2019/05/29 のログ
ご案内:「ドラゴンズネスト」にフィリオソリスさんが現れました。
ご案内:「ドラゴンズネスト」からフィリオソリスさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンズネスト」にフィリオソリスさんが現れました。
ご案内:「ドラゴンズネスト」にキルド・ニッヒトさんが現れました。
フィリオソリス > 地下深く煌々と輝くマグマの側で水切りをしてあそぶ少女が一人

遊ぶ姿は場違い甚だしいが、モンスターが跋扈するダンジョン奥深くにおいてもおびえる様子は見えない

むしろその顔は退屈だと訴えていた

「む!3回跳ねたぞ」

キルド・ニッヒト >  
「……何してるんです?」

そっと、顔を出したのは。いつもの少年だ。
前来たときと同じく、大きな袋を持って――

「……運動ですか?」

服は少しボロボロではあったが、ここに来るのはだいぶ”慣れた”のだろう。
まぁしかし、前の来訪からやはり相当な日が経っていた

フィリオソリス >  
「見てわからんか?麓のわらしどももしとる水切りじゃよ」

ダンジョンの最奥に来るものは限られる
それが何度もとなればなおさらである

顔を確認することもなく答えたのはおよそ誰だか見当がついているからだろう

岩と言った方がいいのかも知れない、頭ほどもある石をひろっては下手くそなサイドスローで溶岩に投げ入れる

粘性の高い溶岩に触れ、どちゅんという重い音を立てながら一度二度跳ねた石はそのまま溶岩の中に溶けて消えていく

「わらしどもは十も二十も跳ねておったのにのう…」

どうしてできないのか納得のいかない顔でむすっとしている
できないことがあるのがなかなか我慢出来ない性分なのであろう

激しい運動をしているにもかかわらずその額には汗の一滴もなかった

キルド・ニッヒト >  
「――水切り? あぁ……場所が悪いんじゃ?」

こんなところで水切りとは察しがつかなかったのか。
袋を置いて、近くまで――

「岩の形と、水に入れる角度が大切ですよ、それ」

フィリオソリス > 側に寄れば溶岩の熱がジリジリと額をこがすことだろう

「形と角度…こんなのかのう」

ガラガラと丸い岩をどけて持ち上げたのは平たく――そしてテーブルになりそうな大きさの岩だった

「それで今日はどうしたんじゃ?
 いよいよ挑む気になったか?」

投げづらいのか岩をつかんだまま腰を捻るようにしてふり、勢いをつけようとしている

すこしというか、かなり危ない

キルド・ニッヒト >  
「いえ、今日は言われてたものを持ってきただけです」

よっ、なんて。てごろな薄い、薄い石を投げた。
すると、ぴしゃんぴしゃんぴしゃんっとうまくはねて――

最後には、さざなみになって、何回も――

フィリオソリス >  
「何か言っていたか――む!」

目の前で何度も跳ねるのを見せつけられ俄然やる気が湧いたのか

「ふんっ!!」

渾身の力をこめて投げられた岩はその投げ方もあってか強力な回転を有し――
盛大に溶岩を飛び散らせながら彼方に見える対岸まで跳ねていった

ばらばらと舞い落ちる溶岩の中フィリオソリスはカラカラと笑う

「ふははー 本気を出せばこんなものじゃ」

むふーと自慢げにそのあまりない胸を反らせる

キルド・ニッヒト > 「――おー……」

決死の覚悟で、飛び散る溶岩を避けて……
袋を守りつつ――

「ショートケーキ。食べたいって言っていたので」

……袋の中身大丈夫かなと、今更ながらに不安になる。
慎重に運んできたはいいけれど……

「――いらないですか?」

首を傾げて

フィリオソリス >  
「い、いる…」

ショートケーキという響きに高笑いを止めるとくるりと向きを変える

尻尾が生えていたらバサバサと派手に振っているのが見えたに違いない

大事そうに抱えた袋の中身だろうと検討をつけて近づけば――
服の胸のあたりから腰に欠けて派手に穴が開いているのが見えることだろう

それもそのはずである
魔法の服でもなんでもない普通の耐久力しか持たないその服が溶岩の熱に耐えられるはずもない
降り注ぐ溶岩をあびて焼け落ちてしまったのだろう

本人は気付いた様子もなく餌が待てない犬のようにキルどの前でふらふらキョロキョロするのだった

キルド・ニッヒト >  
「――そうですか」

いらないと言われなくてよかったと、ホッとしたように見えた。
表情は変わらないけれど――

「……服、解けてますよ?」

首を傾げれば、目をそらすわけでもなく。
鉄面皮のまま、そう告げて――

「クリーム溶けちゃうと大変ですから。もう少し涼しいところに行きましょう」

フィリオソリス > 最奥の寝室であれば暑さもやわらぐだろう
それにそこには”れいぞーこ”なるものまであるのである
 
「む!?またやってしまったか…」

冷えて固まり胸に残った溶岩をパッパと払うと
綺麗になった、と慎ましやかな胸を隠すことはせず澄まし顔でついていく

退屈を紛らわせようと水切りをしていた時と比べれば一目瞭然に上機嫌であった

キルド・ニッヒト >  
「――ふぅ……やっぱあの暑さは堪えますね」

表情は全く変わらずに。
そして――そのまま、袋を置き。
いつもの机に、並べる――

型崩れはしているが――まぁ、見えるし。クリームが溶けて
逆に美味しそうなショートケーキが出てきた――

それを出してる間。股のあたりに、テントがはっているのが見える、かもしれない

フィリオソリス >  
「軟弱じゃのう」

準備を尻目に寝室の奥までいくと使い物にならなくなったワンピースをぽいっと投げ捨てる
どうみても宝箱であろう豪華な装飾の箱に頭を突っ込みお尻をふりふり
取り出せばそれは先ほどと同じワンピースであった

なにぶん衣服をすぐ破く彼女は同じような服をダース単位でもっているのである――これもまた貢ぎ物ではあるのだが……

準備が終わるころには席に戻るだろう

「ふーむ。うまそ――」

股の膨らみにピーンと直感が働く

これは、まだ何か隠しているに違いない!
飴か、はたまたビスケットであるか

「ふふふー。ズボンに何を隠しておるんじゃ~?」

ジリジリとにじり寄る

キルド・ニッヒト >  
「――普通です」

告げて、準備が終われば。ふぅっと一息つこうとしたのはつかの間。

にじり寄ってくる

「いえ、何も入ってませんよ?」

にじり下がる

フィリオソリス >  
「まぁまぁ。さぷらいずはよい。
 疾くみせい」

にこりと笑うが距離をつめる速度は緩む気配がない

前屈みになればワンピースの緩い胸元から先端がチラチラと見える

腕を掴まれれば抗いがたい力でゆっくりと押し倒されていくだろう

キルド・ニッヒト >  
「――いや、ほんとになにもな――……」

人の力で同行できるわけもなく――

「あの、体の上に乗るのは、勘弁してください」

”重みに耐えられないから”、押し倒され切る前にそう告げる

「死にます」

フィリオソリス >  
「なぁに、心得ておる」

その腕は絶妙な力加減だが巌を押すかの如く動かない

手を頭の上で組み伏せたままそのまま馬乗りになれば
ズボンの中に手を入れまさぐり――

キルド・ニッヒト >  
中を弄れば。
硬い、棒状のものに、触れる――
それは、妙に熱く――

「それ食べ物じゃないです」

フィリオソリス > ぼろん

まろび出たそれは長く、固く、暴れまくりであった

「!!」

まさしく股(間)の一物であったそれに慌てて飛び退く
それは地面に足形が残るほどの慌てようで、どこまで下がるのかといううろたえようであった

「な、ま、前に見たときはそんなに大きくなかったじゃろう!?」

親指と人差し指で挟むようにしてサイズを示す
さすがにそこまで小さくはない、と傷つくようなサイズであった

キルド・ニッヒト >  
「それはそうでしょう。あのときは、生死かかった直後じゃありませんし」

はぁっと、一つ息を吐き――

「それに、女性の裸体をしっかりと目の辺りにしたら後にもなります」

淡々と――言いながらゆっくり起き上がり――

「しまっていいですか?」

フィリオソリス >  
うろたえた割にしげしげと眺める

「んん、ああ、うん。かまわん」

はっと気付いたように応える

彼女を育てた龍達はもう勃ちもしない老人ばかりであったし
生まれてこの方そういった経験のないおとめにとって、それは初めて見た勃起であった

なにか警戒するように腰を落とす彼女は

「け、けーきをたべるぞ」

と思い出したように言うのだった

キルド・ニッヒト >  
「どうしました?」

仕舞おうとした前に、じぃっと視られたので。
ピタリと動きを止める――

太くはない――が、長い。
びくびくっと生き物のように跳ねるそれは――きっと自分の腹の先まで入るのではないかというくらいの長さで――

雄――と、雌の知識があるのなら。恐怖、もしくは違う何かを感じてもおかしくはない、モノ、だった

「――はい。どうぞ。飲み物は紅茶でいいですか?」

今度こそしまえば。お茶の準備をしようと

フィリオソリス >  
「な、なんでもない」

脈打つそれにごくり、とつばを飲み込む

なんだかこう、こいつと戦い迎撃しなければならないという感情がふつふつと浮かぶ
それは龍の本能から来るものであったが、フルフルと首を振ってそれを振り払う

「う、む。気が利くのう」

おなかのあたりがムズかゆいようなそんな感覚を覚えつつ席に着く

とろけたクリームに支えられたイチゴが、ぼとり、と皿の上に落ちた

キルド・ニッヒト >  
「そうですか」

特别、言うこともないのでそのまま紅茶の準備に。
――ふとこうしてみてみると。
背丈はあまり変わりないが、それでも。どこかおとなになったような感じがする。

初めて、ダンジョンで会ったときよりも遥かに。
それなりの肉付き、筋肉――雰囲気。口調が、変わって見えて

さっきの馬乗りがどこか鮮明に写って――

「いちご、落ちてますよ?」

紅茶を入れた後。いちごを手に取り――

前と同じように、お返しするように。
そっといちごを口に運んだ

フィリオソリス > こちらはそわそわしているのに相手ばかり妙に落ち着いているようにみえる
それがなんとなく気にくわなかった

「う、む」

とはいえ言葉も出ない彼女は差し出されたいちごをおずおずと口に含む

ぬるくなったいちごはほんのり酸っぱかった