2020/03/19 のログ
ネメシス > 聖バルバロ騎士団は夜盗同然の集団である。
一部、手練れも居るには居るが、大半が有象無象の集まりである。

混沌著しいマグメールでは表立って彼らを取り締まる存在もおらず、各地で
狼藉を働いているのであった。
そんな状況では大半の団員たちは相手を舐めてかかる。
今も捕らえた相手がどんな存在かと調べることもなく簡素な砦へと連れて行ってしまう。

「あら?」

だが、砦で指揮を執っているネメシスだけは荒縄で縛られている女性が纏う雰囲気に気づくのであった。
本隊の精鋭ならともかく、今この場に居るものでまともに戦力になりそうなのはごく少数。

予想外の大物の出現に心の中でため息をついていた。

…連れてくる前に少しは確認しろと。

「お会いするのは初めてかしらね。
私は聖バルバロ騎士団の聖騎士のネメシス。
今、この辺りは凶悪な賊の出現で大変なのよ。
だから緊急に取り調べをしているわけ。
協力してくれるかしら?」

女の気配から、その気になれば荒縄程度、何の役に立たないことは目に見えている。
なのに大人しく連れてこられたのはどういうことだろうかと、相手の出方を見ることにした。

ネメシスの周囲に居る数名の団員たちはネメシスの態度から何か違和感を覚えたようだ。

そして、この取調室の真ん中には大きな柱と、天井から吊るされている鎖付きの手錠。
ここがどういった取り調べをするのかは一目瞭然である。

シュティレ > 私にとって、彼らは脅威には感じませんでした、聖騎士団という名前はあっても、私にとって忌まわしい力は持っていない様で、むしろ、私の方がその力に長じていると言って良いでしょう。
砦と言う場所でしょうか、その場所を彼らの先導に従い歩き続けて行けば、確かに防衛施設に見えるのですが、タナール砦と比べてしまうと、どうにも脆弱を感じざるを得ませんでした。
検問と言う物毎から考えれば、まあ致し方なしという所でしょう、此処は対魔族と言うよりも、夜盗相手の防衛網なのだと私は考える事にしました。

「ええ、初めまして、私は、シュティレ。シュティレ・ズィゲルトーアと申します。伯爵位を―――残念ながらこの国の者ではありませんが、頂いては居ります。
強力な賊でございますか、ええ、それであれば仕方が有りませんわ。
微力ではございますが、協力をいたしますわ。」

他国の貴族など、この国では何らの権力も持つことはありません、ええ。一般の人間と同じでありましょう、とは言え、貴族を蔑ろに扱えばそれは、国際問題となります、そういう意味では、私の言葉は牽制にもなりましょう。人にとって、身を守るにはある程度は必要な物と理解しておりますから。
そして、この検問の理由は理解しました、確かに、賊が現れたと成れば国としては何としてもそれを退治したいと思う物でしょう。
それ故の警戒であるなら、仕方のない事。
私は、私の知る限りをお伝えすることを確約し、抵抗はしない事もまた、約束いたしましょう。

しかし、この場所は、尋問と言うよりも拷問をする場所に見えるのですが、さて。
偶々彼女が居たから、と考えるべきなのでしょうか、私は、大きな柱と人を固定するための鎖、紅い視線で見つめてしまうのでした。

ネメシス > なんともやりづらい。
ネメシスがこの私設関所を設けるようになって初めて抱いた感想である。

正直な所、貴族の位はマグメールであろうと他国であろうとそれほど関係がない。
力がない者であれば貴族であろうと簡単に手にかけるのがバルバロ騎士団であるし、
そういった貴族が被害にあった所で取り立てて救済措置が取られる現状でもない。
でなければ、法的な後ろ盾のないネメシス達がこうして大手を振っていられるわけがないのだから。

とどのつもり、今この場でモノを言うのは単純な力である。
しかし、それすらもシュティレの方が長けているようであった。

下手に押さえつけようとすれば、砦ごと破壊されかねない。

「物わかりの良い人で助かったわ。
その賊は大層強力でね。
だからこうして一人一人確認をしているのよ。
悪いけど、貴女も身辺整理をさせてもらえる?

一通り取り調べが済めば、無事に帰してあげるわ。」

白銀の鎧に身を包んだネメシスは、赤い瞳を見つめる。
部屋の隅には大きめの籠が置かれており、団員の一人がシュティレに脱衣を促す。

来る途中、男と女で行く先が違ったことからもここでどういった”取り調べ”が行われるか想像に容易いだろう。

シュティレ > 白銀の鎧を身に纏う女性、先程の対応からもやはりこの方が、この場所の責任者と言う風に見て、間違いは無いのでしょう。
その表情に浮かぶのは、夜盗に対する憂いでしょうか、疑念や怪訝が表情に浮かんでいるのが判ります、この国では珍しい栗色の髪の毛に瞳は、とても可愛らしくも思える彼女。
しかし、そんな彼女を持ってこういう風に苦悶をさせる盗賊と言うのは度し難いものですね、と、私は思うのです。


「はい、服を、ですね?畏まりましたわ。」


私は、彼女の要請には首肯一つで理解を示すことにしました、もしかしたら、服の中などに武器や禁制品を隠し持つことを懸念したのでしょう。
正しく調べるならば、彼女のいう事に関しては、間違いはないと理解します。
なので、ナイトドレスをしゅるり、しゅるり、と衣擦れの音響かせて脱いでいくのです。彼女には、白い私の肌が、どんどんと晒されていくのが見えるでしょう。
つんと張ってっている乳房、その先端に桜色の突起、ええ。私は、雪のように白い肌を、柔らかなもちのような肉体を有しているのは間違いは無いのですから。そういう色づく場所は特に、目立つことでしょう。
そして―――手袋に手が、掛かるのですが、羞恥を覚えてしまいます、何故なら、左手は兎も角右手は―――
それでも、私は意を決して手袋を外しましょう、右手は、掌は醜くケロイド状になっています、何度も、何度も焼け焦げた跡。
それは鞭を振るうたびに着く、私の覚悟の結果です。私にとって邪悪、彼女らにとっては聖なる力を持った鞭の、結果です。

其れは兎も角、一糸まとわぬ私に、武器などは、一切ありません。所持は、していないのですから。

ネメシス > 随分と素直ね…。

ネメシスは表情こそ出さずとも、あっけにとられていた。
貴族であり、特殊な力を持っているはずのシュティレが騎士団に従い、
大人しく服を脱いでいるからである。

純白の肌に、形のよい大きな胸、女性として理想的なプロポーションは団員たちの表情を一変させる。

「「おお、今日もとんだ上玉がやってきたぜ。」」

「「だが、あれは副団長のものになるんだろうな。」」

部屋の隅ではそんな話声が聞こえる。
彼らは特別な能力はなくとも、場の雰囲気から目の前の相手が特殊な能力を持った相手なのだと理解していた。
そして、そういった者は概ね副団長のネメシスが手を付け、将来の親衛隊候補となる子を産まさんとするのが常である。

金属の音が響き、団員たちがネメシスの鎧を外していく。

「両手までちゃんと見せてくれたのね、ありがとう。
でも賊は体のあちこちに武器なんかを隠しているらしくてね。
だから体中を私が調べているのよ。
動くと危険だから、両手を出してくれる?」

鎧を外したネメシスが語り掛けている間、団員の一人がシュティレの両手に手錠をかけようとする。
通常通りであれば、これで両手をあげた状態で拘束した後、取り調べと称してネメシスが凌辱している。

正し、目の前の相手は一糸纏わぬ姿になっても油断はできない。
それゆえ、ネメシスは鎧は外しても服だけは着たまま。
相手が大人しく拘束されれば、自らも服を脱ぎ、体の隅々までを取り調べるだろう。

シュティレ > 「………?」

彼女の怪訝な表情を見て、私は首を傾ぎます。騎士と言うのは、爵位を持つ戦士の事です、彼女の爵位は知りませんが、私だって騎士だと言えるのです、協力を言葉にしたのならばそれを違えるのは、騎士としては失格でありましょう。
協力しているのになぜそんな不思議な顔をされなければならないのでしょう、私は不思議に思うのです。

そして、団員たちの言葉に、首を傾ぎました。とは言え、ヒトと言う物はそういう感情を持つことも有りましょう、私の肉体は、人の基準で言えば、ないすばでーらしいので。
雄としての欲望を持ってしまうのは、間違いはなく、それは女としては嬉しいと思う事でした。
しかし、副団長のモノになるというのは解せません、私は私の物であり、誰かと添い遂げるのは私が決める事ですから。

そんなことを考えていたところ、彼女が鎧を脱いでいきます、警戒を解いてくれたのでしょうか、それは嬉しい事です。
有難いので、私は唇を釣り上げて微笑んで見せます、ありがとう、と。鎧を着ているのは彼女にとってもきっと心苦しい事なのでしょう。

「はい、構いませんわ。でも流石に……殿方にあのような目で見られ続けるのは、美しくないこの右手を見せ続けるのは恥ずかしく思います。
捜査の為とは思いますが、願わくば、責任者の方、貴女だけでお願いできませんか?
難しいとおっしゃられるならば、これ以上は言いません。」

胸も、臀部もお腹も、顔も、視られること自体には否やはありません、しかし、見難く爛れた右手だけはどうしても、私は見せたくは無いのです。
捜査の為と我慢しても、あまり晒され続けるのは苦痛です。
拘束も受け入れて、手錠は嵌められました、私は抵抗せずに居ますが、男性の視線だけは、右手を見られるのだけは、と、願います。

ネメシス > 結局のところ、ネメシスは初めて遭遇するタイプの訪問者の真意を掴みかねていた。
これまで、ほとんどの場面で力で押さえつけることを行ってきたからである。

団員たちはそんなネメシスの表情に首をひねる。
いつものように押さえつけにいけばいいのに、そんな様子である。

「分かったわ。ここはいいから他の場所を見てきて頂戴。」

手錠を嵌めた全裸の美女に鼻の下を伸ばしていた団員たちであるが、ネメシスの号令には大人しく従う。
と言っても、他の部屋で他の女たちを犯すだけである。

団員の中には一人で大丈夫かとネメシスに問う者もいたが、構わず退室させる。


「では、お望み通り私一人で取り調べるわね。」

二人きりになったところで、着ているものを脱ぎ始めるネメシス。
色白の肌に、たわわな胸、そして女の体には本来あるはずのないふたなりちんぽ。

人の腕ほどの大きさのソレは、鎖でつながれたシュティレの裸体に反応し、
真っすぐ聳え立ち、部屋中に雄の濃厚な臭いを漂わせていく。

シュティレ > 「ありがとうございます。」

彼女は、私の意図を汲んでくださったようで、本来であれば、言語道断な事でありましょう、捜索対象の願いを聞き届け、一人になるという愚行を行ってくださいました。
それだけの実力を持っている、とも思えますが、彼らの部下の言葉を聞くべき場面、それを私への信用という形で見せてくださったのです。
それには、只々、感謝という念を持つしかありませんでした。

一人だけ、特に忠心厚い方の進言、確かに正しい事ではありますが、彼女はそれを退けてくださいました。

「はい。……?」

一人で調べるという言葉に否やはありません、私が願ったのですから。しかし、彼女が、更に服を脱ぐのは羞恥心を薄れさせてくださるものと思っておりました。
が、違うようにも見えてきました、彼女の股間にそそり立つのは、男の具現。
それは、性欲を表すように固く力強く、そそり立つのが、見えるのです。欲情していると言って良いでしょう。
しかし、彼女は女性なのは、その肢体、そして血の匂いからも、判ることです。
故に、混乱してしまうのです、私は両手を拘束されて、動けぬ状態で裸で。

「調べる……とは?」

性行為の前に、見えてきましたので、確認のために。

ネメシス > 「いいのよ、大人しくしてくれている相手にあれだけの人数は必要ないものね。」

と言うより、居ても意味がないと言うのが本音である。
結局のところ、相手の気分次第で突破される程度の囲いなのだ。
ならば衝突する前にこちらが多少折れるのは理に適っていた。

「よくわからないって表情をしているわね。
言ったでしょ、体の隅々まで調べるって。
女性の場合何でも入る穴があるでしょ?
それをこれで調べるってわけよ。」

団員たちが退室し、他の部屋で取り調べを始めたようだ。
途端に周囲の部屋から女の叫び声や喘ぎ声が入ってくる。
つまるところ、そういう取り調べなのである。

シュティレ > 「それでも、嫌疑のある私の言葉を聞いてくださるのは感謝しかありません。」

私は、彼女の言葉に笑みを浮かべて見せるのだ、有り難いことは有り難いという、それは、人としての常識だと聞きました。
此処はお礼を言うべき所なのでしょうと、思ったからです。
彼女の警戒を知らぬ私の言葉は、彼女からすれば何を言ってるんだろうこいつと言う所なのかもしれません。

「はい。」

彼女の言葉に、私は素直に頷きます。彼女の肢体もそうですが、何故そうする必要があるのか、という疑問がありました。
体の隅々という言葉に、首を傾ぎますが、ああ、と理解しました。
成程性器を隠し場所に使う人もいるのですね、と。ヒトは色々な事を考えるものなのですね、と素直に感心してしまいます。
が、それで次の疑問が浮かびます。

「それなら、手の方が判りやすくは無いのです?」

とは言っても、隣の部屋から聞こえてくる声、悲鳴や喘ぎ声。
それらを聴けば流石に理解が私にも出てきます、これは――――。

「真逆。」

凌辱なのではないでしょうか、そんな疑念が浮かんできますが、しかし、私はヒトの考え方や、理屈にはまだ疎い所があります。
きっと、彼女がうまく言えばそれで納得してしまうのでしょう。

ネメシス > 「いえ、こちらこそ取り調べに協力してくれて嬉しいわ。」

段々とが、相手の人となりを理解するネメシス。
相手はどういう事か世情に疎く、かつ真面目な相手なのだろう。

ならばそれを利用して、取り調べと称して抱くのが得策だろう。

「手なら置くまで中々入らないわよ?
それに人の体の奥に手を突っ込むなんて
危ないと思わない?」

尤もらしいことを口にする。
生殖器ならば、本来入れることを想定しているから大丈夫だという理屈である。
しかし、それは通常の大きさの場合であり。
ネメシスのように規格外に大きい場合は腕を入れた場合とそう違いはないのだが。

「ただ物理的に調べるだけだと賊に出し抜かれるらしいの。
だからああして内面まで掘り下げるような取り調べをしないとね。
理解してくれるかしら?」

ぴっとりと、シュティレの背にネメシスの胸が触れる。
豊満な胸を押し付けつつ、両の手でシュティレの桜色の蕾に指が触れる。

両足の間に巨大な肉剣を挟み込めば、前後に腰を動かし、シュティレの割れ目を肉剣で擦り付けて。

「入れる前にしっかりと濡らしておくわね。」

シュティレ > 「――――。」

確かに、普通に考えて手の平のような大きなものは、秘所には入るわけでは無いでしょう。女性の掌ならギリギリとか思うのです、彼女の肉棒は、その……とても大きいのです。
それこそ、男性の握り拳よりも大きな気がしなくもないのです。彼女の言って居る事は解りますが。
でも、これ、と私は何度も彼女の其処を見るのです、ぎちぎちとそそり経ち、血液さえ浮かべているその物体。
それを受け入れるのは、手と変わらないのではないでしょうかと。
考えているうちに、彼女は移動していました、私は固定されていて、視線を離した隙に。

「……なる……ほど……?
そういう魔法とかは、……ないの、ですか……?」

魔法とは、とにかく便利と聞きます、私は使えぬものですが、魔法使いのヒトは色々な事が出来ると聞きます。
問いかけていながら、然し、私は少しずつ熱く息を零し始めてしまうのです、彼女の乳房が背中に押し当てられて熱さを感じるのと。
胸に触れてくる刺激に、先端を愛撫すその指に、悦楽を覚え始めて、我慢をしようとするのですが。

「ぁ……!」

流石に、股間に肉棒を擦り付けられて、強い悦楽を覚えてしまいます。徐々に、愛蜜が滲み、陰核がぷくり、と膨れて肉棒にこすられてしまい。
全身にびりびりとした刺激を覚えるのです。
そして、彼女は密着すれば気が付くでしょう、私の体温は人としては、凄く、低いという事に。

ネメシス > 「魔法? そんなものが通用する相手じゃないのよ。
それに、これはいろんな場所でやってる取り調べよ。
そう都合よくそんな高位の魔法が使える人材をそこら中には置けないわ。」

これは後半部分においては正しかった。
バルバロ騎士団は大変が下種も集まりであり、魔法などそもそも使えるものがいない。
ネメシスもまた数々の奇跡を起こしている存在であるが、純粋な魔法は使えないのだ。

互いに肌が触れ合えば、ぬくもりを。
酷く冷えた肌に触れれば、一方的にネメシスの体温が移っていく。
体内の魔力が灯るため、過剰に冷えることはないのだが。

「我慢しなくてもいいのよ。
少なくとも私の前では素直な自分を曝け出して。」

堪えるような表情のシュティレの耳元で囁き、甘い息を吹きかける。
指の腹で胸の先を刺激し、硬く尖りだせば、むんずと乳房を握りしめて。

人外であろうことは一目見た時から気が付いていた為に、低い体温にも驚くことはなく。

すりすりと股座を擦り付けては、滲み出す愛液を亀頭や肉竿へと塗りたくる。
陰核が大きくなれば、広い鈴口でクリクリと挟んで見せる。

「そろそろ良さそう、入れるわね。」

特段、制止されるようなことがなければ。
優しく抱きかかえたまま背後より挿入する。
襞肉に肉竿を宛がい、互いに摩擦しながら、膣内を拡張していくことだろう。

長い長い肉剣は子宮口に容易くたどり着き、コツンコツンと突き上げるか。

…それにしても、彼女は孕むかしら。

ネメシスの唯一の懸念である。
元々、彼女は素質のある相手や気に入った相手を孕ませ、将来の騎士団の戦力を作り出している。
特殊な力により、大抵の相手がその場で受精し、その日のうちに赤子を産み落とさせてきた。
正し、相手の種族や体、相性などにより孕まない場合もある。
仮にそうであったとしても、結局はその尋常ならざる性欲をぶちまけるのであるが。

シュティレ > 成程、とは思えども、徐々に彼女への返答は難しくなってくる、快楽が強くなってきて、全身を這いまわる彼女の手指に、腰をくねらせて、擦り付ける刺激に、私の唇は甘く蕩ける声を零し始めてしまうのです。
私は、偽りなく女であります、だからこそ、性的に刺激されてしまうと反応してしまうのはきっと、過去の記憶の残滓か若しくは―――
思考が少しずつ白くなり始めてしまい、縮れ始めるのです。

肌に触れる彼女の肉体の温かさに、溺れ始めているのかもしれません、長い長い一人の時が多く、人のぬくもりを求めてしまって居るのかもしれません。
彼女の肉体の柔らかさ、温かさに、私は蕩けてしまって居る、それが何よりの証左なのでしょう。

「ん……ふ……ん……。それは、出来かね……ますわ。」

何時も素直で正直に生きてはいますが、曝け出すという言葉に、私は羞恥を覚えます、淑女として、慎みは必要なのです。あまり経験がない事でも、遊惰に悠然に、それが、血族の掟でもありますゆえに。
耳がくすぐったく、熱く吐き出される彼女の息に、耳が赤くなってしまい。
そして、両の乳房は彼女にずっしりという重さを感じさせつつ、更に柔らかく肌が吸い付くのでしょう、彼女の指の形に形を変える程度には大きく柔らかいのですから。

「は、あ、んんんん!!」

刺激を繰り返されて、私の肉体は反応し、蕩けて行くのが判ります、力が入らなくなるのが判ります。
そして、挿入されると同時に、声を我慢しようと食いしばるのですが、私の口の端からは、耐えきれずに唾液がトロリと零れて行くのです。
私の膣は彼女の肉棒を受け入れぎゅ、ぎゅ、と絡みつくのです、肉襞が蠢いて奥に引き込み、子宮口を叩かれて、その刺激に私はびく、びくと痙攣してしまいます。
顔が熱くなり、きっと、桜色に染まっているのでしょう。
彼女の腰が動く度に、私の膣は絞るように締め付け、そして、後ろから突き上げられる毎に肌が、臀部がもっちりと彼女の下肢を受け止めます。
トロリ、トロリ、と粘液が零れ、太ももを伝って零れていくのです。

ネメシス > 体温は低くとも、身体の構成は女性の身体そのもの。
胸は摘まむと指の形に添って歪み、適度な弾力が押し返してくる。

「そう? 今は二人きりなのだし、気持ちいいのなら幾らでも声を出していいのよ。
これは取り調べなのだし、私が貴女の全てを引き出してあげるわ。」

陶器のような首筋に、ネメシスの赤い舌が触れる。
首筋と言った性感帯をねっとりと舐り、唇を近づける。
拒まなければ、首筋に真っ赤なキスマークが残されてしまうだろう。

「あ~~、気持ちいいわ♡」

頭の中に火花が散る。
膣内に入り込んでネメシスの剛直は、生き物のように襞肉が食らいつくたびに強烈な快楽を受ける。
シュテイレの身体が震えれば、その間に肉杭はその硬い先端部分で何度となく子宮口への体当たりを続ける。
破城槌のように硬い剛直は、ボルチオの適性がある相手であれば子宮口を貫通し、子宮の内部へと直接入り込むだろう。

互いの身体が絡みついた状態で、ゆっくりと腰を上下させる。
シュティレの胸は突き上げるたびに縦に動き、細身の腹は肉棒の形に盛り上がることだろう。

トロトロの蜜が分泌されると、雌の香りに刺激され、ネメシスの腰遣いは強く、より激しくなっていく。

「どう? 貴女も気持ちいい?」

シュティレ > 私の肉体に触れる彼女の指、それに奉仕するように絡む私の乳房、先端は固くとがり、彼女の指が転がすたびに、先端から強い紫電のような痺れが全身に広がり。
快楽で興奮しているのでしょう、乳房全体がぷくり、と一回り膨らんでいるような、そんな気がします。指に吸い付いて、もっちりとした感触を与えているのでしょう。

「それは……っっぅ、……ぁ!」

ここまで来ると私も恥ずかしく思います、顔だけではなく、首迄赤くなっている気がします。舌が這わされて、舐められる度にゾクゾクとしてしまうのは、きっと。
そんな折に彼女の唇が、首筋に強い強い口づけを、私にとって、血族にとって、特別な意味でもあります。

「ゃぁあ……は!……ん!ん!」

私達血族にとって、首筋のキスは愛の証、彼女は知らずにしているのでしょうが、それでも、私は強い悦楽を覚えてしまったのです。
きゅ、きゅ、と膣を締めてぷしゃ、とはしたなく愛蜜を秘所から吐き出してしまうのです。
絶頂に達した、と言って良い様子を、私は見せてしまいます。両手を拘束されていなければ、彼女に後ろから抱きしめられてなければ、崩れ落ちていたでしょう。
幸か不幸か、彼女に後ろから抱きしめられているので、腰が砕けても倒れ伏すことが出来ません。

「ふぁ、ひ……んっ!」

背中を私は逸らし、彼女の腰使いに合わせて腰を揺らしてしまうのです。恐らく、はるか昔の記憶が、本能だったものが、そう、差せてしまうのでしょう。
背を逸らし、乳房を強調するような形、後ろから突き上げられて甘く啼いて、舌を突き出してしまいます。
今、私は雌となっているのでしょう、誰にも見せられない、はしたない表情なのでしょう。
ごつ、ごつ、と、乱暴に動く彼女の肉棒が、私の子供の袋を叩くのです、そして、それがたまらなく気持ちよく、疼くのです。

「はぁ……ん!!」

ずぶり、という音が聞こえた気がします。
何年も何年も使われていない、その場所に、彼女が入り込んだという事が判ります。
その瞬間、私は、腰を落として、食らいつくのです。

まるでそれは、屈服し、強請る様にも、見えるのでしょう。

ネメシス > あまりの気持ちよさに忘れてしまいそうになるが、これは取り調べである。
当初は正直なところ、得体のしれないシュティレの存在に警戒していたが、こうして肌を重ね合えば
多少のことで暴れたりはしないだろう。何より、彼女にただの獲物以上の興味が沸いた。

「貴女、魔族よね? この国に一人でうろついて何してるの?
この国は魔族って知れると危ない場所がたくさんあるわよ。」

首筋に口づけを、その意味も知らずに繰り返していくネメシス。
シュティレの白い肌は赤い跡が無数に刻まれていく。
足元は彼女が噴出した愛液で水たまりの様に濡れ、下腹部に生暖かい温もりが広がる。

背を逸らし、雌の顔を曝け出すシュティレと唇を重ねるネメシス。
突き出された舌を口腔で受け止め、真っ赤な舌と絡ませあう。
逸らされた胸を両の手で摘まみ、時には指先が食い込むほどに握りしめる。

コンコンと子宮口を肉棒の先でノックし、やがて。
メリメリと子宮口が軋んでは、孕み袋の中に入り込むネメシスの分身。

重心が下りてきている女体を常識外れに巨大な肉剣で受け止め、突き刺している。
そのまま、彼女を抱きしめた状態で深いストロークを繰り返す。
ゆっさゆっさとシュティレの身体が揺さぶられ、子宮の奥に肉剣がゴツゴツとした硬さを伝える。

「貴女、子は産めるの? 産めなくてもこのまま出しちゃうけどね。」

襞肉を内側から押し広げる巨大な肉剣。
それはひと際大きく膨れ上がり、血管はビクビクと脈打つ。
ネメシスの体内にある陰嚢代わりの器官が最大限に稼働し始め、種付けの時が近づいていた。

シュティレ > 彼女の質問――取り調べの言葉が、今更ながらに私に向けられました、私が、ヒトではないことは看破しているようですが、魔族と勘違いされているようです。
説明をしたいのですが―――しかし私は今、彼女に強い快楽と悦楽を注ぎ込まれていて、それは、慣れぬものであれば、返答が出来ないのです。
首筋に落ちる彼女の唇に、只々、精神的に高ぶらされて、そして、彼女の太くて硬い一物に、奥の奥まで差し込まれて、胎内をかき混ぜられてしまうのです。

故に、私が出来る返答は。

「あふ……ぁ! ん……ぁ……あ!」

只々、雌としての甘い声を上げるしかできず、キスを受けるたびに、びく、びくと、絶頂の痙攣をし続けるだけでした。
そして、彼女は其れにとどまることが無く、私の唇を犯すのです、滑る舌が絡みつき、ぴちゃぴちゃと唾液を混ぜて絡まるのです。
唇からは唾液が零れ、喘ぎ声がくぐもってしまいます、それだけではなくて、乳房をいじる指は、更に強くなりました。
耐えられません、こんな悦楽は。
然し、矜持とか、そういった言葉を放つこともできず、翻弄されてしまう私は、只々、彼女に淫らな姿を見せるだけなのです。

「ぁ!ぁ!ああああああああああああああ!!」

広げられています、そして、犯されています、奥の奥が、彼女の先端が入り込み、ぶし、ぶし、と音を立てて私は愛蜜を溢れさせます。
もう、足元が粗相をしたかのように、私の愛蜜で汚れてしまっております。
突き上げられる度に私の体は翻弄されて、乳房は揺れて、腰はくねり、彼女を誘って居るように踊るのです。
膨らむ先端、そして、その時を求めるように、私は叫ぶのでした。

きゅ、と入口が締まり、そして、強く強く膣全体が吸い上げるのです。
彼女の子種を欲するように。

ネメシス > お互いに唇が塞がってしまえば、取り調べは一度中断される。
仮に唇を離した所で、思考が蕩けた相手から詳細を聞き出すことは難しいだろう。

蛇のように柔らかく蠢く舌が、シュティレの舌に絡み合い、また口内を這い回る。
口の中から溢れ出た唾液を、殊更音を立てて啜る。
甘露でも味わっているかのように、啜った唾液を嚥下すれば、淫蕩な笑みを浮かべ、
シュティレの頬を舌でねっとりと舐め上げる。

「可愛いわね貴女。」

雌としてあられのない姿を曝け出すシュティレの顎を掴む。
このときばかりは自らのモノだと言わんばかりの表情を浮かべて。

足元が、そして肉竿が伸びているネメシスの下腹部さえも水浸しに濡れていく。
だが、それに気づくこともなくシュティレの肉体を貪っていった。

巨大な肉剣が何度とシュティレを突き上げる。
それはまるで磔刑であるかのように。

誘うように踊る体を貫き続けるネメシス。
やがて、子宮の奥不覚で巨大な肉棒が爆ぜてしまう。
ドクドクと、音が鳴るような勢いで白濁の塊を叩きつける肉剣。
鈴口から吐き出される白濁の塊は、一つ一つが一般的な男性が一晩で出すほどの量。
それが何度と吐き出され、卵管へと真っすぐ流れてゆく。
それらは卵巣に群がり、そこにあるであろう卵子へと結びついていく。
無数の精子が卵子に群がり、精液内に含まれている特殊な魔力が受精を促す。

「あ~、気持ちいいわ♡
貴女、とてつもなく女なのね。」

未だ鈴口から新たな精液を吐き出しながら、シュテレを抱きしめる。
尋常ならざる性欲のネメシスは、当然一度抱いた程度は留まることはなく。

彼女が拒まなければ、更に取り調べを続けるだろう。

シュティレ > 「ん……ん!ん……んむんん!」

唇が絡みついて、私の中を彼女の舌が蹂躙していくのです、ぬるぬるとした感触を覚え、それが口内を犯す、その感覚がとても、心地よいとも感じるのです。
そして、吸われていくのです、じゅるじゅる、じゅるじゅると、唾液が、吐息が。私はそれでも問題はありませんが、吸われるというその感覚は新しく思うのです。
唇が離れて行くと、唾液が糸のようにのびて、ぷつり、と切れて落ちます。そして、必要が無いはずなのに、私は酸素を求めてぷは、と呼吸を。
淫蕩な笑みを浮かべる彼女は、男なのか、女なのか、そのどちらでもない、妖しい美しさを見せてくれました。

「はぁ……は……っ。」

彼女の言葉にも、只々、呼吸を繰り返すのみで、濡れた瞳で私は彼女を見やるのです。顎を掴まれ顔を上げさせられるのでした。
次の瞬間には、パンと、肌を叩く音、そして、私の臀部が叩かれ、彼女の肉棒が深く深く突きこまれるのです。

「ぅあ……!ぁ……!!あつ……!!!」

舌を再度私は付きだして悦楽に喘ぎます。
濃厚な汁が、熱量が私の中を駆け巡り、ドロドロとした液体で溶かしていくのでしょう。
太くなった肉棒が、びく、びく、と私の中で蠕動し、痙攣し、熱い液体をポンプの様に吐き出します。
子宮の中に、彼女の精の塊が、溜まっていくのです、熱く、熱く、そして、張りつくのです。
女としての本能が、私の中に思い出されていくのです、彼女の肉棒を求めるように子宮は降りて深く吸い付き、強く締めあげます。

「それを、思い出させた……だけ、です……。」

しかし、残念ながら、私は、血族であり、vampire[ヴァンパイア]……人と同じ生殖機能は持ちません。
一時の悦楽、恋心の為に使う事はあっても、彼女の子を、この方法で宿すことはできません。

それを、口にする事はなく、だからこそ、彼女の取り調べと言う名の快楽が終わるまで、何度も付き合わされてしまうのでしょう。
きっと、彼女がそのことに気が付いてしまうまで。

ネメシス > 一度射精をすれば、相手が孕む相手かどうかは簡単に気づいてしまう。
何せ、子を産むことができることが相手ならば相手の意思に反して子を成し、産ませる力を持っているのだから。

「貴女、吸血鬼か何かなのね。」

冷えた体に、子を産むことのない身体、思い出したという言葉を頼りにたどり着く。
最早、子を産ませることは不可能と知っても、ネメシスの欲望は止まらない。

その後、取り調べは長く続き。
どちらかの体力が尽きるまで扉が開かれることはなかった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からシュティレさんが去りました。