いていた
硬さが尋常ではないのは、獣に似て、骨が入っているからだ
それをゴリ、ゴリ、と子宮を抉るように下腹を突きながら徐々に下がる
秘裂を探っているが、慌ててているのが丸わかりだ。だが、下着程度の薄絹は突き破る硬さは
いよいよ、獲物の肉の門を探り当てて、無造作に突きこんだ

モカ > 肌の上を這いずる牙が乳房の輪郭をなぞり、甘く牙を押し当ててくる。
人ならざる感触にぞわぞわと悪寒を覚えながらも、涙目で相手を見上げることしか出来ない。
恐怖と困惑で完全に思考も動きも凍りついており、青ざめた顔で見つめるばかりだ。
先端を転がせば、次第に血が満たされていき、固くなったそこからは快楽も流れているのかも知れない。
けれど、恐怖のほうが深く快楽を感じさせる余裕がなかった。

「ヤダ……っ、やめて……っ」

抵抗の強い舌が更に広い範囲を舐め回せば、悪寒に体が震えていく。
山籠りする生活の割には、綺麗好きなところも相成って絹肌の上は汚れが殆どない。
むしろ、体を清める時に使った甘い香りが舐める度に熱気で膨れ上がっていく。
だがそれも、彼の唾液が匂いを塗りつぶしてしまうかもしれないが。
唸り声にビクリと震えると、不意に両足が開かれていく。
まさかと思ったのだが、それは的中し、人間のそれとは異なるイチモツがあらわとなっていた。
ゾワゾワッと恐怖と悪寒に毛が逆立つような感覚を覚えながらも、掌で彼の体を押しやろうと藻掻き出す。
その合間、硬いイチモツが薄布の上から穴を探っていく度に恐怖は積み重なって、とうとう目元からポトポトと雫が溢れ出す。

「やめて……っ、そんなの……痛いから、やめ――……っ!?」

白布を切り裂きながらとうとう押し込まれた瞬間、狭い膣口はロクな潤滑油を備えず貫かれた。
ズリズリと肉がこすれる激痛に目を白黒させ、小さな体故に彼の分身とは噛み合いが悪い。
ギチギチに締め付けるように膣壁が密着し、奥底をえぐられる痛みに過呼吸気味に唇が開く。
痛い、それだけが脳裏を埋め尽くして抵抗する四肢からは力が抜けていった。

ノール > 柔肌を牙が甘噛する感覚、薄い乳房を歯列に捕らえて歪ませる抵抗
血が滲むギリギリまでやり、先端を転がし固くなったそれを舌が嬲る

獲物の口から良く聞く、悲鳴のようなモノが漏れた
これでもう、この牝は逃げない。安心して犯せば良い
舌で何度も肌を舐めあげて肢体の柔らかさを確認するように刺激する
その度に甘い匂いが興奮を助長し、のたのたと舌が身体を隅々まで巡った
獣特有の濃い匂い、己の匂いをマーキングのように染み込ませていく
腰を振りながら何度も下腹部を抉り、いよいよと獲物の脚を掴んだ
抵抗のつもりか、押してくる非力な力はそもそも体格の差で意味を成していない
それでも獣毛の奥に人とは明らかに異質な筋肉の束があるのは伝わるかもしれない
密度が違い、見た目以上の馬鹿力は生物としての差だ

「ウォォォォゥ!」

抵抗を力で押しつぶし、拒否を押しのけて薄布を破って先端が秘肉を割った
小さな膣口へも潜り込む先端の細さはずずず、と粘膜を擦り上げて中へ押し込んだ
その刺激でか、動きが止まり反応に肢体を震わせるだけとなった獲物を蹂躙する
ぐ、と腰を抉りこむと順に太くなっていくモノが襞を押し広げてゆく
先端は最奥に届いたのか強い抵抗があるが、肉棒には骨がある
ぐりぐりぐり、と押し込んで、中をかき回し、蹂躙する

「…グォウッ」

何かに興奮したように腰を打ち上げるように打ち付けるとずるん、と更に牝の肉へと
肉棒が打ち込まれた。
二段に怒張する、それは更に伸びて内臓をも突き上げる

モカ > 肌の上に張り付く唾液の感触も、溢れていく匂いも全てが嫌。
嫌悪感と共に殺されてしまいそうな恐怖に逆らいながら抵抗するも、抵抗にもならずに終わる。
奥底へと強引に押し込まれた瞬間に、征服したと言わんばかりの雄叫びよりも痛みが鋭い。
押し込まれる度に太くなっていく形状に、ギチギチと粘膜は悲鳴を上げながら咥えこんでいく。
かひゅ、とかすれた呼吸音が響き、涙を溢れさせる瞳は痛みに虚ろに慣れず夜空を見上げた。
揺れる度に子宮口が強引に押し上げられ、めり込む痛みに耐えるように瞳をぎゅっと閉ざす。
グリグリとえぐられる度に経産のない狭く閉ざされた唇の隙間が、強引に押し広げられそうになる。
肉が引き裂かれるような痛みに体をのけぞらせて耐えていき、体の緊張が膣の締め付けとなって肉棒を咥えこんでしまう。

「あぐっ……!? い、痛っ……やめて、もう……嫌ぁ……っ」

ところどころ擦り切れた場所から滲む鮮血と、身を守るためのサラサラとした蜜が潤滑油となれば、多少は動かしやすくなるだろう。
その瞬間に一気に押し込まれた肉棒の衝撃は痛みへと代わり、咽るようにして体が跳ねる。
その上更に膨れると、子宮口へと先端が食い込み、伸びていくそれにミチミチと肉塊の隙間がこじ開けられていく。
先端には更に狭苦しく、密着して熱い感覚を与えながらも、えぐられる此方は震える手で獣の体を押し返す……というよりは、最早触れる程度しか力がない。

「死んじゃう……っ、許して……っ! 壊れ……ちゃう…っ」

息を震わせながら、涙いっぱいになった紫の瞳が彼を見上げる。
引き裂かれた肉塊からはじわじわと血が溢れ出し、肉棒伝いに血潮の熱を伝えていく。
命乞いのように彼に静止を求めながら、少しでも痛みを和らげようと腰を退こうとする。

ノール > 自分の匂いが満ちて、改めて肩口を噛み、固定する
ギチギチと狭い膣内を抉る肉棒は僅かに潤滑するような要素があったのかずるり、と動いた
血の匂いが僅かに漂う
良くある事だが、この過程だと大体満足する前に獲物がダメになってしまう
ぎゅう、と肉棒を締めてくる反応があるのに、腰の動きを早めた

ぬるり、と肉棒が抜かれ、生肉を叩くような鈍い音で最奥へ突き上げる
悲鳴のような獲物の声、届いたときの反応も、ダメになりそうな感じ、だ
ぐりぐりと腰を抉りながら数回、抽送運動を繰り返して快楽を味わう
本能と、欲望
獣人には肉棒の最奥、先端の触れたソコが、自らの生殖本能を満足させる、かもしれない、場所と本能で判断した

「…ガゥガゥ」

獲物の悲鳴に低く唸って応じると腰の動きを早める
肉棒を伝わる生暖かい何かでずちずちと膣内をかき回して先端を抉りこむと

「…………!!!!」

大量の精を吐き出す。尋常ではない量、勢い。
ホースで水を撒くかのような勢いで、獣臭と生臭さの濃いそれを一気に放出した

モカ > 肩口に食い込む牙の感触に、より一層の恐怖が体を強張らせる。
理屈の通らぬ獣に犯されるなんてことは今までになく、体を震わせるばかりだったが。

「かはっ……!? ひぎっ……ぅ……ぐっ、ひ……ぁぁ…っ!?」

グチャグチャと腟内が引き裂かれていく様な感触と共に、子宮口を叩き潰されるような錯覚を覚える。
激痛が重なり合い、ぱたっと両手が地面に投げ出されると、無遠慮なピストンに傷口は更に広がっていく。
結果として限界まで締め付けるような圧力は緩み、程よい抵抗と共に鮮血が肉棒を包んで滑りを良くする。
ずりゅずりゅと胎内から響く音が体伝いに伝わり、痛みで頭が真っ白になって震える。
ひくん、ひくんと体が痙攣する度に緩急をつけるように肉棒を締め付けてしまい、潰れかけの子宮口の奥へと肉棒がえぐりこまれる。

「……っ!!」

視野が白く明滅するような錯覚の中、喉をのけぞらせて息を絞り出す。
遅れて体がガクガクッと激しい痙攣を起こしながら、油切れの機械のように地面へと沈んでいった。
胎内へ注ぎ込まれた大量の白濁は小さな仔袋をいっぱいに満たし、卵管の奥にまで逆流しそうなほどに膨れ上がらせる。
ねとねととした張り付くような感触が熱と共に広がるのが分かるが、快楽よりも奥底から押し広げられる痛みに声すら出せない。
ほっそりとした曲線美のある身体は無残にも踏みにじられ、白濁を収められるだけ収めた頃には、隙間から紅白を逆流させる股座の無残さと、ぽっこりと膨れた下腹部が見える筈。
瞳が少しだけ上天し、ひくん、ひくんと痙攣しながら四肢を投げ出す程に壊されていた。

ノール > 血の匂いが強くなった
いよいよ、この獲物はダメかもしれないが十分に精を注ぎ込んだ
漸く落ち着いて周囲を睥睨し、低く唸る
華奢な肢体を下にしき余った精を、僅かに痙攣するだけ反応へ吐きながらモノを抜く

「……グルウルルルルルゥ」

威嚇の唸りを低く鳴らしながら獣の眼が暗闇を睨んだ
この山中では、獲物を狩るのはこの獣人のような者ばかりではない
野生の動物や妖獣や魔獣の類いも多い
ちら、と獲物を一瞥する
まだ、使える

足を掴むと無造作に引きずって街道の脇の茂み、風が溜まり気配も閉じる場所へ放り込む
自分の獲物を横取りしようとしている輩が周囲へ集まってきていた
獣人は抱えていた曲剣を取り出そうとして、この獲物へ襲いかかる時に置いてきたのを思い出した
だが、獣人はそのままゆっくりと闇へと歩き出した
飢えが一時的にでも満たされた今の獣人はそこそこに優秀な戦士だった
みちみちと何かが鳴る音がして獣人の身体が膨れ上がり、周囲を囲む気配へ跳び姿が闇へ溶け込む

モカ > 引き抜かれたことで、やっと胎内の苦しみから開放される。
唸り声が遠くに聞こえるような中、不意に獣の気配が遠ざかった。
なんでと顔を上げれば、暗闇の方へと向かっていく姿は本性を表すように膨れていく。
戦の体となった獣が消えると、鞄から魔石を取り出しながらどうに体を起こした。
ボタボタッ!といちごみるくの様な雄汁が一気に溢れ出すと、穢された嫌悪感に涙が滴る。
精霊や霊魂達の力を借りながら歩きだすと、転がっていたスタンガンを握りしめた。
唯一の護身武器を手に、その姿は茂みの中に溶けるように消えていく。
しばらくは夜道はよそうと、今更の後悔と共に立ち去れば、そこには獣との痕跡だけが残るのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」からモカさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」からノールさんが去りました。