2020/04/19 のログ
■フォン > (風水盤に目を落としながら、廃鉱内を歩いていた男だったが、ふと脚を止めてクンクンッと鼻を鳴らして
匂いを嗅ぐような仕種をしていけば、一旦風水盤をしまい、腰に付けていた鉤棍に手を伸ばしていって)
「なにやら生命の気を感じるな……動物か…魔物か……それとも人か……
一応、こっちも無抵抗でやられるつもりはないから警戒はしておかないとねぇ~」
(警戒をする……と口先ではしっかりとした事を発している男だったが、その表情はゆるゆるに緩んだもので
どう見ても警戒をしているとは見えない表情で廃鉱内を更に奥へと歩き進んでいく)
■フォン > (腰に付けた鉤棍に指先を掛けながら廃鉱の奥へと進んでいく男の足が再び止まって)
「どうやら今回の探索はハズレな様だな。
鉱物の気配は感じられず、男が視線を向けている先には敵意…というか、殺意……というよりも
食欲といった強き意思をこちらに向けているのを悟っていけば、男はこれまでへらへらっとしていた表情に
苦笑いの要素を入り混じらせていけば、腰から鉤棍を抜き出していって)
「どこのどいつだか知らないけど、あいにくお前の腹の足しになるつもりはないんで、少しの間、意識を失ってもらうぜ」
(脚の周りに風を纏わせ、移動速度を上げるようにさせ、自らの体内に流れる気の力を手に持つ鉤棍に纏わせれば
男は腹を空かせた物が潜む暗闇の中へと飛び込んでいく……
その暗闇の中に潜んでいた物の悲鳴に似た声が数度響き渡れば、廃鉱内に静寂が訪れる……
潜んでいた物が居なくなると共に男もどこかへと姿を消したらしい………)
ご案内:「九頭龍山脈 山中の廃鉱」からフォンさんが去りました。