2019/08/30 のログ
■ベルモット > 崩れ落ちた石像群の巻き上げる塵芥の中で大きく嘆息するアセナさんと、誤魔化すように笑うあたし。
結局は彼の脚力と鼻に大分助けられてしまった格好で、あたし独りだったら岩に潰されていたんだろう。
そう思うと、余り笑っても居られないのだけど、単独での遺跡探索は絶対に止めておこうと決意を新たに出来た事は、多分無駄じゃあない。
「……ま、まあまあ。結果オーライ結果オーライ。でも嗅覚が鋭いって便利でいいなあ。
もしかして香水とかも判っちゃう?」
閑話休題《それはさておき》
あたしは像を背嚢にしまい込みながらに他愛の無い話であるとか。
「…………あとアセナさん。貴方、その姿から人間になると服とかどうなるの?」
他愛の無い疑問であるとかを放り投げつつ来た道を戻ることにした。
途中で大穴を飛び越える時に、またもや背中を借りたのは言うまでもないわ。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からアセナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からベルモットさんが去りました。