2020/01/22 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中の廃鉱」にフォンさんが現れました。
■フォン > (細工物の下地の金属を手に入れに今は使われていない廃鉱へとやってきたヘラッとした表情をした男。
その手には風水盤が置かれ、その針が指し示す方向へとゆっくりと歩みを進め、廃鉱の中をどんどん奥へと進んでいて)
「ふむ……、やっぱり完全には掘り尽くされてはいないな。 まだ金の卦が残ってる」
(仙術の五行…金行を活かし、金属を探り当て、格安で素材となるものを得ている細工職人の男は
更に金の卦が強い場所を探し、獣や魔物がいてもおかしくない暗い洞窟内をまるで散歩とでも言わんばかりの軽い足取りで歩いていて)
■フォン > (男が廃鉱の中を歩いていけば風水盤の針がとある岩壁を指し示した状態で止まる)
「こっちか……坑道は左に45度くらいずれて掘ってるけど、鉱脈はこっちにあったか。
こっちの国の人も魔法という概念があるんだから分かりそうなもんだけどな……」
(男はそんな風な呟きを洩らしつつ風水盤を背嚢の中に収めれば、右手の人差し指と中指を立てさせながら
口の中で小さく何かを呟いてみせていけば、目の前の岩壁が砂に変わり、床の上に広がっていき、
目の前にはまるで磨き上げられた通路のような洞穴が着実に掘られていって)
「さて……こっちの方向に鉱脈はあるのは確定だけど、問題はどれくらい掘り進めるかだよなぁ~」
(金属の原石があるのは確定だが、その距離までは明確には分からないのがこの男の術の難点。
目的物があるのを期待しつつ、男は術を使い、崩落しないように岩壁を掘り進んでいく)
■フォン > (土行の術を使い、歩みは遅いが着実に新たな坑道を掘り進めていけば、土の卦の中から強い金の卦を感じ、
ようやっと目的物の元へと辿り着いたと感じれば男の表情にニヤリとした怪しい物が混じっていって)
「やっとだよ……これで新しい細工物が作れるな。
採掘権を放棄しているような所だからこそこっちが金を支払う事もしなくていいから、丸儲けだよな」
(やっている事は廃鉱狙いの盗掘者…といった所なのだが、これまでその事実が発覚した事はない。
なぜなら見落とされていた鉱脈で見つけられたモノはしっかりと全部男が回収しているからだ)
「ほぉ~ら、出て来いっ 岩の中に眠っていた者たちよ……煌めく姿へと変貌させてやるからよ」
(まるで独り言を洩らす怪しい者…といった姿だが、男の呼びかけに応え、岩壁からモコッモコッと金属の原石が
漏れ出すように現れて床へと落ちていくのを男は回収し始めていって)
■フォン > (岩壁の中に眠る鉱石を呼び起こして坑道へと出てきてもらう
……そんな事をしていた男の前に転がり出る鉱石の零れ出しの量が少なくなり、そしてまったく無くなれば)
「よしっ!回収終了っ!
元々金の鉱山らしかったけど、他の金属が混じっているというのもままある事だし、後は鋳金してから確認だな」
(かなりの量の鉱石を背嚢に詰めたはずだが、その背嚢の膨らみはほぼ無く、
それを軽々と男が肩に担いでみせるところを見ると質量重量無視の効果がこの背嚢に備わっているらしく
この国の魔法形態とは全く違う理論の元に作られたアーティファクトを何気なく担ぐと男は廃鉱を後にしていった)
ご案内:「九頭龍山脈 山中の廃鉱」からフォンさんが去りました。