2019/12/19 のログ
ご案内:「九頭龍山脈山中」にフィリオソリスさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈山中」にキルド・ニッヒトさんが現れました。
フィリオソリス >  
王都に向かってから数週間、それでも超特急の割増料金をさらにましましで作らせたであろう
特注のベッドの上で少女はまどろんでいた。

鉄より固いとまで言われるナムの木をさらに圧縮してつくった土台
希少なオリハルコンをコイルに、表面のキルトには魔獣の皮が使わたマットレス
これひとつで軽く屋敷が建つであろうベッドは彼女をしっかりと支え包み込んでいた。

「すぴー しゅるるる~」

と間抜けな寝息がもれる。

流石に鼻提灯は出していなかったので許してあげて欲しい。

柔らかいベッドで寝るなどと言う経験が皆無であったのだから。

キルド・ニッヒト >  
二人で生活を始めれば――色々と不自由は当然有り――

また、役割分担もだんだんと自然と出来上がり――

「フィリオソリス?」

ネているところに、やってくる――

「起きてください」

ゆさゆさ、少し、揺らして

フィリオソリス >  
「むにゃ……あと五年……」

テンプレ且つなんとなく規模の違う寝言をはきながら、もうすこしだけと子供のようにごねる

ゆさゆさとゆらされればその寝苦しさからか身をよじらせ――いつものというべきか、例のというべきか
寝返りパンチがとんできた

キルド・ニッヒト > ひょい――パンチは避ける。
もう、慣れたものである――

「――5年も寝ていたら、一緒に何もできないですよ?」

ふにふにっと頬を突きながら――

フィリオソリス >  
かわされた拳がベッドの弾力にパインとはねる

ほっぺをつつかれれば眉をひそめ

「んゃ~~~」

などと声にならぬ声を上げる

元からこんなに寝起きが悪かったのか、はたまたベッドの魔力であろうか
おそらく両方であろう

それでもしつこく頬をつつけば、口をがぱっとあけ、指を――

キルド・ニッヒト > 「やれやれ……」

肩をすくめて。
口を開けたなら――そのまま、指――ではなく――

顔を寄せて。唇を奪う――。
舌を絡めて――啜り――はしたない音を、響かせる

フィリオソリス >  
ガチン

と指のあった場所を削り取るが如く顎が閉じられる
そのままつついていたら人差し指とはしばらくさよならであったかもしれない

そしてそのまま何事もなかったかのように唇を奪われた

唇を歯肉をむさぼられ、むりやりこじ開けられ侵入されたさらに奥先で舌をなぶられる

あまり馴染みのない感触にカッと目を見開くが
思考がおいついていないのかなすすべもなくされるがままに蹂躙される

「んっ…ぷ、んぁ」

その執拗な責めに再び目は閉じられ
水音に吐息のような声が混ざった

行き場をなくした手はきゅっと閉じられ縮こまり
その腰は快感から逃れようとしているのか、ビクンビクンとちいさくのけぞっていっていた

キルド・ニッヒト >  
逃さないように、後頭部に手を潜り込ませて――
引き寄せる――そのまま、唾液を送って、くちゃくちゃと二人の口内で混ぜ合わせて――とろり……とぼたぼたと、ベットを濡らす――

そして目を開いたのを、見れば――一方的に唾液を流し込み、ゆっくりと離れて

「起きましたか?」

銀の糸が、二人の間を結んでいた

フィリオソリス >  
「ひゃ…ひゃい……主様」

肩で息をしながら答える

その頬はほのかに紅潮し、髪は薄ら輝いていた

身を起こそうとも乱れた服を直そうともせず
べとべとになったくちもとを人よりも幾分か長い舌でペロリと舐め取る

髪をかき上げる様はなんとも淫靡であった

キルド・ニッヒト > 「……? どうしました?」

最近、こういうスキンシップを求めていることに――
この間のデートのときに気づき――
また、ドラゴンは性欲が旺盛であることもまた、知っている――

「――したい、ですか?」

確認するように、一歩、詰め寄り

フィリオソリス >  
「主様はいけずじゃ」

先ほどの表情は淫猥としかいいようがなかったのに
身をよじりもじもじとするさまはまるで生娘のようであった

口元を手で隠しながらも流し目でチラチラとそちらを伺う様は
ありていにいってこう言っていた

『はやくおそってほしい』と

キルド・ニッヒト >  
「よく口にしますね、それ」

なら――おいでと、手招きして。
ぎしぃっと、ベッドの音を鳴らす――

ゆっくりと、ゆっくりと距離が近くなって――

「フィリオソリスは、気持ちが良いことが”速い”のと、”遅い”の、どちらが好みなのでしょう?」

フィリオソリス >  
そちらが近づくのと同じにこちらからも距離をつめる
それはすぐに0になり、隔てるものは薄い布のみとなる
 
「うっ、わからぬ……」

なにぶん経験自体初めてである
ふとした拍子に敏感な部分がいずこかにふれ形容しがたい気分になったことはあるが
そのときもそれ以上続けようとは思わなかった

指を舐めるような仕草もそういった知識があったわけではなく
なんとなく、本能的にやっていたにすぎない

キルドの胸に頭をあずけるようにしながら答えた

キルド・ニッヒト >  
「では――したいようにしても構いませんか?」

身を寄せた後――

確認するように――そんなことを言うくせに――

ゆっくりと、押し倒した

フィリオソリス >  
「……」

返事もないままに組み伏される

それでも一応なのか、こくりとうなずいてみせた

ベッドに散らばった髪がグラデーションがかかったかのようにキラキラと輝き
その頬は褐色の肌でもはっきりとわかるほど紅潮している

キルド・ニッヒト >  
そこから、少年は、口を開かなかった。
正しくは言葉を紡がなかった。
ただ――そう、ただ――
お互いの服をはぎ――

身体を――重ねるだけ――

「ポリネシアンセックス、というものがあるそうです」

呪文のような、それ。

「ゆっくりと時間をかけるほうが、お互いにいいかとおもいますので」

心音が聞こえるくらい密着して――

「時間をかけてする、それにしましょう」

フィリオソリス >  
抵抗もなく服を脱がされる
下着は着けていなかったのあろう
まだ途上であろう双丘が、その秘部がすぐにあらわになった

言葉に聞き慣れぬものがあったがキルドがいうのなら黙って従うだろう

自身に勝った相手を伴侶とするドラゴンの習性として
嫁ぐと同時にレイプされるということがめずらしくない
そんな世界では覚悟などできて当然、むしろ乱暴にされてもうれしいと感じる

そのような本能なのである


優しくされるにせよ、長くなぶられるにせよ喜んで受け入れるだけ――

「すきに使ってくりゃれ……」

自分に覆い被さるキルドにそっとささやいた

キルド・ニッヒト >  
脱いだ姿に――

「キレイ、ですね」

呟いて。耳元で囁く――

そんなふうに、何もすることなく――
ただ、お互いに裸で――時間を過ごす。

ただそれだけなのに。
身体が疼いてくる、熱くなる――

龍からしてみれば焦れったく、もどかしく。
すぐにでも無茶苦茶にしてほしい――

男もまたしたい――

其のよくが、どんどんどんどん、高まって、いく

フィリオソリス >  
「?」

文字通り肌を重ねるだけでそれ以上なにもしてこないキルドに、たずねないまでも疑問符が浮かぶ

期待と不安が入り交じりそれでも身体が火照っていく

どうしたのだろうと身をよじるが
それと同時に下腹部に貯まる熱が、キルドの太ももに陰部をすりつけさせていることに
彼女自身は気付いていなかった

キルド・ニッヒト > ――大体1日の経過――……

朝日が登った頃――
しっとりとした、肌に指が這う。

それだけ。決して性器に触ることはなく――

その疼きと――感覚が、研ぎ澄まされてしまう継続的な刺激――

触るような、先程のキスとは違うついばむようなキスとともに。

ただ、やんわりとした――愛撫が続く――

フィリオソリス >  
すりすりと陰部を擦り付けようとするたびにそれを咎めるようなついばむようにキスをされ
そのたびにビクンと背筋が震える

「ふっ…ふっ…」

と、浅い息を吐き身体がかってに今かと準備を始る
そのたびにシーツを濡らしていった

それでもキルドが手を出すまではとじっと耐える

ドラゴンの底なしの体力があだになってか、ただひたすらに情欲が降り積もるばかりであった

キルド・ニッヒト > 2.3日と――時間が経過して――

そして、4日目――

やっと、やっとの思いで。
そのしっとりとした、性器に、キルドの指が、沈む――

暴れること無い、ただの、浅いところへの――刺激だ……

けれど――

今までの情欲は十二分に――

そしてキルド自身も――オスを、フィリオソリスの腹に、擦る――

フィリオソリス >  
詳しい説明もないまま三日が経過した

髪は彼女の心情を映すように斑に朱に染まり
指が肌に触れるだけでビクビクと身体を震わせ、今にも限界を迎えようとしていた

それを表すように、押し黙ったままであった口を開き

「主様――もう――」

と告げ――ようとした瞬間、その見た目の割に無骨な指が蕩けきったほぞにもぐりこんだ

言葉はそのままあえぎごえにかき消され声にならない声を上げる

「あぅっ!んぁっ」

突然のそれに身体は勝手に指に肉壁を押しつけるようにぐっとのけぞり
また、キルドのそれをやんわりとおしつぶした

キルド・ニッヒト >  
ふっふ――と、行きを必死に整えるような息遣い――

我慢しているのはきっと、彼も同じで。
また、押し込んだ腹部にぬるりとしたものが塗り込まれる――
先走り――だというのに、その粘度はかなりのもので。
同時、オス臭さが龍の鼻腔から、脳を、揺さぶる――

ぐちゅぐちゅと、イジっているのに。
きゅんきゅんっとする子宮は止まらず――

もっともっとと――

フィリオソリス >  
「あっ、あっ」

指が動くたびに勝手に声がもれる。
先端がかたくとがりその声に合わせて小さく揺れていた

キルドの方を気にする余裕もなく、ただ快楽の波にもてあそばれる。
それでもキルドと『繋がっていない』のだけはわかっていて――

「ぬ、し――様、のぉ……
 おね、がいっ――」

とはじめて、はしたなくもおねだりをして見せた

キルド・ニッヒト >  
「まだ、ですよ」

4日め――日付が変わるまで挿入ができない……
そうしないければ意味がないからと
お互いに求めているのに――しない――

ただ段々と段々と、挿入以外の行為は激しいものになっていく――

フィリオソリス >  
「うっ…あっ、ううぅ――」

おねだりの羞恥と快楽に顔を真っ赤にし、涙をぼろぼろとながしながら喘ぐ

「やっ、あぅ、んんっ」

奥底まで届かぬ刺激
それでも完全にできあがってしまっている身体は否応なく反応する

キルド・ニッヒト >  
涙を舌で掬い――喘ぎ声を、口で塞ぎ――

激しい愛撫と、手淫――

そして――

5日め――……日付が変わった深夜0時――

「フィリオソリス」

名前をよんで――

「いい、ですよ」

それだけ、告げて

フィリオソリス >  
お許しが出た瞬間、
まるでおあずけを喰らっていた犬のように、
まるで今までいいようにもてあそばれ、ぐったりとしていたことが演技であったかのように

急にその身を起こすと、抗いがたい力でキルドを逆に組み伏した

「はーーーーーっ、はーーーーーーーーっ」

荒い息をしながらキルドのそそり立つそれを自らの秘部に押し当てる

「んっ……」

そして、経験がなくとも初めからそうするのだと知っていたかのように
ズッと一息に導いた

繋がったそこからは純潔の証が流れる

キルド・ニッヒト >  
――入った途端。
二人に――未知の快楽が押し寄せる――

経験のない龍が

快楽を顔に出さない少年が――

溶け合うような、ずっとずっと――達しているような。

そんな悦楽が結合している間――ずっと――

ずぶずぶっと純血を抜けてゆっくり挿れているのに――

それなのに。イクのが、止まらない――

フィリオソリス >  
「っっっっ!」
キルドの肉棒がビクンビクンと脈打つのを感じる
 
彼女もまた流し込まれる白濁に眼前がちかちかっと瞬き――
挿入たまま覆い被さるようにキルドの上にへたり込んだ