2019/09/04 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカインさんが現れました。
カイン > 完全に人の気配が失せ、動物の物音だけが響き渡る山賊街道。
山道の中腹付近にあるぽっかりと明いた空地の一つで、
木陰にある岩に腰かけて涼を取りながら休憩をしている男の姿がある。

「えーと、依頼の品は魔獣のキモに肉、きのこに薬草…此処までは揃ってるな」

依頼されたの薬の材料として必要な素材の入手である。
この近辺で凡そ揃う物だけに、早朝から張り込んでの捜索の甲斐あって仕事は順調に進んでいる様子。

カイン > 「他は――ン、海水だ?ここからとなると結構遠いなあ…。
 他所で手に入れればよかろうに」

他の依頼の品を確かめるうちに見えた単語に、
思わずげんなりとした表情が目に浮かぶ。
一度王都に戻ってからにしたほうが良さそうだと考えて息を吐く。

「こっからとなると余計なことは考えず素直に買えた方がよさそうだしな」

ぼやきながらふと空を見上げると、もう夕刻近くである。
ジタバタしても始まらないと肩をすくめ。

カイン > 「さて、日も傾いてきたしそろそろ残りを片づけるか。
 こんな時期に野宿なんて考えたくもない」

食事を終えて体に力が戻るのを感じながら、
野営の後片付けを済ませればそのまま森の中へと足を踏み入れていくのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にノールさんが現れました。
ノール > 涼やかな夜の山中。足場の悪い街道がよれて続く
街道、というよりは単なる山道。曲がりくねり、見通しも悪い
その、往くも帰るも面倒そうな細道が曲がり切った先に大柄な影が立つ

「……………」

酷い猫背、地面に突きそうな長い腕に巨大な鉄塊を下げている
のっそりと、立つ姿はどちらかといえば眠そうだ
半分、閉じたような瞼のまま、犬によく似た鼻面を掲げて獲物が来ているかを確認している
がくり、と首が斜めに落ち込んだ。獲物の匂いは無かったようだ