2019/09/19 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──ほう……」
夜の山中を、ランタンを携え散策していた金髪の男は、その道中で小さな山小屋を発見して足を止めた。
男は顎に手を当て思案するような仕草をしながら、その小屋をジロジロと眺め。
「ほむ……ちょうどいいから今日はココに泊まるとしようかのう」
そう言っておもむろに近づけば、一応軽くノックをした後扉を開け、中へ。
明かりの灯っていない小屋の中を、ランタンを掲げて照らして眺め回す。
中には木製のテーブルが一つに椅子が2脚。
壁沿いに設置された木製の幅広のベンチのようなものは、布団のような寝具こそないが、おそらく寝床だろう。
「──ふーむ……ちょーっと埃っぽいがたまに利用されてはいるといったところかな……ウム、上等上等」
などと満足気にウンウンと頷き、テーブルの上のホコリを軽く払うと、ランタンとバッグをその上に置く。
椅子のホコリも払ってから、ゆっくりと腰を下ろし。
「さて……寝る場所を見つけたはいいがちとまだ眠気は来ていない感。それまでどうしてようかのぅ……」
そう呟くと、なんか暇つぶしになるもんでもあったかな、とバッグをゴソゴソと漁り始める。
出入り口の扉は、男がきちんと閉めていなかったのか僅かに開いていて。
その隙間からランタンの明かりが外に漏れている。
■エレイ > 「──ぬ……俺としたことがドアを閉め忘れていた感」
風にでも揺られたか、扉の蝶番がきぃ、と音を立て、それで男も扉が開いていたのに気づく。
のそりと立ち上がり静かに扉を閉じれば、ランタンの明かりもその奥に隠れて──
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエレイさんが去りました。